概要
西海岸のデルマーで行われた2021年のブリーダーズカップ。この年の牝馬レース・ディスタフはレトルースカ・マラサート・シーデアズザデヴィル・アズタイムゴーズバイなど国内の精鋭ぞろいになった。ここに唯一の外国馬として、日本からマルシュロレーヌがO.マーフィー騎手で参戦することになった。
欧州からはマーフィー騎手の他にデットーリ騎手が地元のブルーストライプを担当することとなった。
出走馬
米国は日本と同じくゲート番をそのまま馬番とする。
ゲート番 | 馬 | 年齢 | 騎手 |
---|---|---|---|
1 | プライベートミッション | 3 | F.プラ |
2 | ロイヤルフラッグ | 5 | J.ロザリオ |
3 | マラサート | 3 | J.ヴェラスケス |
4 | ブルーストライプ | 4 | L.デットーリ |
5 | クレリエール | 3 | R.サンタナJr. |
6 | レトルースカ | 5 | I.オルティスJr. |
7 | ホロロジスト | 5 | J.アルバラード |
8 | シーデアズザデヴィル | 4 | F.ジェルー |
9 | アズタイムゴーズバイ | 4 | L.サエス |
10 | マルシュロレーヌ(JPN) | 5 | O.マーフィー |
11 | ダンバーロード | 5 | J.オルティス |
展開・結果
まず最内枠のプライベートミッションがハナを奪い、1番人気レトルースカが2番手、アズタイムゴーズバイ、シーデアズザデヴィルという形で縦長の展開に。位置取り争いで400m21秒99、800m44秒97という驚異的なハイペースとなり、プライベートミッションとレトルースカら逃げ先行勢は早々に一杯になって後退、今度は後方待機していたマルシュロレーヌとマラサートがまくって上がってきてマルシュロレーヌが先頭に立ち、内から叩き合いながら伸びてきたダンバーロードの追撃をハナ差振り切ってゴール。国内の牝馬限定重賞4勝の実績を持ちながらも、先にフィリー&メアターフを制したラヴズオンリーユーの帯同馬の扱いをされ9番人気(単勝50.9倍)の伏兵扱いだったマルシュロレーヌが、きつい前傾ラップの消耗戦を制して米国ダート牝馬の頂点に立ったのだ。
上位人気は2番人気マラサートが何とか3着に入ったものの、1番人気レトルースカは失速してブービー10着の大惨敗となった。
この勝利がフロックでないことは、翌年の中東遠征で大挙出走した馬たちが示していくことになる。
着順 | 馬番 | 馬 | 人気 | 着差 |
---|---|---|---|---|
1 | 10 | マルシュロレーヌ(JPN) | 9 | |
2 | 11 | ダンバーロード | 7 | ハナ |
3 | 3 | マラサート | 2 | 1/2 |
4 | 5 | クレリエール | 5 | アタマ |
5 | 2 | ロイヤルフラッグ | 3 | 1/2 |
6 | 8 | シーデアズザデヴィル | 4 | 5 |
7 | 4 | ブルーストライプ | 10 | 大差 |
8 | 9 | アズタイムゴーズバイ | 8 | ハナ |
9 | 7 | ホロロジスト | 11 | 大差 |
10 | 6 | レトルースカ | 1 | 2 |
11 | 1 | プライベートミッション | 6 | 5 |
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