概要
CV:高橋李依。
カイルのオトモアイルー。メス。
少しクールな性格で、かつ若干シニカルな言い回しをすることもあり、多少気の強い面をみせることもある。
カイルの事は信頼している。
作中ではカイルと行動を共にし、伝説のレウスを取り巻く状況に関わっていくことになる。ST2の内容はネタバレ規制があるため、詳しくはゲームをどうぞ。
頭の上に乗っているのは『MHWorld』で登場した「フワフワクイナ」という環境生物である。
キャラクターデザインはサンリオとの共同デザインであり、サンリオもキャラクターのコピーライツを所持している。
カプコンがプッシュしているキャラクターであり、モンハン本編である『モンスターハンターライズ(以下Rise)』にもコラボとしてライズ側のオトモアイルーをツキノそっくりにできるスキンが実装されている。
このスキンはアイルーのジェスチャーやボイスまで変化する特別バージョンであり、なんとゲーム内ムービー中でもツキノの声で状況に応じたボイスを発するという凝りまくった仕様であった。
風評被害(スカスカロードマップトラウマ事件)
本編作品『Rise』のプレイヤーコミュニティにおいて、珍妙な経緯からツキノの名が知れ渡っている。
『Rise』は実制作が本格的なフェーズに入るタイミングでCOVID-19のパンデミックが発生し、制作スケジュールに大きな狂いが発生した。そのためか、発売後もゲームカードにエンディングすら入っていないという前代未聞の未完成状態で発売し、後の無料アップデートで配信されるという異例の事態になっていた。
決算期を優先させたメーカーの決定に対し、ゲーム内容が尻切れトンボで詰まってしまうためプレイヤーの不満は非常に大きく、国内最大のモンハンコミュニティである5ちゃんねるモンハン板をはじめとしたファン界隈には本編・アプデ双方に対しての不満が募っていた。
当時のライズは新要素が好評な一方、割とあっさりした内容のためやることがなくなりやすい、という不満は少なくなく、高難度コンテンツやリプレイ性のあるコンテンツが強く求められていた。
また、武器バランスがかなり歪で、ガンナーの徹甲榴弾や斬烈弾がバランスブレイカーとなってマルチプレイのゲームバランスを著しくゆがめており、一方でチャージアックスやガンランスなどは反対に非常に弱かったため、プレイヤーは『モンスターハンターワールド』系列の前例に倣って追加武器調整やエンドコンテンツの実装を期待していたのである。
他、恒例となっていた護石の入手システムなども前作より取り回しが悪く改善が求められており、バランスパッチへのニーズが高かった。
そんな中、何はともあれエンディングが無事配信された2021年6月以降の『Rise』のタイトルアップデートロードマップが発表された。
そこにあったのは……
「虚無」であった。
というのは流石に言い過ぎだが、内容としては月次予定表に少しだけ(すぐに消化してしまい再挑戦するほどの探求しがいもない)イベントクエストを追加されることが表記されていたのみであり、新モンスター追加やバランス・システムの修正などは何もなかった。
プレイヤー達の当時の心境はまさしく虚無というに等しく、深い絶望をもたらしたのである。
挙句の果てに、無料アップデートと謳いながら、空欄を埋めるために有料ダウンロードコンテンツの登場を発表するしかない始末だった。
しかも、同時期の『モンスターハンターストーリーズ2』のロードマップは反対にとっても潤っており、青電主ライゼクスやマム・タロトをはじめとした新しめの人気モンスターが毎月数体ずつ新登場するという力の入ったものになっていたため、「ライズは餌で本命はストーリーズ」という自虐ネタに発展。
そのような状況の中、ライズのロードマップにコラボの目玉として映っていたツキノの重ね着がライズプレイヤーの印象に強く焼き付き、後にこのロードマップは「グロ画像」「ツキノの画像」として思い起こされることになる。
人によっては「ツキノショック」と表現することもある一幕であった。
無論、偶然その場で同時に映っただけでツキノというキャラに何の責任もない。
むしろ重ね着そのものは好評でもあったことも記すべきであろう。
悪いのは、スケジューリングを行ったメーカーとタイミングだけである。
ツキノショックという表現も上記の当時の文脈を共有しているコミュニティ特有のブラックユーモアであることに留意されたし。
また、ツキノショックの二の舞を避けるべくサンブレイクのロードマップは追加モンスターがぎっしり詰まった予定表が公開されている他、追加バランス調整も実施された。
それでも、ライズのトラウマが忘れられないプレイヤー達はひっそりと今後もツキノショックの再来を恐れ続けるのである。
pixivにおける注意事項
「ツキノ」だけで検索すると『SHOW BY ROCK!!』のキャラクターの方が多く見つかるので、このタグを登録するほか、登場作品とのアンド検索を推奨。