作品解説
あらすじ
神霊騒ぎも収まったある日の幻想郷。
迷いの竹林に一人の青年‐永山飛鳥が神隠しされた、ただし犬神家風に。
発見者であり、彼を埋めたトラップの責任者である因幡てゐは彼を永遠亭へと運び込み、一命を取り留めさせる。
気が付いた永山飛鳥は何かを企んでいる永琳によって永遠亭の使いっぱしりとして治療費を返すことを強要された。
問題はただひとつ、どう考えても扱いが兎だった。
作品としての「薬瓶兎」
「幻想郷にばっちりはまり込むような能力者を幻想郷入りさせるつもり」「スペルカードルールは原作設定を結構守る。」「最終頁イメージはサモンナイトシリーズの夜会話」という三大柱(笑)をもとに作成されている。
だいたい月2ほどのペースで更新が進む、特徴的なのは奇特なタイトルで閲覧数を伸ばそうとする「タイトルホイホイ大作戦」と時折更新される挿絵、そして若干紳士が混じる内容だ。
なかでもタイトルホイホイは「折ったことのない骨が無くなった」「変態がパンツ撮って星になった」等、無駄な努力がうかがえる。
また、あからさまではないが紳士でないと分からないネタも随所にちりばめられている。
登場人物(現時点で特に主人公とつながりの強い人妖達)
永山飛鳥 ナガヤマ アスカ
一応の主人公、てゐの部下であり永琳の実験台。
完全な受難系男子であり、草食系男子、兎耳系男子でもある。現在も幻想郷の面々によってトラウマを植え付けられ続けている。
特にお茶に対するトラウマは強く、永琳に薬を盛られたりてゐに薬を盛られたりと心休まることがない。
ただしてゐの健康トレーニングを受けているおかげで体調にも精神にもあまり異常は見られない。
能力は不詳、弾幕ごっこ経験は二回
因幡てゐ
昨今低人気が問題になっている永遠亭組一の問題児。
名目上飛鳥のリーダーとなっているが、かなり放置気味。
もしくはなにかを個別で企んでいるのか謎、とりあえず飛鳥の導入でたりなかった人手が増えていることについては喜んでいる。
明太朗 ミョウタロウ
飛鳥の嫁候補兎♀、結界を張ったり弾幕を飛ばしたりとなかなか高性能だが何故か人型に変身することはできない、そのため言葉の擦れ違いもしばしば。
飛鳥のことを気に入っているようで、お使いの際はデフォルトでくっついてくる、薬瓶兎の癒し担当
ミスティア
竹林と森の狭間で屋台を商うおかみすちー。
飛鳥を初めて襲った妖怪であり、初めてできた妖怪の友達でもある。
パンツの盗撮写真を雑誌に載せられたことがあり、その際に飛鳥と組みスペルカードルールで戦った。
八意永琳
言わずと知れた天才薬師。
なにやら企みがあるらしいがマッドサイエンティストぶりは健在で飛鳥に兎耳を装着したのも彼女。
彼女の企みには八雲紫が関与しているらしい。
蓬莱山輝夜
ニートをやっていない珍しいお姫様。
お忍びでミスティアの店の常連客となっている模様、無論その件については永琳も把握していると思われる。
飛鳥に竹取の翁の姿を重ねているらしい。
鈴仙
いつものうどんげ。
ただし飛鳥のおかげでだいぶ労力は減っている模様。
玉兎の耳を利用し、飛鳥とテレパシーを行うことができる。
銀山潤 カナヤマ ウルウ
飛鳥と同様に幻想入りしてしまった青年。
常にテンションが高く場を盛り上げようと必死、さらにミスティアのパンツを盗撮するなど変態行為も目立つ。
能力は「あらゆる角度から対象を見る程度の能力」であり、相手の一挙一動を観察したりするのに適する、また師匠である射命丸文から借りた妖怪カメラを利用した際の火力は最高レベルで100枚の写真を同時に撮ることができる。
人間の里在住、彼の発行する雑誌「月刊幻想郷ジャーナル」は新しい文化だと里で人気を博している。
射命丸文
いつもの鴉天狗。
ネタを求めて妖怪を追っかける、特に最近は気になるスクープがあるようであちらこちらへ飛び回る。
何故か潤の保護者的立ち位置であり、彼に印刷技術などを与えたのも彼女。
著者から
薬瓶兎の支援絵…誰か描いてくれないかなー(チラッ ヒャアァゴメンナサイゴメンナサイ!!
関連イラスト
別名・表記ゆれ
筆者のアイルランド好きが高じて東方愛蘭土とも言う