概要
インダストリアルデザインとは、自動車やオーディオ機器、家電、食器……などなどあらゆる工業製品のデザインのこと。
性能を損ねることがなく(或いはより優秀な性能を発揮できるよう)、つまり機能性と、消費者の印象に残るデザイン、つまり見た目の良さで選ばれる意匠であることを両立させる必要があるため、芸術分野と工学分野、マーケティング分野などのさまざまな知識が必要となる。
日本ではデザインという言葉の意味を「視覚的な審美性」という概念のみでとらえられているが、本来「デザイン」という言葉は「設計」という意味も含んでおり、日本語における概念よりも幅広い概念を含んでいる。その考え方に則れば、上記にもあるように視覚性と機能性を両立させることこそが「優れたデザイン」の懸案であり、「見た目はいいがすぐに壊れてしまう」「見た目はいいが使いにくい」という代物では本質的には良いデザインとは言えない。
デザインに特化しすぎて失敗したものは「デザインの失敗」とよばれる。
逆に、日本製品は品質が良くてもデザインが悪いとよく言われる(このイメージに関しては日本を代表する工業メーカーの影響が大きい)。テプラと創英角ポップ体を乱用する一般大衆と、欧州出羽守で独創性の乏しいデザイナー達という板挟みにより、日本らしいデザインの手法論が確立していないというところがある。
Pixivでは、習作であったり架空の自動車、インテリアのデザインなどの作品が多い。