概要
2002年11月に角川春樹事務所から単行本、2006年5月に同社からハルキ文庫版が出版された。単行本・文庫本表紙イラストは共にイラストレーターの「D.K」。第3回小松左京賞受賞作である。
あらすじ
履修単位を落とし、卒業が危ぶまれる大学生・綿貫(わたぬき)は、受講ゼミの教授からとある「お願い」をされてしまう。そのお願いとは、天才と謳われた不登校の少女・穂瑞沙羅華(ほみず さらか)をゼミに参加させて欲しいというものだった。説得は無理かと思われたが、ひょんなことから生まれた疑問「宇宙は人間に作れるのか?」を投げかけたところ、彼女はゼミに姿を現した。そして綿貫は、彼女と共に宇宙が人間に作れることをゼミで証明する羽目になってしまう。
実写映画
2008年に角川春樹事務所製作、東映配給で公開された。監督三池崇史、ヒロイン・穂瑞沙羅華を谷村美月、主人公・綿貫基一を市原隼人が演じた。