人物
レイジロウの幼少期に初めて出会い、彼にとっての初の友達だった人物。実家は楽器屋。
不良のような目付きをしているが根は優しい少年。
レイジロウにとっては親友も同然の存在であったが、とあるコンクールでレイジロウが自分のために手を抜いてしまった事で、友達からいじめっ子へと変貌。
そして、楽音により通っていた学校を追放され音信不通となる。
※ここから先ネタバレ注意
それからしばらく登場はしていなかったが、本編38話にて、なんとファンタ率いるチームFの参加メンバーとして再登場を果たす。
実は楽音により、学園からの追放を受けてからの彼は、レイジロウから受けた優しさを雪辱として受け止めてしまった事で、自身の中で罪悪感が生まれ、それからは荒れに荒れまくり「クズ」「ゲス」と言わんばかりの言動を繰り返し、コンクールに出ても審査員に見向きもされずさらには実家は潰れてしまうなど悲惨な人生を送っていた。
そこで、金の為にと動画サイトで自身の演奏を上げた所、大きな反響を呼び、映画で使われるなどの大規模な人気を誇る。現在では「倫」という名で自分の演奏を動画サイトに投稿(画面は何も映っていない)しており、高い再生数を獲得している。
なお、ラッキー達との対面の時には仮面で顔を隠しているが、レイジロウは彼の正体に気付いていた。
そんな彩刃がファンタの誘いを受けた理由は、レイジロウへの"謝罪"と過去に彼を突き放した事に対する"懺悔"の為であった。
あの日、レイジロウを突き放した事が後に拭いきれない後悔へとなってしまい、音楽業界への追放を覚悟でレイジロウへの謝罪と彼を突き放してしまった自分を負かしてもらう為に彼と戦う事を決意。
つまり、彩刃はこの演奏を機に自身のピアニストとしての人生に終止符を打つ事を決めており、それは彼にとっての"最後の演奏"であった。
そして、レイジロウの演奏が終わった後、素顔のままで彼と正式に再会を果たし過去の出来事の謝罪を受け自身もレイジロウに謝罪、無事に和解を果たし会場を去った。