人物
主人公ラッキーを含む7つ子の父親にして世界的に有名なピアニスト。また、園田蝶調の元夫。
長髪を三つ編みにしてまとめ、ひらひらした着物に真っ赤なハイヒールと、父親キャラらしからぬ中性的な容姿。さらに楽譜柄のチョーカー、長いイヤリングを身につけている。「ファンタジー」状態を常時発動させており瞳は常に鍵盤模様(彼の子どもたちは演奏時のみ鍵盤模様)。
イチゴやトマト、スッポンの生き血といった赤い食べ物が好物のよう。好きな曲は「バッハ平均律第1巻第1番プレリュード」。
本作における黒幕的存在。音楽業界のカリスマであり冷酷かつ残忍な野心家。「凡(人)が出す事を許される音は音楽には在らず」が信条で、自ら積み上げた権力を用いて、気に入らないピアニストは全て業界から追放している。最終的には大富豪のパトロンを使い世界中のコンクールを買収し、「“天才”だけのコンクール」にして支配しようとしている。
その追放癖は家族であっても例外ではなく、子供達の中で唯一「ファンタジー」を発する能力が低かったラッキーを「凡才」と見なした挙句、躾の度を越えた虐待を行っていた。蝶調に愛想をつかされ離婚して以降は、ラッキー以外の子供達を溺愛しつつも徹底的なピアノの指導を強制して過剰なプレッシャーをかけながら教育している。
しかし、ミーミンを差し向けた学生コンクールにて、「ラッキーが自分の子供の一人(=五男)である」事実が明かされた上に世間から「子供を捨てた父親」という汚名を被せられる羽目となった。
ラッキーの専属講師であるDADA先生とは何かしらの縁があるらしく、過去に小さな大会で彼に負けているらしい。
最終回では蝶調の墓の前でラッキーと再会し音上ラッキーに人格を完全に乗っ取られたラッキーに右フックを受けた。残念ながら園田ラッキーとしてのラッキーとの対決は無かった(音上ラッキーとしてのラッキーとならあるかもしれないが…)。
元々ラスボスとして作られたが、打ち切りによりラスボスではなくなった。
関連タグ
エンデヴァー、ヴィンスモーク・ジャッジ、イノセント・ゼロ:同じジャンプ作品における毒親の父親キャラ。
アカシア:同じジャンプ作品における黒幕の父親キャラ。但しアカシアは演技で悪人を演じていた。
紫京院ひびき:「天才」に絶対的なこだわりを持つ悪役キャラ。