人物
レイジロウの幼少期に出会い、彼にとっての初の友達だった人物。実家は楽器屋。グルグル光彩の瞳と左目の下の二つホクロが特徴。左手にトゲトゲのブレスレットをつけている。
一人が寂しくて泣いているレイジロウに声をかけるなど根は優しい少年。またカリスマ性があり皆のリーダー的な存在でもある。レイジロウにとっては憧れであると同時に大切な親友だった。
しかし、とあるコンクールでレイジロウがわざと手を抜いて彼に1位を譲った事でプライドを傷つけられ、友達からいじめっ子へと変貌する。そして、楽音により通っていた学校を追放され音信不通となってしまった。
それからしばらく登場はしていなかったが、本編38話にて、なんとファンタ率いるチームFの参加メンバーとして再登場を果たす。
※ここから先ネタバレ注意
「ただ1つ願っていいならどうかオレをお前のピアノで」
「ボッコボコにぶちのめしてください」
実は楽音に追放されてからの彼は、コンクールに出ても審査員に見向きもされずさらには実家の楽器やは潰れてしまうなど悲惨な人生を送っていた。そこで、金の為にと「倫」という名で自分の演奏を動画サイトに投稿(画面は何も映っていない)した所、大きな反響を呼び、現在ではその音源が映画で使われるなどの絶大な人気を誇る。
しかし彼はレイジロウに「クズ」「ゲス」と言わんばかりの言動を繰り返したことに強い罪悪感を抱えており、どれほどピアノを評価されても何も意味がないと考えていた。
そんな彩刃は人づてに4on4の情報をきき、音楽業界への追放を覚悟でレイジロウへの"謝罪"と過去に彼を突き放した事に対する"懺悔"の為にファンタに出演を頼み込んだのであった。
つまり、彩刃はこの演奏を機に自身のピアニストとしての人生に終止符を打つ事を決めており、それは彼にとっての"最後の演奏"であった。
そして、レイジロウと演奏で正々堂々ぶつかった後、彼と正式に再会を果たし過去の出来事の謝罪を受け自身もレイジロウに謝罪、無事に和解を果たし会場を去った。