CV:立花理香
概要
『死印』に登場する、記憶喪失の主人公を始め、印人を導く人形。
金色の髪に青色の目を持ち、黒いドレスと帽子を身に着けている。
九条館のホールにある赤いソファーに座っていて、丁寧な敬語で話す。また、キャラクター達にアドバイスをしたり怪異の情報を教えたりなど、案内人の様な役割をしている。
九条サヤが生きていた頃は、彼女と共にシルシについて調べていたらしい。
ちなみによく間違われるが、メリ「ィ」ではなくメリ「イ」である。
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以下、ネタバレ注意
四章では、度々姿を見せていた謎の黒いウサギによって壊されてしまうが……。
正体
「ーおかえりなさいませ」
「また、会えましたね」
その正体は、怪異達を操り恐怖を振り撒かせていた張本人。つまり、ゲーム本編のラスボスである。
元々霊力の宿った人形だったが50年と少し前、陸軍による観音兵作成実験により、悪意ある存在として覚醒。
とっさに九条家当主が埋め込んだ念持仏により力を封じられていた。しかし急場凌ぎの封印であった為、時と共に綻ぶ可能性を抱えており、現に念持仏は長い年月を経てケガレを溜め込んでしまい、力が弱まりつつあった。
メリイが意識を取り戻すまでには時間がかかると考えた九条正宗は、一度念持仏を外して浄化した後に再封印しようとした。…が、メリイの封印は周囲の怪異から霊力を奪う事で既に消えかけており、念持仏を外した時点で意識は戻っていたのである。
その行動目的は、九条家への復讐と印人の恐怖を喰らう事。そのため、「少人数で行かなければならない」などの嘘を吐いたりしていた。
シルシは、印人を恐怖に追いやり、その恐怖をメリイに繋げるための力であった事が判明した。
その出自に関しては、一説によれば19世紀にある人形師が魔術的な方法で作り出した、または非業の死を遂げた少女の霊が人形に宿ったなどと言われているが、いずれも謎に包まれている。
九条家に渡った経緯は、大正時代に好事家だった当時の九条家当主が手に入れたとの事。なお、それまでのメリイの所有者達は、次々と無惨な死を遂げている。
グッドエンドでは念持仏の力で破壊されるが、またしても修復してしまう。その後、再度念持仏を入れられた状態で桐箱に収められ封印されるも、永遠ではなく将来的に目覚める可能性を残している。
そのため主人公は、念持仏が再びケガレを溜め込んでしまう前に、メリイを完全に無力化するための方法を探し続けている。
またノーマルエンドでは、犠牲を払いながらも封印を果たした筈が……。