CV:高橋剛(アニメ版)
概要
他校の男子生徒。物語序盤で雪子に告白したが、相手にされなかった。
相手の心情を考慮せず自分の気持ちだけをぶつける幼稚で利己的な性格。
ひたすらに根暗で、ゲームでは普段何をしているのかまでは描かれていなかったがアニメでは真っ暗な部屋でゲームをしながら笑みを浮かべるという、どう考えてもアレな描写がされていた。
実は作中のとある人物に並々ならぬ恨みがあり……。
ネタバレを含みます
美津雄のシャドウ
八十稲羽高校の生活指導教師、諸岡金四郎に以前から恨みを抱いており、彼を殺害、これまでの事件同様高所へ宙吊りにする。
その上で「自分が犯人だ」とうそぶき特別捜査隊の面々へ挑発を行った。
ダンジョンの最奥へと辿り着いた主人公達と相対した時、シャドウの核心を突いた発言に焦りシャドウを暴走させてしまう。
現れたシャドウはまるでRPGの勇者のような外見であり、名前はそのままゆうしゃミツオ。彼の「自分は特別だ」と思い込む虚栄心で内側の本体である赤ん坊のような姿をした幼稚な心を覆い隠しており、外装を剥がさなければ本体へ攻撃する事はできない。
どこかのゲームで見たようなコマンドを使い剥がれた外装を再生していく曲者。
アニメでは上記のコマンドを再現しづらかったのか鳴上悠を取り込んで周囲と築いた絆が無くなってしまうという幻覚を見せる。
当初は戦闘描写が無く、戦闘開始直後に何の前触れもなく日付が飛び日常パートへと戻った為視聴者を困惑させた。
幻覚の中で悠は他の特別捜査隊の仲間達との絆が薄くなっていき、最後には親友であったはずの陽介からも「向こう(元の学校)に戻った時の事を考えろ」と言われ深くショックを受けてしまう。
その晩、もう映る事が無いはずのマヨナカテレビを眺める悠は自室でミツオのシャドウに襲われペルソナを召喚しようとするもアルカナカードが白紙になっており、ペルソナを召喚できない事態に陥る。
シャドウが囁く絶望的な言葉によって虚無感に支配されかけた悠を救ったのは、現実世界で必死に彼を救おうとしていた陽介の声であった。
その後怒涛の9連続ペルソナチェンジによりシャドウは倒される。
倒されたシャドウはその後無言で立ち尽くしていたが、なおも自分自身の陰を認めようとしない美津雄が拒絶した為見放すように消滅していった。
その後美津雄は諸岡殺しの重要参考人として逮捕され、さらに前の二件の犯行も認めた為一連の殺人事件は解決した。
……かのように思われたが、事件はまだ終わってはいなかった。