概要
漫画『鋼の錬金術師』の日本における実写映画。
解説
ミロ星でハガレンのシリーズ展開が一段落してから、実に6年後に公開された初の実写化作品。
物語はほぼ完全なオリジナルであり、全体の流れを大まかに言えば原作の第一話のリオールの話から、ホムンクルス・ラストを倒す辺りまでの話を、多数改変して短縮したエピソードである。その為に、全体的な物語や設定の改変も多く、各キャラクターの設定も一部変更されている。
賛否(主に否)
演者と原作キャラのミスマッチ感や、各エピソードや設定の変更による突っ込みどころの続出、また一部の演者の演技の酷さ(特に批判を集めたのがウィンリィ役の本田翼)などから、人気漫画実写化作品としては久々に現れた地雷として、原作ファンからは烈火の如く叩かれて一部炎上した。
ストーリーは行き当たりばったりかつ継ぎ接ぎな部分も多いので、原作未読勢が初見で話に着いていくのは難しく(原作ファンですら一部置いてけぼりにされる程である)、その為に純粋に一本の映画作品として見に来た映画ファンからも批判が続出した。
ただし、一部演者のファンからは好意的な意見も寄せられており、特にグラトニー役の内山信二氏と、エンヴィー役の本郷奏多氏については、原作ファンからも評価は高い。
最終的には映芸の季刊誌「映画芸術」にて、2017年の日本映画ワースト10の第5位に選ばれてしまった。
完結編
原作20周年記念プロジェクトのひとつとして2022年初夏に続編が完結編として二部作で公開されることになった。前編『復讐者スカー』が5月20日、後編『最後の錬成』が6月24日に上映予定。