ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

北神カールマン三世アレクサンダー・ライバックです

概要

七大列強第七位「北神」を継承する人族と魔族の混血児(四分の一が不死魔族)。

父親は大英雄アレックス・カールマン・ライバックであり、彼から三代目「北神」の称号を受け継いで以降、父を超える英雄になるべく冒険者として世界中で活動している。

その冒険者ランクは驚異のSSと、実力だけ見れば生きる伝説。

本編では最終決戦に挑むルーデウスらの前に登場して、龍神陣営と衝突する。

容姿

幼さの残る黒髪の少年。

なお、彼の年齢は少なく見積もっても四十歳以上なので、この外見は不死魔族の血によるものだと考えられる。

しかし年齢と外見が釣り合っていない以外に不死魔族の身体的特徴は見受けれられない。

人物像

君程度の雑魚でも、強者同士が話している間、少し待つ事ぐらいはできるでしょう?

外見同様に精神年齢も実年齢より遥かに幼い。

ルーデウスからは「モラルの欠如した力を持つ子供」と称されるように、絶賛重い病に疾患中。この部分は若い頃の父親と似ている。

けれども、彼の父親が壮大な英雄願望を抱いてもそれに見合う人格者であったのに対し、此方はそういった倫理観や謙虚さといったものを持ち合わせていない。

彼の中では父を超える英雄になることが最優先されており、そのためにはあらゆる手段を取る。いわゆる「不特定多数からの称賛」を重視し、それが英雄としての指標だと勘違いしている模様。

スペルド族は悪魔として有名だ。それを滅ぼしたとなれば、僕の名前は未来永劫、英雄として語り継がれる

実際に彼の英雄像を示す行動として、自らの目で邪悪ではないと確認したスペルド族を皆殺しにしようとしたことが挙げられる。この暴言にはシャンドルも絶句しており、アレクサンダーをよく知る彼にも想定外の言葉だったようだ。

ただし彼がこのような性格になってしまっている背景には、父親であるカールマン二世が突然姿を消してしまった過去や、そもそも親族が皆伝説に名を残すような大物揃いという重圧があったとも考えられ、一概に彼に根っこからの悪人というわけではない。

戦闘能力

北神流の頂点に立つ「北神」なだけはあり、純粋な戦闘能力は七大列強の座に恥じぬ領域に到達している。

しかしあくまでも剣での戦いを重視しており、忍者じみた戦闘技法を持つオーベールをはじめとする北神流奇抜派や、剣ではなく棒を操るシャンドルに対して侮蔑の言葉を吐いている。それゆえに搦め手に関しての警戒が薄く、作中ではあっさりと罠に引っかかる描写が存在する。こうした描写を見るに、地力は高いもののそれと比べて戦略眼に劣る様子。これは祖母であるアトーフェと共通する弱点である。

ただし搦め手を挟む余地のない真っ向勝負では、所有する魔剣の効果も相まって七大列強下位の中でも一線を画す強さを誇る。作中ではルーデウス、エリス、ルイジェルドに神級一人を加えた四名と互角以上に渡り合った。

装備

  • 王竜剣カジャクト

魔界の名工ユリアン・ハリスコが鍛え上げたあらゆる武具の頂点に立つ世界最強の剣。

その材料にはカールマン二世が討伐した王竜王カジャクトの遺骸が使用されており、かの竜が使用した重力魔術を行使する力を所有者に与える。具体的には攻撃・防御共に重力操作による補助を受けると同時に、三次元的な機動を可能とする。

また周囲の重力を操作することで敵対者を空中に捕らえることも可能。

使用技

  • 重力破断

「右手に剣を」

「左手に剣を」

「両の腕で齎さん、有りと有る命を失わせ、一意の死を齎さん」

北神流奥義。中二病全開の口上と共に両手で王竜剣を握り大上段から振り下ろす技。対象者は重力操作の効果によって強制的に宙に浮かせられ、満足に身動きできない状態で周囲一帯と共に衝撃で吹き飛ばされる。

作中の動向

以下ネタバレ注意

ビヘイリル王国における最終決戦において実の父親であるシャンドル――アレックス・カールマン・ライバックと対峙。龍神オルステッドを倒しスペルド族を全滅させることで父親を超えることを宣言するも、呆れ顔で諭され戦闘に突した。ルーデウスの援護を受ける父親を相手に装備の差から戦いを有利に展開するが、途中からエリスとルイジュエルドが加わった相手方に苦戦を強いられる。そしてアトーフェが龍神陣営の援軍として到着したことが決定打となって一行に敗北。逃亡するさなかにルーデウスと共に地竜の谷へ落ち、そこで一対一の決闘となる。

……俺は龍神配下、『泥沼』のルーデウス・グレイラット

!我が名は『北神』アレクサンダー・カールマン・ライバック!

片手片足が使えないとはいえまさかルーデウスに負けるとは思っていなかったが、魔術師であるのに接近してきた彼に岩砲弾の連射を叩きこまれ肉塊と化し、七大列強第七位の座を失った。

が、不死魔族の再生能力により復活。谷底へ投げ込まれた闘神鎧と王竜剣を装備して疲弊したルーデウスたちを薙ぎ払い、スペルド族の集落へと向かう。

そこで現れたオルステッドと交戦するも、神刀を抜いて本気となった龍神には指一本たりとも触れることが出来ないまま叩きのめされ、心を折られる。

戦いの後は謙虚な性格となり、真の英雄を目指すべくオルステッドの配下として行動するようになった。