概要
現在の姫路市周辺を領した藩。
最初は池田輝政が藩主となったが、前半は藩主の入れ替わりがとにかく多く、10家31人(延べ人数では32人)もの人数が藩主を務めた。その中の一人松平尚矩は引っ越し大名と呼ばれ、12回も移封を経験し姫路藩主も2回務めている。江戸中期に酒井家が入りようやく安定した。藩主を務めた人数は日本一多い。このように藩主の入れ替わりが多い藩はほかに山形藩がある。
最初の池田家時代は52万石だったが、次に入った本多家以降は15万石に減っている。
非常に大きな姫路城を有していながら15万石しかないため財政は厳しかった。家老の河合寸翁が改革に取り組み藩の借金を完済した。