赤ゆ
ゆっくりぎゃくたいのしんぼる
ゆっくりが赤ん坊を産む設定の始まり
まず前提としてゆっくり虐待の始まりは2000年代したらばにあった「東方シリーズ版(現在は閉鎖されている)」の「東方キャラをいじめるスレ」にて投稿された「ゆっくり加工場」というSS作品である。
ゆっくりを喋る饅頭として繁殖させ加工し出荷するという作品なのだが(ゆっくりが動く饅頭というネタ自体は虐待が始まる前からAA及び二次創作漫画であった。当然虐待とは無縁である)、そこで初めて「ゆっくりが赤ん坊を産む」という概念が生まれたのである。
産み方は虐待界隈用語でいう茎ゆ実ゆで、これは真顔のゆっくり霊夢に茎が生えるAAが元ネタである(当然元ネタの時点では赤ゆは生えていない)
ゆっくりが赤ん坊を産むという設定はゆっくりをいくら死んだり苦しめても替えが効く存在に貶めることに成功し、ゆっくり虐待の発展に無くてはならない設定となった。
ゆえに赤ゆとは、メタ的には虐待・虐殺され、苦しめられる為に作られたキャラクターなのである
何故虐待界隈以外にゆっくりが赤ん坊を産む設定が発明されなかったか
何故ゆっくり虐待が出現する前からゆっくりに赤ん坊を産む設定が無かったかというと
①AAネタや駄コラネタが主でわけのわからない存在だったゆっくりに赤ん坊を産む・育てるということに通じる性格設定が無かった。
②元ネタとなっている東方Projectのキャラクターたちは全員少女だったので、少女同士で絡んで赤ん坊を産むという概念に繋がりにくかった。
③そもそもゆっくりは頭のみの存在であり、繁殖に必要な性器に該当する箇所がなかった。
等が主な説となっている。
虐待界隈における赤ゆの扱い―ゆっくり虐待の象徴にして中心
ゆっくり虐待界隈が初出のキャラクターだけあり非常にその出番が多く設定も充実している。
赤ゆという存在とゆっくりが赤ん坊を産む設定についてだが、虐待と赤ん坊・幼児は切っても切り離せないものであり、「どうすればより赤ゆを苦しめられるか」とゆっくり虐待の集団において議論に議論を重ねられ、それに対する設定が非常に充実していくことになった。
最初期は舌足らずにしゃべるor「ゆー、ゆー」と鳴く小型のゆっくりという程度の特徴で「可愛いから虐めたい」というキュートアグレップション系の人気があったが、段々うんうん体操等の過度に媚びてかわいこぶる行為を付け加えられ続けた結果、イラつかせる勘違い生物として醜い存在として描写されるようになっていった。
そうして虐待作品におけるゆっくりの設定がどんどん追加されていくのだが、実のところ虐待用ゆっくりの生態や設定などそれらのほぼすべてがゆっくりが赤ん坊を産む設定ありきなのである。
食用生物設定、生態系設定、ペットショップ設定等、ゆっくりが赤ん坊を産む設定がなかったらゆっくり虐待関連の設定はほぼ使えなくなると言ってもいい。
故に皮肉なことにゆっくり虐待とは赤ゆありきの世界観であり、赤ゆを中心に作られ回っているのだ
虐待界隈以外の赤ゆ-存在自体許されない忌み子
ゆっくりの赤ちゃんは虐待界隈のイメージが非常に強くなり、R18Gタグの無い赤ゆ絵でも、そこから虐待・虐殺ネタに繋がったり、赤ゆを描くユーザーがゆっくり虐待を描くことは非常に多い。
当然のことながらゆっくりを純粋に好む層からすれば虐待界隈に対して忌避感と嫌悪感が非常に強く、また動画やウザかわ系マスコットといったゆっくりが好きな層からすれば媚びてかわいこぶり過ぎるがあまり逆に苛立ちを与える赤ゆはゆっくりに求めているものが違うともいえる。
またAAにおけるゆっくりしていってねまとめWikiにおいても、小型ゆっくりのAAは「プチゆっくり」という存在で、ゆっくりに赤ん坊を産む設定は存在しない。
これはゆっくりしていってねまとめWikiでのゆっくり霊夢の項目名が博麗霊夢であるように、東方キャラのディフォルメとしての扱いとゆっくりとしての扱いが混在していることも理由として考えられる。
その結果2020年代現在となっては虐待界隈以外にゆっくりが赤ん坊を産む設定を使う層はほとんど存在しなくなった。
故に虐待用ゆっくり以外の一般的なゆっくり好きからはいわば忌み子のような扱いを受けている
以下虐待界隈における主に用いられている設定
誕生の過程は、親の額から生えてくる茎に実る
植生と胎内で育ち産まれる胎生の二種が主流。卵から孵化する卵生というものも考えられたが、上記の二つがあまりにも使い勝手が良いので一部作者による「斬新な俺設定」程度で定着しなかった。
ゆっくり虐待用語について
ゆっくりを扱った作品の表現は人それぞれだが、基本的にR-18Gジャンルに該当するゆっくり虐待で用いられる用語であり、ゆっくり虐待に不快感を感じる人も多いので、虐待作品以外での使用は好ましくない。