プロフィール
概要
付けられた者は数日以内に怪異に殺されるという、「シルシ」を刻まれた印人の一人。
『死印』
ゲーム開始時点でシルシが深く進行しており、過去の殆どの記憶はおろか、自分の名前すら思い出せない。
唯一なんとなく覚えていた「九条サヤに会う」という目的のために九条館に訪れるも、そこで彼女の遺体を発見。
そのまま館で出会った人形“メリイ”と共に、九条館に訪れてきた別の印人を助ける為に、活動する事となる。
シルシの位置は右手首。
後述する様に本当の名前はもちろん存在するのだが、記憶として消えてしまっているので、プロローグ時点でプレイヤーが自由に名字・名前を決定する事が出来る。
その際のデフォルトネームが、“八敷一男”である*。
その為、ゲーム中では自分の名前を入れるのもよし、友人の名前を入れるのもよし、好きなキャラクターの名前を入れるのもよしである。
容姿も少しだけだが変更でき、ヒゲとメガネの有無を決められる。
以下、ネタバレ注意
『死噛~シビトマギレ~』
死印での活躍がオカルト雑誌で特集された結果、「怪医家(かいいか)」という二つ名で呼ばれる様に成り、事件解決のため近衛原学園に招かれた。
九条正宗という自分の名前と自分の家系は認識してはいるが「かつての名を捨てようとも」と心中で語るあたり今後も名乗るつもりは無いらしい。
いつもは先祖代々の館と判明した、九条館を根城にしている。
調査の本番は専ら夜間だが、ついでに不審がられないようにと日中は臨時教師(科目は日本史)も演じることに。
『NG』
バッドエンドにて怪異になり果てて家族を惨殺した鬼島空良と対峙したのが彼だと思われる
性格
人並みに怖い物に対して恐怖する感性は持ち合わせているも、死と隣り合わせの怪異との戦いを経て感覚が麻痺し、次第に印人が恐怖する様な場面でも冷静に分析する様になる。
その上、集めたアイテムを組み合わせて怪異を打ち破る強い精神性と発想力、そして同行した印人と共に怪異を破る為の高い指揮能力を持つ。
とんでもないほどの甘党で角砂糖を解けきれないほど入れたコーヒーが好物。糖尿病にならないか心配である。
またアンティークなものが好みなうえに当時普及し始めた携帯電話や知り合いの勧めで購入したパソコンも使いこなせないほどの機械音痴。デスクにあるパソコンで検索するのはそれらに詳しい中松栄太にまかせっきりなることもしばしば。
とはいえもともと代々伝わる高名な心霊現象の権威である名家の出身であり、自身も贅沢するタイプではなく怪異の専門家として数々の事件を解決してきたため、豪邸である九条館を手放すことなく生活することはできる模様。世間的にはディレッタントに見えるだろうが。
謎
名前や過去の殆どを忘れてしまうという、深刻なレベルまでシルシが進行しているのにも拘わらず、シルシが“死”をもたらすタイムリミットが数分前まで迫ってしまっても、他の印人の様に意識が朦朧とする症状に襲われる事が無い。