中国人民解放军 People's Liberation Army
英語:People's Liberation Army
最高軍事指導機関の中国共産党中央軍事委員会の指揮下にある中国共産党の軍事部門
人民解放軍などと訳される。
- 総兵力224万人、予備役約50万人、他に人民武装警察66万人(2007年)。
1980年代から1990年代にかけて、軍事力の質的向上のため大幅な兵力削減と軍近代化が行われた。
1927年8月1日の南昌起義を建軍記念日とし、軍の徽章には紅星に「八一」の字が、軍旗は紅地に黄色で星と「八一」の字があしらわれている。軍区司令官級の将軍は、原則的に中国共産党中央軍事委員会の中央委員または中央委員候補の地位にある。
中国政府は湾岸戦争、アフガニスタン戦争、イラク戦争などでのアメリカ合衆国軍による軍事的成果に影響されて、近年は軍事兵器や軍事システムや戦闘スタイルの革新に力を入れ、通常兵器による軍事力も強力になりつつある。ロシアの専門家によれば2015年頃には第5世代戦闘機が配備されるのではないかと指摘している。
ロシアの兵器輸出企業の重役によれば中国はインドとは違い陸上兵器の近代化が進んでいるため、陸上兵器は地対空ミサイル以外はほとんど輸入してくれないと語っている。
新式装備の絶対数は多く、Su-27/Su-30MKKシリーズは300機以上ある。
これは日本や韓国のF-15保有機数を凌駕している。また、空軍兵器の取引においては完成した機体を購入する時代は終わり、エンジンやレーダーなどのような装備単位で買う段階になったと言われている。
その象徴がJ-10である。
特殊部隊の育成も進んでおり、最近では世界最難関である(世界中の優秀な特殊部隊員が参加しほとんどが脱落する)Army international Bootcampの合格者も輩出している(瀋陽軍区所属の将校)。
経済成長を続ける中国において公務員である軍隊への就職は減っているため、政府は軍人に日常生活において映画館、バス代の免除、文房具の優先的購入などの様々な特権を与えている。