概要
原語では「Look at me」であり、松岡訳では「僕を……見て……くれ……」となっている。
セブルス・スネイプの最後のセリフであり、作中でも屈指の名シーンである。
原語版と日本語訳の違い
Look at meは、一般的には「こちらを見ろ」である。つまり、ハリーの緑の眼(リリーと同じ瞳)をこちら(自分の方に)に向けろ、というスネイプの願いのセリフとする解釈が普通である。
松岡氏は更に踏み込んで、「僕を見てくれ」と訳した。松岡版ではスネイプの一人称は通常「我輩」であり、少年時代は「僕」。このため、今際の際にリリー共に過ごした少年時代に心が戻ったような解釈が込められた和訳となっている。
元々松岡訳は賛否両論(原語派からは否の方が多い)ため、この訳し方も「訳者の解釈を勝手に付け加えた」非難されることもあるが、評価する声も多い。
原作と映画版の違い
映画でも「Look at me」だが、その前に「リリーと同じ目だ」とスネイプが自分から語っており、かなり分かりやすくなっている。