トラバサミ

とらばさみ

トラバサミとは、罠の一種である。

概要

狩猟に使う罠の一種で、日本国外では、ベアートラップやレッグホールドトラップと

呼ばれる事もある。虎などの肉食獣の牙のような歯が付いた、クリップのような形状の

バネ式の罠。 触れた瞬間に閉じ、歯が相手の足に食い込んで傷つけるため、相手の機動力を

そぐことに特化している。より強く脚に食い込み脱出を困難にするため、脚を挟む板に

鋸歯状の歯が付いているものや、中型獣用もしくは大型獣用のトラバサミでは、人間が

誤って踏むと脚の骨を砕くほどの威力を持つ物もあった。また、罠に掛かった動物に

長時間にわたる苦痛を与えること、密猟者が仕掛けた罠に鳥や人間がかかる事故が

発生することもあるなどから、使用に対する批判がある。

現在は狩猟におけるトラバサミの使用は基本的に禁止されており、 有害捕獲の場合は、

行政の許可を得て、罠に標識を付けた場合に限り許可されている。

落とし穴と並ぶ罠の定番で、かつては風来のシレンシリーズにも登場しており、

踏むと一定のターン移動できなくなるという効果がある。しかし、近年のシリーズでは

この罠は登場せず、代わりにトラバサミの代用として、「影縫いのワナ」が登場した。

関連タグ

罠