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橋沢育朗の編集履歴

2022-11-21 11:47:27 バージョン

橋沢育朗

はしざわいくろう

荒木飛呂彦の漫画『バオー来訪者』の主人公。

声 - 堀秀行(OVA) / 内山昂輝(オールスターバトル)

概要

最強の生物兵器・バオーに寄生された人物。

スミレが特別列車でドレス本部へと輸送中に、最重要機密として水の入ったタンク内に入れられ眠らされていた。

しかしスミレが脱走を試みた際、タンク内の水を抜くバルブを偶然に捻ったため、排水。結果目覚めた。

以後、スミレを連れて逃亡する。


目覚めた直後には、ドレス職員を怪力で投げ飛ばし、更に列車から脱走する際に鉄道の電線に触れて感電するが、傷ひとつ負わなかった。

後に、「第22の男」に襲われ殺害される(喉をナイフで切断され、腹部に刺される)も、直後にバオーの武装現象が発動。回復し「第22の男」を殺害して逃走する。


やがて、ドレスの刺客と戦っているうちに、己の力を自覚。スミレを守るためにバオーの力を用い、彼女を自由にするために、ドレスに対しての「来訪者」となる事を誓い、実行する。


人物

元はごく普通の青年だったが、両親とともにドライブ中、走り屋たちの無謀な運転に巻き込まれる形で事故に遭い、バオーの被検体にされてしまった。

一人称は「ぼく」(OVAでは「俺」)。

穏やかで礼儀正しい性格で、やむを得ない時のみに実力行使する(最初に「第22の男」に襲われ、逃走する時。近くのバイカーたちのバイクを、「すまん」と言いつつ殴って借用した)。


スミレは直感で、彼の性格を理解している。ナレーション曰く「もしも二人とも空腹で、キャラメルがひとかけらしか無かったとしたら、彼はそれを全てスミレにくれるだろう

六助じいさんからも「わしはこの若者が気に入ったぞ、言葉や態度が紳士じゃ!」と、感心され、気に入られている。


実際、他者に対しても可能な限り助けたり、自分の為に危険に巻き込ませないようにしたりと、思いやりのある行動をとっている。

街中で出会った少女・綾に対しても、踏切に足を取られた際に(変身せずに)武装現象で助けていた。その直後にドルドに襲われた際にも、綾を守るために行動し、他者を巻き込まないために姿を消して行動した。


また、自分の事を悪く言う者がいても、あまり気にしない様子。

六助じいさんが襲われ、その事で妻のおばあさんから非難され、それを謝罪された時も「ぜんぜん気にしてません。そんなに困らないで」と言っている。


その端正な顔立ちに、劇中ではスミレを含め、出会った若い女性たちは心惹かれていた。

山中をハイキングしていた三人組の女性たちも、育郎を見かけて「ウットリものよ」と見とれている。


スミレの事は、当初から行動を共にしていたためか、ドレスから守ろうとしていた。


ドルドにスミレをさらわれた時も、助けに向かう事を決意。更にドルドの弾丸を、バオーに変身せずに躱した際には、

ドレスに宣戦布告だ!」「ぼくはお前達にとって、脅威の来訪者となるだろう!」と誓っていた。


当初は「バオー」に変身した時の事は覚えていなかったが、綾との出会いとドルドからの狙撃を得て、自分の力を認識。

ドルド三陸海岸研究所に殴り込む際に、自らの意志でバオーに変身している。


余談

バンジョーが弾けるらしく、事故に遭う直前に母親から「かあさん、育郎のバンジョーが聴きたくなったわ、ひいて」と頼まれた(父親も弾ける様子)。


その裏表のない紳士的な性格は、後年の作品ならば「ジョナサン・ジョースター」が最も近いと思われる。


OVAでは、一人称が「俺」になっているが、それ以外は変更点はほとんど無し。

※ただし荒木作品におけるナレーションや擬音などが、アニメ化に際して省かれたためか、若干作品的に違和感を生じさせている。

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