概要
ヒューマンバグ大学に登場する架空の極道組織。
現時点では名前だけの登場であるが、これは跡目争いによる内部抗争の影響で組ごと崩壊してしまったため、現在は存在しない組織だからである。
なお、前述した内部抗争とは、おそらく次期組長になる予定だった大村の襲撃をきっかけとしたものであろう。もともと資金難で苦しんでいたのに、そのうえ内部抗争まで勃発してしまったために、組自体は1年も持たず解散に追い込まれてしまった。
とはいえ、徳島組出身者の中には、後に組長クラスにまで登り詰めた者もいることから、組織自体が消滅してもなお、かなりの影響力を持っているものと思われる。また、福留などのように強力な武闘派極道が多く在籍していたものと考えられる。
元構成員
以下のキャラクター紹介において、名前の後ろに×とついている人物は2022年1月23日時点で故人、それ以外は存命或いは生死不明。
内部抗争の犠牲者
- 大村 ×
後述する天羽、福留、伊賀の兄貴分に当たる人物。絵に描いたような「任侠」で、天羽たちをはじめ、多くの組員から人望があった。それゆえ順調に出世を重ねることができ、ついに徳島組の次期組長というところまでたどり着いたが、組長襲名式の途中で別の派閥の組員に襲撃され、そのまま命を落としてしまう。
とはいえ、彼が天羽たちに与えた影響は大きく、少なくとも移籍先で順調に出世を重ねた天羽および伊賀は今でも以下に示した彼の思想をしっかりと引き継いでいる。また、途中で刑務所送りにされてしまったために極道の世界で没落してしまった福留も、少なからず彼の影響は受けている模様。
「俺達は男を上げる為に渡世にいる。金を稼ぐだけなら他の仕事でいい」
「シノギは大切だが、弱い奴を踏みつけて稼いじゃダメだ」
- 尾西 ×
組長襲名式に乱入し、大村を襲撃・殺害した犯人。大村を襲撃した直後に天羽と福留によって刺し殺されることになる。どうやら、彼が所属していた派閥は、大村の人望の厚さにかねてから嫉妬しており、大村が組長を襲名することに強い不快感を抱いていた模様。
田頭組(現天羽組)に移籍した構成員
- 天羽
天羽組の組長。他の組員達からは「親っさん」または「親父」と呼ばれている。見た目は60代と推定される坊主頭に着物姿の男性で、四肢にかけて龍の刺青を入れている。極道の世界では無駄な争いを好まない穏健派として知られている。普段は沈着冷静な性格で、有事の際にも落ち着いて的確な指示を下し、「狂人」「殺戮集団」と呼ばれる武闘派の組員達からも信頼されている。
詳細は親っさんの項を参照。
- 福留 ×
天羽組の組長・天羽のかつての同僚。長ドスで人間を家畜の様に解体出来る狂人だったが、何らかのヘマを犯して警察に捕まってしまい、38年間も刑務所に服役していた。年老いて出所した後、自分が所属していた徳島組の解散を知り、どこにも行き場がなく途方に暮れていたところ、かつての同僚である天羽と再会。天羽の情けで、彼の組である天羽組の世話になる事となった。
詳細は「福留(ヒューマンバグ大学)」の項を参照。
京極組に移籍した構成員
- 日下
京極組の現組長。だが、組長としての職務も責任も完全に放棄しており、シノギの金を勝手に使っては遊興や道楽にふけっているため、実態としては若頭の名無に全ての責任を擦り付けているただのお飾り組長である。にもかかわらず、都合の良い時だけ出てきては組長の権限を好き勝手に振りかざすという横暴な暴君という一面も見せている。それゆえ、良識派の組員達からは全く慕われておらず、外道の組員達からも完全に舐められている模様。
なお、彼は組長就任以前から組内でも素行が悪い構成員と見なされていたようであり、しかも先代の組長は彼と正反対に任侠を重んじる良識派の人物であったことから、なぜ彼のような外道が先代の後を継いで組長に選ばれたのかと不思議に思う組員や視聴者も少なくない。
ちなみに当時徳島組の構成員でありながらも2022年1月30日の動画では大村の組長襲名式にも参加していなかった事から、彼も大村が組長になる事を快く思っていなかったと思われ、素行の悪さは徳島組に居た頃からだったものと推測される。
詳細は京極組の「外道に等しい構成員」の項を参照。
飛龍連合会に移籍した構成員
- 伊賀
現在、飛龍連合会の最高顧問を務めている初老の男性。徳島組在籍時は天羽(および福留)の弟分だったらしく、徳島組解散後も天羽とは良好な関係を築いている。
2022年1月29日の動画では、飛龍連合会の襲名式で天羽と再会するも、襲名式終盤で次期組長が対立している派閥のヒットマンに襲撃され、参列していた天羽・小峠もその流れ弾を食らってしまうという事件が発生する。この事件を受け、彼は天羽・小峠を内部抗争に巻き込んでしまったことに対するケジメをつけるために、内部抗争の主犯格を殺害、その後、天羽・小峠の病室を訪れ、彼らに土下座をし、塩漬けにした主犯格の生首を彼らに見せた上で、持参した出刃包丁で自身の腹を掻っ捌き、自決を試みた。どうやら、兄貴分だった大村を護れなかったことをずっと引きずっていた模様である。幸いにも彼が自決を試みた場所が病院だったため九死に一生を得ることができたが、腹の傷は急所を正確に抉っていたため、病院以外であればまず助からなかっただろうとの事らしい。なお、上記の事件で負傷した次期組長も幸い一命を取り留めたとの事。