概要
複数形はドリュアデスで、英語読みのドライアドやフランス語読みのドリアードとしても知られる、ギリシャ神話に登場する森の精霊、“ニュンペー”。
またヒンドゥー教などに登場する木の精霊も彼女たちの名を借りてこう呼ぶ事もあるとされる。
緑色の髪をした美しい女性で、彼女たちも多くのニュンペーたちと同様に長命であるが、ドリュアスたちの場合は自分たちが宿る木とが枯れると、その運命も共にする。つまりその命を閉じる事となる為、彼女たちはもちろん、ギリシャの神々も木の精霊に敬意を払うことなく木を傷付ける不届き者には容赦なく罰するとされる。
また、滅多に人前に姿を現す事はない彼女たちだが、気に入った美男子や美少年の前に姿を現して誘惑し、木の中へと引きずり込んでしまうという危険な一面を持っており、木の中と外の世界では時間の流れが異なる為、例え木の中で1日過ごしただけでも、外の世界では何十年、何百年もの時が経ってしまっているという。