概要
ゴジラの使用する技の一つ。
放射熱線(放射火炎)の派生系。英語表記はAtomic pulseまたはNuclear pulse。
設定は個体や書籍によっても異なるが、熱線を口から放出せず、体内に逆流させて放つ衝撃波のような技とされることが多い。
体内放射またはそれに類似する技を使用したゴジラ
平成ゴジラ
「VSビオランテ」から使用。
カッターのような描写だったり、放電のような描写だったりと描写は様々だが、主に敵怪獣との接近戦においてピンチに陥った時に使用する。
なお、「VSデストロイア」では背鰭が溶けた後に背鰭から勝手に衝撃波が放たれており、これも体内放射に近いものかもしれない。
ミレゴジ
オルガとの戦いの際、オルガの体内で使用。全身をオレンジ色に光らせて放った。
書籍によっては体内放射ではなく「放射熱線」となっている。
シン・ゴジラ
米軍の空中からのバンカーミサイル攻撃を学習したことで口だけでなく背鰭からも無数の放射線流を放つ対空攻撃手段を持つようになり、最終決戦では新たに会得した尻尾からの放射線流も加えて周囲のビルを切り裂きながら自衛隊を相手に大暴れした。
正確的には背鰭から従来の放射熱線にあたる技を出してるだけで作品に関する情報が出揃った現在では似て非なる全く別の技とされている場合が常だが、公開当時はその凄まじいインパクトと情報の少なさからシン・ゴジラ版体内放射と認識されることが多かった。
ゴジラアース
重力子操作によって赤熱状態になった際、体内放射に類似した球状の熱波(?)が発生している。
レジェンダリー版ゴジラ
「KOM」では自身を復活させるために爆発させられた核爆弾のエネルギーを過剰に取り込んで無理なパワーアップをした結果いつメルトダウンを起こしてもおかしくない状態になったゴジラが、ギドラの猛攻で再び危機に陥った際に同じく絶体絶命の自らの命と引き換えに自分と融合したモスラの力を借りて発動させたバーニングゴジラの状態で使用。
従来は暴走形態だった姿を完全にコントロールしてギドラを追い詰め、とどめの一撃で放ったモスラの紋章を宿した熱を帯びた周囲に広がる体内放射でギドラを周辺の建物ごと焼き付くし、その邪悪な野望に引導を渡すことになった。
なお、前日譚のコミック「アフターショック」ではムートープライムに背鰭が破壊された時に背中から衝撃波が放たれる描写があった。