shade
しぇーど
イーフロンティア社が開発・販売している3DCGソフト
2010年12月3日現在の最新バージョンは『Shade 12』。
概要
1986年にエクス・ツールス社より『Shade PRO』が開発・販売されて以来、20年以上の歴史を持つ国産3DCGソフトである。
2003年1月20日、エクス・ツールス社が経営破綻し、2003年4月16日よりイーフロンティア社に営業譲渡され、以後、開発・販売はイーフロンティア社が行っている。
『Shade 10』以降、目的・用途に応じて、Basic/Standard/Professionalの3グレードがある。
また教育現場で使用されることも多く、StandardとProfessionalは、アカデミック版が存在する。
特徴
ベジェ曲線を用いた「自由曲面」と呼ばれるモデリングと、高品位なレンダリング品質が特徴とされる。
モデリング
自由曲面は、Illustratorなどで使用されるベジェ曲線を用いることで、滑らかな曲面を表現できるが、ベジェ曲線への慣れとベジェ曲線の接線ハンドル同士の干渉による「しわ」が発生しやすい欠点がある。
その他、プリミティブ/ポリゴンメッシュ/メタボールなどを使用したモデリングも可能である。
レンダリング
静止画制作での利用が主であるとされ、時間がかかっても高品位なレンダリング品質になるように調整されているといわれている。
ただしShade 9にて、レンダリングを高速化するイラディアンスキャッシュ機能を搭載している。