プリンタニア・ニッポン

ぷりんたにあにっぽん

出版社『イースト・プレス』が運営するWebメディア『マトグロッソ』にて連載中の漫画作品。または、同作品に登場する架空の新種生物を指す。

もちもち生き物×がちがち世界観

『生体プリンターから出力された生き物と暮らし始めました』 一巻帯文

概要

2019年1月10日から出版社『イースト・プレス』が運営するWebメディア『マトグロッソ』にて連載中のショート漫画。著者は迷子。既刊2巻。『次にくる漫画大賞2020』Web漫画部門では13位にランクインしている。

いつかどこかの未来。ある日、佐藤の目の前に生体プリンターから出力されたのは、もっちりとした不思議な生き物。『プリンタニア・ニッポン』として新種登録された「それ」は佐藤と暮らすことに。SF（すこしふしぎ）な日常譚。

地形設計士の青年。すあま・そらまめの飼育者。ローテンション気味だが、最近事故に巻き込まれがちでそうも言ってられない。

プリンタニア・ニッポン。柴犬を作ろうと佐藤が操作した生体プリンターから出力された個体。小型犬ほどの大きさで白い。のんびりな性格で佐藤が大好き。

プリンタニア・ニッポン。エラーによりすあまの出力後に再出力された個体。原料の不足から出力サイズの縮小と表面色の変更があり、手のひらサイズ緑色の個体となった。元気で食欲旺盛。

通称コンサル。人類のより良い生活と種族進化促進・改善のために配備されているAIのような存在で、nn266e38は佐藤の専任。昔から手のかからない佐藤の担当であったため、ゆったりとした雰囲気を持つが融通が効かないところがある。

佐藤の友人であるジャンク屋の青年。プリンタニアの移動補助具となるホバーボードやコンサルの物理ボディなど、さまざまなガジェットを作成している。楽しいことが大好きでやや落ち着きがない。すあまに構いたいが、すあまからは毎度抵抗されている。

佐藤の住む棟に越してきた青年。もとは開拓業務に従事していたが、残兵から同僚を庇い左腕を失って特進となった。棟内の運動施設で佐藤とすあまに出会い友人となる。何かと不器用でネガティブなところがあり、無理をして自滅しがち。

ニューチノー社工場跡地に評議会から配属された獣医。プリンタニアの健康管理や治療に携わる。

採掘人。もなか・メレンゲの飼育者。回顧祭で佐藤たちと出会い、壁外作業での護衛を担当した。友人登録義務を免除されているほどの話下手。

プリンタニア・ニッポン。ラクダを作ろうと向井が操作した生体プリンターから出力された個体。長毛種と設定し出力されたため、大きな体で全身を毛に覆われている。

大型の猫科動物(おそらくクロヒョウ)。向井がもなかを作るより随分前に作った個体。残兵を壊すのが得意。