概要
久世しずか、雲母坂まりなのクラスメイト。学校では優等生で、いじめられているしずかちゃんを唯一気にかけている少年。家は「あずまクリニック」を経営しており、医者の母親・高校生の兄潤也と暮らす。
当初はクラスメイトから「東くん」、母親からは「キミ」としか呼ばれていなかったが、第10話でフルネームが明らかになった。
外見
黒髪短髪に眼鏡をかけた少年。トレードマークでもある眼鏡は母親が眼鏡スーパーで買ったもので度が合っておらず、作中では外すことも多い。
性格
真面目で勤勉なことから学校での成績も優秀。しかし、母親から常に満点を取っていた兄の潤也と比べられており、自分を「まじめでバカ」と卑下することもあった。兄のように母の期待に応えられない劣等感を抱え、「完璧」なことにこだわる一面も見られる。
しずかちゃんがいじめられていることを気にかけていたのも、彼女がどこか母親に似ていることや、完璧でいるならいじめ問題も解決できるはずだと使命感に捉われていたことがきっかけだった。
関連人物
謎の宇宙人。自身の状況を呑み込めていないような発言にイラついて高圧的な態度を取ることも多い。ハッピー道具も楽しむというより利用するためだけに使っている。
- しずかちゃん(久世しずか)
クラスメイトで自身が気にかけている女の子。ある現場を目撃した当初は彼女の言動を「いやおかしいだろ」と叱責したものの、ふとした一言から協力的に。話が進むとあらゆる手練手管で更に惹かれていき…。
彼女に陥落した時の表情では目にハートがあり、顔も赤らんでいる。
- まりなちゃん(雲母坂まりな)
クラスメイトでいじめの主犯格。2016年では直接的な関わりは持っていなかったものの、2020年にお互い高校生で再会すると…。
- 母親
医者。黒髪を一つにまとめた女性。本名は不明。兄の潤也は要領が良く常に完璧だったためか、直樹に対しても満点を取ったらご褒美のパンケーキを与える(そうでなければ没収)などの同じ教育方針をとる。
しかし、直樹が満点を取れないことを「お兄ちゃんは出来たのになぁ」と吐露したり、実の息子を常に「キミ」と呼んだり、医師の仕事をしているにも関わらず視力検査もせずに眼鏡スーパーで買った眼鏡(3000円)を与えるなど、様々な問題点が出てしまっていた。
後に潤也のフォローで直樹同様に「不器用な努力家」という一面が明かされたものの、読者の中には納得できていない者もいる様子。
実の兄で高校生。髪を染めており明るく砕けた性格。幼い頃から優秀で、作中の描写から見るにクラスメイトからも慕われる存在(さらに彼女持ち)。以前はお兄ちゃんと呼ばれていたようだが、今は「潤也」と呼び捨てされている。作品の性質上として陰鬱な展開や身勝手な毒親の描写が続いていく中で、話が進むごとにその人格者ぶりを発揮していく。
このことから読者からの人気も高く、「真のハッピー星人」、「ハッピー聖人」などと呼ばれることも。
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以下、最終話のネタバレ
これまでのタイムリープではしずかちゃんに自首をお願いされる・高校生編ではまりなちゃんと付き合うもしずかちゃんにNTR…など散々な目に遭っていたが、16話では最初から彼女に関わらない選択肢を取った。
というのも、おそらくしずかちゃんやまりなちゃんと同様にタコピーに関する記憶が若干残っていたことで兄の潤也と喧嘩し、自分の殻を破ることができたからだと思われる。そのおかげか他のクラスメイトともゲームを通じて親しくなり、「直樹」と下の名前で呼ばれるようになる。
だが、見て見ぬふりが彼にとって正しい道だったという展開に複雑な気持ちを感じる人も少なくなかった。