ノアミオ
のあみお
ストーリーに於いては
ケヴェスとアグヌスという立場上、初めは敵対して出会うが、ウロボロスとなってインタリンクする事で互いの気持ちを把握し、以降は相棒という関係になる。
同じおくりびとであることからも、二人の命への想いや世界への気持ちには重なるものがあり、時にはすれ違いから気持ちをぶつけあったり、それを乗り越えて笛を交換しあったりなど、旅を続ける内に他のメンバーよりも距離が縮まっていく様子が見られる。
ストーリー後半に於いては
以下、重大なネタバレ注意
ノアとミオはこの世界の理を超えて尚、幾度となく巡り合う存在であることが判明する。
成人や戦死、命の再生を経ても二人は出会い、親愛の仲となる、まさに運命の二人。
だがその結末は、メビウスに戦いを挑み敗北する結末。メビウスとの戦いを放棄し、逃げ出した先の道半ばにて寄り添いながら息絶える結末。子供を授かり家庭を築くものの、命の刻限を迎えて子供を残し消滅する結末など、どれも悲惨といえるもの。
さらにはメビウスの首魁、ゼットに唆されメビウスとなったノアは他の全てを投げ売ってミオだけを救い、永遠の二人の時間を望むようになるなど、非常に重く、歪みさえ感じられる愛が二人の間にはある。
主人公とそのヒロインである今のノアとミオは、そんなかつてのノアとミオの後悔が具現化した残影であり、願いの象徴でもある。
このような背景から、二人は公式カップリングであり、明確に恋愛感情を伴った関係であることがはっきりしている。
本編中でもその様子は窺う事ができ、シティーで人間本来の生殖方法やそれに至る過程を学んだ二人が、シティーにいる男女の様子を見てから、不意に目を合わし気まずそうな雰囲気になるなど、お互い異性として認識している様子が見られる。また、ノアは比較的達観した性格の人物ではあるが、ミオの命に危険が及ぶ事になると感情的になって誰よりも激昂し、落胆することからも、旅の相棒以上の関係性を窺い知れる。
そんなノアとミオだが、エンディングではついに…
