詩人の楽器のような美しい弓。放った矢は嘆き声のように心に響く。
概要
2021/3/17、Ver.1.4アップデート後、ウェンティの復刻と同時にウェンティのモチーフ武器として実装された武器。
モチーフとだけあって、武器説明、見た目、効果…全てがウェンティに合わせられている。
また、★4の「楽団シリーズ」と呼ばれる武器の★5のようなものになる(厳密には違うが)。
性能
メインステータス:攻撃力608(最大強化Lv.90時)
サブステータス:元素チャージ効率55.1%(最大強化Lv.90時)
追憶と別れの歌
風と共に流れる「千年の大楽章」の一部。元素熟知+60(完凸時最大120)。元素スキルまたは元素爆発が敵に命中すると、追憶の欠片を1枚獲得する。この効果は0.2秒毎に一回のみ発動でき、待機中のキャラクターも発動できる。追憶の欠片を4枚集めると、全ての追憶の欠片を消費し、周囲のチーム全員に12秒継続する「千年の大楽章·別れの歌」効果を付与する:元素熟知+100(完凸時最大200)、攻撃力+20(完凸時最大40)%。発動後の20秒間、追憶の欠片を再度獲得することはできない。「千年の大楽章」のもたらす各効果中、同種類の効果は重ね掛け不可。
と、周りに元素熟知と攻撃力を撒くことができるサポート弓になる。元素スキル、元素爆発のどちらかを使用すると『追憶の欠片』というものが手に入り、それが4層溜まることで元素熟知100と攻撃力20%を更に撒くことが可能になる。
見た目も然る事ながら、完全サポーターなウェンティには性能もピッタリである。
またもここで引き合いに出されるのがあの長槍である。不憫。
ちなみにアタッカー以外であれば性能的には誰でも使える。
見た目
強化前(Lv.40時点まで)は全体的に青色になっている。弦は青白く微かに発光し、ゆずかには「千年の大楽章」の紋が刻まれている。
強化後(Lv.41~)は全体的に青色だったのが、弓の端〜中央にかけて青〜ライトブルーのグラデーションになる。それ以外はほとんど同じ。ゆずかに刻まれた「千年の大楽章」の紋が微かに発行する。
ストーリー
「西方の風が酒の香りを連れて行く」
「山間の風が凱旋を告げる」
「遠方の風に心が惹かれる」
「サラサラと君への想いを歌う」
かつて、いつも悲しげな騎士がいた。
この歌だけが、彼の心の癒やしであった。
広場でこの歌を歌う少女だけが、
彼の仕事の疲れを癒やしてくれた。
古国に降臨した災いの戦火はこの地にまで及んだ。
風が運ぶ喜びの詩は、毒龍の咆哮や、
大地を揺らす魔物の足音、そして啼き声と烈火に飲み込まれた。
王位継承を望まぬ風神は慟哭に気づいた。
旧き友の夢を守るため、風に恵まれた緑の野原を守るため、
風神は長い眠りから目覚め、天空の紺碧の龍と共に戦った…
そして、騎士と騎士団も自分たちの国と故郷のために戦った。
猛毒の龍が氷結の山に落ち、紺碧の龍が尖塔の古城で眠りについた時、
騎士は谷戸で命を落とした。最期の瞬間、少女の姿が脳裏に浮かんだ。
「遠方に留学した彼女は無事だろうか。もっと彼女の歌を聞きたかった」
「まだエレンドリンとローランドが生きている。彼女が戻ってくる時、この災害は収まっているはずだ——」
神を称賛し、2体の龍の戦いを描写した詩はたくさんあったが、やがて失われていった。
少女が歌っていた大好きな歌も、彼女が帰郷してから歌詞が変わった。
「蒲公英は朝の風と旅に出る」
「秋の風は収穫をもたらす」
「しかしどんな風も」
「あなたの眼差しをもたらしてはくれない」
涙も歌声も枯れた時、少女は命を燃やし、世界を浄化しようと決めた…
余談
- 千年の大楽章シリーズ
実はこの武器、弓以外にも片手剣、両手剣の2種類がシリーズ武器として存在する。
これはは皆、武器効果に「風と共に流れる「千年の大楽章」の一部。」という記述がある為、「千年の大楽章シリーズ」として旅人から多くの信用を得ている(サポート最強とまで呼ばれることに)。