葵ひなた
あおいひなた
「ゆうたくんを……俺たちをアイドルの頂点まで連れていくよ！」
「俺たちが幸せになるためには、どっちかを生け贄に捧げる必要があったんだ」
プロフィール
概要
明るく元気な双子の兄で、いつも双子の弟のゆうたと一緒にいる。
見た目はそっくりで見分ける方法としてはゆうたが青いモチーフ、ひなたがピンクのモチーフであること。ピン止めの位置などがある。ズ！！ではアイドル時以外はひなたのみ髪を耳にかけている。
また、年上と喋るときに、ゆうたは全て敬語、ひなたはタメ口が主という特徴がある。
誰にでもフレンドリーで人懐っこい性格。かなりのいたずら好きで、頻繁にゆうたと入れ替わって授業を受けたり、ゆうたにすらドッキリを仕掛けることも。
2人で入った軽音部で自由奔放に活動している。
大食いで甘いものが好き、辛いものは嫌い。（ゆうたは辛いものが好きで甘いものが苦手）
運動神経が良く、アクロバティックが得意。ゆうたとのコンビネーション抜群のアクロバティックがユニットの売りの一つ。
劇場版では、暗殺が家業のこはくと肩を並べられるほどの身体能力でパルクールも披露した。(ちゃっかりファンサをする余裕付き)
ゆうたの青に対しピンクの小物などがトレードマーク。
ユニット衣装ではお互いに片手の薬指のマニキュアの色を相手の色にしているため、ひなたは右手の薬指が青となっている。
夏頃から晃牙から畑を借りてガーデニングをしている。それが趣味になったのかズ！！ではガーデニアに所属している。
ゆうた以上に活発で悪戯っ子であり、"双子の悪い子の方"をわざとやっている節がある。また、ゆうたに隠れて仕事をとってきたり、ユニット資金を稼いだりと、ゆうたに自分の心の内やユニットのための努力を隠したがる悪癖がある。
普段の双子は仲が良いが、双子だけの二人ユニット『2wink』の活動方針において、ゆうたと意見が割れることが多い。
ひなた自身は零に負けず劣らずのブラコンで、かなり弟をかわいがっている。いつも弟を振り回しているようでいて内心はいつもゆうたを第一に考えていて、無意識にゆうたを優先する癖がある。
「「俺のものはゆうたくんのもの、ゆうたくんのものはゆうたくんのもの！」
「(……俺もゆうたくんの為なら泥だって啜れる。ゆうたくんがゆうたくんとして生きていけるなら、俺って存在がなくなってもいい)」「（ゆうたくんのことが、大好き 自分自身よりずっと、ゆうたくんは大事に愛情を注いで育てた『自分自身』だから）」
などと、明るい性格に反してその感情は重め。また、初期は誰にでもフレンドリーに接する一方で、「『ふたりでひとつ』だったんだ。そうじゃない他のひとたちに、俺たちの気持ちはわかんないよ」とどこか壁を作っていた。
そのため仲良しな双子というよりは過保護な母のような面があり、実際に「俺はゆうたくんのパパでありママ」「ゆうたくんはかわいいかわいいベイビーちゃん」と称している(下記の過去が大きく関係している)
対等でいたいゆうたにとってはその愛を歯がゆくおもっている。
路上でパフォーマンスをして生活をしていたことがあり、一年生でありながら、パフォーマーとしてのキャリアは長く技術も高い。そのため、桃李や先輩の北斗にパフォーマンスの指導を行ったこともある。
芸に対しては真摯であり友也に「芸に関しては手を抜かないっていうか、すっごく本気だよな」と言われた際には「当然でしょ。これで食ってるんだから」と返している。
ちなみに、同じく幼少期から芸をしている渉のことは、fineとサーカスで共演して以降、かなり尊敬している。
節分祭の一件からは愛が逆に相手を苦しめることを実感したためか、返礼祭では「みんなが大好き」な故にみんなから一歩ひいた態度での転校生に「残酷だなぁ」と忠告する。
宙とは仲良しでお菓子を分け与えてあげることが多い。歪な幼少期を過ごした者同士気が合うらしい。共感覚の持ち主である宙は「ひなちゃん本来の『色』は寂しかったり哀しかったりする感じ」と表現している。
鉄虎とも仲が良く、ひなたはゆうたには繊細な友達が(忍など)、ひなたにはまっすぐな友達(一彩や鉄虎など)が合うと自身から語っていた。
