概要
韓国の教育出版社『아이세움』(アイセウム)が発刊した一大学習漫画シリーズ。原題は『살아남기』(サラナムギ=生き残る)で、日本では2008年2月より朝日新聞出版から『かがくるBOOK 科学漫画サバイバルシリーズ』として刊行されている。
全編オールカラーで描かれた学習マンガで、発行部数は全世界累計3000万部を突破している人気作。原作担当と作画担当が分かれており基本2、3巻区切りのシリーズごとにキャストが変わる。
但し『微生物のサバイバル』以降からは、作画を韓国の漫画家「韓賢東(ハンヒョンドン)」氏が一貫で担当しているため、主要な登場人物は変わらない。2023年には「昆虫世界のサバイバル」などの改訂版が新しく漫画を描き直して出版された。
基本設定
主人公である少年たちが、災害、事件などに巻き込まれるが、それぞれの卓越したサバイバルスキルによってこれらを切り抜ける。主に現実世界で展開されるが、話によってはパラレルワールド(と思われる)に飛ばされることもある。
登場人物
代表例として、韓賢東(ハンヒョンドン)氏が描くシリーズとアニメに登場する改訂版、オリジナルの登場人物を紹介する。
ジオ
(CV:松田颯水)
本作の主人公の一人で、明るく友達想いな少年。お調子者(例・自分のことをサバイバルキングと自称する、後述のピピが自分の国に来る事を知ると自分のことを好きになったと思い込むなど)だが、ピンチに陥るととんでもないリーダーシップを発揮する。いわゆる王道系主人公。
小学生であるにもかかわらず、普段から冒険家のようにサバイバルグッズを常備していることが多い。また身体能力も高い(体育の成績が5)。
ボケ兼ツッコミ担当
ピピ
(CV:潘めぐみ)
ジオ達がジャングル探検をしている際に出会った原住民の女の子。赤髪で体が汚れていても基本的に気にせず、臭い匂いも平気。ジオと出会ってからキムチが好物になった。見た目は可愛く性格も乙女だが、大の風呂嫌い。先述の汚れを気にしない性格も相まってとんでもなく不潔。本作におけるトラブルメーカーの一人。
ボケ担当
ケイ
(CV:石田彰)
金髪で潔癖症の医大生。そのためピピのことをあまりよく思っていないが、時々気遣ってあげている。医大生のため医療知識に長けており、サバイバルにおける応急処置、病気の判断に優れている反面、血液恐怖症である。
ツッコミ担当。
ノウ博士
(CV:岩崎ひろし)
肥満体質の初老の博士。甘いもの好き。研究者ではあるがさまざまな(オーバーテクノロジー)マシンを開発するメカニックでもある。ちなみにケイは後々彼の助手になる。
ダイヤ
(CV:小松未可子)
サバイバルの天才。元気いっぱいで怪力持ち主。ふだんはおだてに弱いお調子者だが、弟思いでやさしい一面もある。好奇心旺盛で、何か起きてもあきらめずに立ち向かっていく。
マーレ
(CV:内山夕実)
ダイヤの同級生。手先が器用でピンチにも冷静。サバイバルに必要な武器をサッと作ってくれて頼りになる。何かとダイヤと振り合うが、基本的には仲がいい。
キュリ
(CV:釘宮理恵)
ダイヤの弟。
身体が小さくて体力ではダイヤとマーレにかなわないし、弱虫なところもあるが、豊富な知識とそれに墓づく分析で二人を助けてくれる。
クオ博士
(CV:日笠陽子)
マーレの親戚で量子科学の研究者。様々な研究をしていてユニークな発明品を作るが、おっちょこちょいな面もあり、失敗することもしばしばある。
ケンジ
(CV:堀江瞬)
ドンギョン
(CV:松岡美里)
ミキ
(CV:大西沙織)
クムボ
(CV:こぶしのぶゆき)
ジュール
(CV:???)
アニメ
2019年3月にアニメーションPVが公開され、その後劇場版アニメの制作が決定。2020年に『人体のサバイバル!』、2021年に『深海のサバイバル!』が上映された。
その後、TVアニメ「科学×冒険サバイバル!」のタイトルで、2024年10月5日よりNHKEテレ系にて土曜夕方6時25分より放送中。
スタッフ
主題歌
オープニングテーマ
- 「ネバネバ」
作詞:MORISAKI WIN 作曲・編曲:KOSEN
エンディングテーマ
- 「survival dAnce」
歌:ジオ(松田颯水)×ダイヤ(小松未可子)
作詞・作曲:小室哲哉 編曲:大竹智之
関連動画
関連タグ
戦国時代のサバイバル:スピンオフ作品。
Dr.STONE:科学知識を以って困難に立ち向かうことが共通点の漫画。完結後に作者は『人体レスキュー探検隊』を描いている。
살아남기:本作のハングル表記タグ。