グリーンレーサー「見てみりゃ～！名付けて天下の浪速ロボスペシャルや～！」
グリーン以外「勝手に名前決めるな～！」
概要
第40話「浪速ともあれスクランブル交差ロボ！？」に登場。
RVロボのボディにVRVロボの手足が合体している。RVロボとVRVロボ両方の装備を使うことが可能で劇中ではRVソード、プラグネードスパーク、ビクトリーツイスターを使用。
必殺技はVRVロボ同様にビクトリーツイスターだがこちらはプラグネードスパークも加えて放つ。
後述の通り、本来は想定していない合体である。
シリーズ過去作においても複数のメカに合体可能なマシン自体は登場していたがそれらは「後発のメカ」が「先に登場したメカとの合体を前提とした設定や商品である」というあくまで計画的な合体が中心であった。
しかし、このロボについては想定外合体ということになっており、たまたまロボの構成（赤と青で胴体を形成、両腕は桃、足の膝から下を緑と黄がそれぞれ受け持つ）や接続が共通であるために組み換えが可能であったという形式となる。
玩具でも再現可能ではあるがこの登場を意図したものなのか偶然可能なので劇中でもやってみたのかは不明。
過去の剛龍神や牙大王は「1号合体ロボのコアロボが新ロボに入れ替わる」方式であったのに対し、この浪速ロボは「独立した1号合体ロボと2号合体ロボが手足を交換できる」という方式である。
この手足交換スタイルにより、仕様上は劇中登場以外の組み合わせ（胴体と腕がRVロボで足だけVRVロボやこの形態と逆にVRVロボの胴体にRVロボの手足）も可能となっており、従来とは違い組み合わせの自由度という要素による合体となっている。
浪速ロボは一度きりの合体であったがコアロボのみ新型となるパターンを発展させた為、マルチ合体の先駆けと扱われることも多い。
活躍
OOバットン戦でRVロボとVRVロボが倒され、大ピンチのカーレンジャーだったがグリーンレーサーはバットンの「バラバラにしてやる」から逆転の方法を思いつく。
それはまだ動かせるレッドビークル、ブルービークル、Vダンプ、Vドーザー、Vレスキューで合体するというものであった。その作戦に4人は困惑する。
イエローレーサー「それってちょっと違うでしょ！？」
ピンクレーサー「RVロボとVRVロボがごちゃませになっちゃうよ！」
レッドレーサー「いや、でもだめだ！すでにもう、合体モードに入っちゃってる！」
ブルーレーサー「この勢いは止められないでございます！」
グリーンレーサー「一か八かでやるしかあらへんやろ！スーパー緊急合体や！」
４人「おう！ てっ、本当にできるの…？」
しかし、一か八かのスーパー緊急合体は成功。誕生した天下の浪花ロボスペシャルはRVソードでバットンのハンマーを破壊し、そのまま逆転。ビクトリーツイスターとプラグネードスパークの同時発射でバットンを倒した。
ちなみにメインパイロットはレッドレーサーではなく、グリーンレーサーが務め、技名もグリーンレーサーしか発声しなかった。
これに関してはグリーンレーサーの浪速ロボネーミングに不満を抱いたから…ではなく、バットンに対するグリーンレーサーのケジメを尊重してのことであろう。