軽音部では零の小間使いとして使役されつつ孫のようにかわいがられている、卒業後に零の学院の情報源を引き継いだらしい。晃牙にはからかったり、カードゲームで遊んだりと兄弟のような関係。晃牙はひなたが同級生に若干壁を作っていることを薄々感じ取っており心配しており、鉄虎にさりげなく様子を聞いたりするなど気にかけている。
あんさんぶるスターズ！！では、コズミックプロダクションに所属している。
アイドル時以外では髪を耳にかけるようになった。
各事務所のアイドル代表が集まる"サミット"ではコズプロの副代表としてゆうたと共に参加している。コズプロの副所長で上司にあたる茨からは能力を評価されており、本人たちも懐いている場面が多い。とはいえ、付き従う反面、隙あらば仕事をおねだりしたりと、強かな面は健在。
寮はニキと一彩と同室。一緒にゲームをしたり料理をしたりと仲が良い場面も多い。一彩とはクラスも同じ。
ゆうたが燐音を苦手に思っているのに対して、兄という共通点からか天城燐音とも仲が良い。
また、SSで2人で行動を共にすることになった[[薫>羽風薫]は、薫の優しさに触れ、信頼するようになる。
ゆうたからは「ひなたくん」と呼ばれる場面が多くなっている。ひなたも時節ゆうたのことを「お兄ちゃん」と呼ぶ。
まだ、ゆうたに遠慮してしたり、大事な事を隠してしまう面は残っているためゆうたはヤキモキすることも。
ナイトクラブでゆうたが行った小さな復讐をきっかけに、ツインピークスでゆうたは「マイナスを0に戻す子」ひなたは「0をプラスにする子」であり、在り方が違うことを自覚しはじめる。
SSでは生まれて初めてゆうたと長期間距離を離れて過ごすことになり、その間に起こしたゆうたの「ある行動」を怖いと感じながらも、薫の言葉を受け、ゆうたに向き合っていく覚悟を固めた。
節分祭で誓った「「俺達」を最強にする」という目標に向けて試行錯誤している。
過去
過去についてネタバレ注意
幼少時は今以上に姿、言動から好みまでゆうたと似通っており、そもそも2人で見分ける必要がないとすら2人は考えていた。
しかし、ある時唯一の肉親である父親から見分けがつかない、気持ち悪いと零されてからひなたは「2人で1つのままだと世間では愛されない」と思うようになる。（実際浮いていたようで近所の子供と遊んだ経験がない）それ以来、ひなたは「お兄ちゃん」になり、ゆうたと見分けがつくように「甘いものが好きなピンクがトレードマークの双子の兄」というキャラクターを作り上げていった。
本来はゆうたに限りなく近い嗜好をしているため、甘いものはむしろ苦手。(この事実が発覚するまで、ひなたとゆうたのキャラの違いとして一番に甘党と辛党であることがあげられ、マイルームボイスも甘いものに関するものが多かったため、ユーザーは甘党キャラという印象が強かった)
見分けがつくようにキャラを変えるだけではなく、2人で1つだった頃のまま変わらないゆうただけが愛されるように、弟より自分勝手な兄という行動をとって「優等生の方のゆうたくん」という印象を作ったり、黙ってバイトをしてこっそり活動費にしたり、遺書のような書置きをして失踪したりするなど、自己犠牲的な行動を勝手に取ることで、ゆうたが世間から愛されるようにしていた。
詳しくは『雪花＊流星のストリートライブ』『招福＊鬼と兄弟の節分祭』のイベントストーリーで語られている。ストリートライブ→節分祭の順番で読むことを推奨する。
現在は節分祭での出来事により、甘いものがだんだん苦手ではなくなってきているらしい。
幼少期に母が病死し、上述の理由から残った実の父親とは仲が良くない。
毎日の料理を自分達で作っている描写、幼少時路上で大道芸をしてお金を稼いでいた描写、「俺がゆうたくんのママでありパパ」という発言から、ネグレクトに近い状態だったと思われる。
あんさんぶるスタ―ズ！！ではゆうたが父を許さず、憎しみを募らせ続けているのに対して、ひなたは父のことを割り切り大衆と同じように接したり、父のフォローを入れたりしている。(このことが原因で2人の考え方の違いが顕著になるようになる)
