Yak-38
やくさんじゅうはち
ソビエトが開発した初の実用VTOL戦闘機。VTOL専用であり、エンジンの出力を生かしてSTOLする事が出来ない(後の改良型で可能になった)。通常の推進エンジンの他にVTOL専用の垂直エンジンを備えており、これが無駄な重量となって実用性を落としている。
『重航空巡洋艦』
なぜこのような名称なのか。
それは、この艦が配備されたのが「ソビエト黒海艦隊」だったからである。
黒海を抜けてアドリア海、大西洋へ出るためにはポスポラス海峡を通過しなくてはならない。
このため、ポスポラス海峡を領有するトルコへの配慮として、
敢えて『空母』ではなく、『巡洋艦』を名乗っているのである。
詳細についてはwikiのモントルー条約にて。
なお冷戦終結後、キエフ級巡洋艦は資金不足により売却された。
売却先は1番艦「キエフ」、2番艦「ミンスク」は中国へ、
3番艦「ノヴォロシースク」は韓国に売却されてスクラップ、
4番艦「バクー」はインドに売却され、現在は空母「ヴィクラマーディティヤ」への改造が進められているという。