”お前達”のその姿は――
ウロボロスってんだ
よぉく覚えとけ
概要
敵対する「ケヴェス」と「アグヌス」の二つのチーム、偶然戦地で出くわしたノアたち6人はゲルニカという男によって融合(インタリンク)が可能となった。
融合することによって現れる巨人をウロボロスと言い、アイオニオンの人々からはその姿に関係なく、ウロボロスになるものはそのように呼称される。
両陣営はウロボロスの存在を危険視しているため、その力を得た6人は反逆者として命を狙われることになる。
能力
ウロボロスボディ
体長5m前後の巨人に変身できる。強力なパワーと飛行能力を持ち、コアが破壊されない限り欠損部位が発生しても再生可能など強大な力を持つが、その姿を常に維持することはできない。時間や受けたダメージの修復とともに肉体は高熱を発して危険信号が鳴り、活動限界に達した場合、オーバーヒートを起こし強制解除。それすら無視して継続した場合は・・・。再度のインタリンクには時間を要する。
また、どちらが行動の主導権を握るかどうかでその姿や能力が変わる。
クラスチェンジ
自分以外の武器(ブレイド)を生成することができるようになる。さらにそのブレイドの戦法も得られるため、初めて扱うブレイドであろうとも困ることはない。
このブレイドの切り替えは作中では「クラスを変える」と称されており、この時には服装も切り替わる。この武器が切り替わる様は前作のブレイドを彷彿とさせる。
記憶共有
インタリンクした相手とは互いの記憶を断片として共有することができる。作中では敵同士だった2人がインタリンクしたことで互いの立場や気持ち、それらへの相互理解を容易にした。
「瞳」の火時計のウロボロス化
通常の兵士の瞳には、所属するコロニーの命の火時計が映っているが、ウロボロスとなった者やその子孫たちの瞳には「ウロボロスの環」が映るようになる。
兵士がウロボロスとなった場合、命の火時計の呪縛から解放される。
しかし、ウロボロスの瞳からは特有の微弱な電波を放つようになり、その電波はメビウスに探知されてしまう。
該当者
ゲーム上でのインタリンクの組み合わせは「ノアとミオ」、「ユーニとタイオン」、「ランツとセナ」と決まっており、異なるペアではできない。
作中ではこの組み合わせでのお互いの関係性がクローズアップされる。
関連イラスト
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ネタバレ注意
ウロボロスの存在意義は世界の理、因果律の外の力を奮うためのきっかけ。アイオニオンを掌握するメビウスに抗するためのものである。
ウロボロスとなる力を得る「ウロボロス・ストーン」は、ニアの心(コアクリスタル)と、オリジンの欠片が融合することにより生まれる。
メビウスはウロボロス・ストーン無しでもインタリンク可能だが、これはアイオニオンの理を定められるゼットによるものだろう。
『2』のブレイドのコアクリスタルにはかつてクラウスが生活していた世界のすべての生命の記憶情報が記録されており、また元は人間の脳細胞の代わりであったため、ウロボロスとなったノア達が異性に対して恥じらいを抱くようになったのは、『2』のブレイドのコアクリスタルの持つ情報を得たことによるものと思われる。
特にニアは人間の細胞を取り込んだマンイーターであるため、その影響が色濃く表れた可能性がある。
また、ウロボロスの「コアが破壊されない限り、四肢損傷となろうとも何度でも再生可能」という特徴も、『2』のブレイドの「コアが破壊されない(+ドライバーが死なない)限り再生可能(不死身)」という特徴であろう。
ちなみに、エルティア海にはインタリンクできない「邪念の空洞」と呼ばれる場所があり、これは「ブレイドの力を抑制する」性質を持つ『2』の「エルピス霊洞」の可能性が高く、『2』のブレイドとほぼ同等の存在のウロボロスがエルピス霊洞の制約を受けているともとれる。
さらに、ウロボロスアーツ名のうち過去作から流用されているアーツ名は、すべて『2』のもの。
(ローリングスマッシュ、ジャガースクラッチ、デュアルファング、デッドリースクリュー、ラプターレイド、パニッシュメントレイ、フレイムノヴァ、スマッシュウイング)
なお、ウロボロスはメビウスオー・ピー曰く「異なる2つの世界が1つとなった姿」。
それを体現するかのように、「瞳」のマークが異なる位置に存在する者同士でしかインタリンクできない。(ケヴェスは右、アグヌスは左の瞳。ディーはアグヌスの瞳を持ち、ジェイはケヴェスの瞳を持つ)
ウロボロスが時間制限でオーバーヒートを起こし、限界を超えると消滅するのは、『初代』と『2』の世界の住人(相反する性質の2つ世界)が1つになる(交わる)ためだろう。