ファンタジア
ふぁんたじあ
フィンランド語では「ファンタジー」、音楽用語では「幻想曲」を指す。本項ではディズニー映画について解説する。
曖昧さ回避
- 1940年にディズニーが制作した長編アニメーション。本項で解説。
- RPG『テイルズオブファンタジア』(TOP)の通称。
- pixiv内の企画『pixivファンタジア』シリーズのこと。
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概要
世界初の「ステレオ映画」であり技術的に見て非常に重要な歴史的な映画である。
音楽が主体のため、映画というよりは「音楽作品」として評価される事が多い。
また作品自体がとても長く、幾度も発売されているがカットされていたり再編されていたりする。
中でも『魔法使いの弟子』は特に有名。この作品で出るミッキーは赤いローブに青いとんがり帽子をかぶっている。
続編として『ファンタジア2000』が、上映から60年後に製作された。
製作
魔法使いの弟子
1937年の夏(1938年という説もある)、ビバリーヒルズで食事中だったウォルト・ディズニーは、指揮者のレオポルド・ストコフスキーと偶然居合わせた。クラシック音楽の指揮者としては珍しく、映画出演などで有名になっていた彼のファンだったウォルトは「ミッキーマウスの短編映画を"魔法使いの弟子"をもとに作りたいので指揮を頼みたい」と明かした。ディズニー作品のファンだったストコフスキーはこれを快諾、意気投合した2人によって企画が始まった。
こうして1年をかけて「魔法使いの弟子」は完成したが、録音だけでも総勢100人のスタッフを動員したことで16万ドルも費やしてしまい、それまでの短編作品とは比べ物にならない破格のコストがかかった。これにより、ウォルトは「魔法使いの弟子」を長編の一部にしようと提案し、「コンサート映画」と題した映画の企画に発展させる。
楽曲
ファンタジア
ファンタジア2000
- 交響曲第5番「運命」
- 交響詩「ローマの松」
- ラプソディ・イン・ブルー
- ピアノ協奏曲第2番
- 組曲「動物の謝肉祭」より「終曲」
- 交響詩「魔法使いの弟子」
- 行進曲「威風堂々」
- バレエ組曲「火の鳥」