概要
原作『東方香霖堂』において、博麗霊夢は霧雨魔理沙と共に準主役の扱いで登場。かなりの頻度で香霖堂を訪れるが、店の商品を勝手に持って行く、お茶やお茶請けを(大抵は隠してある上物を勘で探し当てて)勝手に頂く、自分専用の湯飲みを勝手に店に置く…等々、その暴挙は枚挙に暇がない。
また、彼女の身に着けている独特の巫女服やお払い棒などの退魔道具は霖之助の製作だが、これらの製作費も「ツケ」と称して支払っていない。加えて、巫女服の修繕中に霖之助の服を勝手に着るなど、霖之助をして「いつも勝手」と言わしめるほど傍若無人な振る舞いをする。
とはいえ、霊夢は霖之助の生活について心配したり、香霖堂近辺で異変と思しき事態が発生するといの一番に駆け付けたりといった行動も取る上、霖之助に信仰を得る手段の相談をしたり、霖之助の能力を頼って道具探しをしたりするなど、彼への信頼は厚いことが見て取れる。
霖之助の薀蓄もよく聞く方で、逆に自分の方が理解が深いこと(酒の醸造の話、運に関するメカニズム等)に関しては霖之助をも唸らせる知識を披露したりする。因みに、霊夢は他人を呼び捨てもしくは「あんた」呼ばわりすることが多い中で、彼のことは「霖之助さん」と呼ぶ。
霖之助の方も、文句を言いながらも邪険に扱うことなく霊夢のオーダーには応えてやっており、年長者として彼女を見守る保護者のようなスタンスを取っている。
これらの関係性から、二次創作では霊夢が霖之助に妹のように甘えるパターンや、自然に夫婦のようなやり取りを繰り広げるパターンのイラストが多い。たまに、何物にも囚われない霊夢がフリーダム過ぎる言動で霖之助を引っかき回す様子も見られる。