「嘆かわしい、これでは勝者が哀れだろう・・・」
「甘い蜜をすする無能、肩書や血統だけ立派な輩を嫌うからこそ、部下には至極まっとうな評価を下してやりたいのだよ」
「不断の努力と、輝く大志と、不撓不屈の決意があれば、人は限界など容易く超えられる」
プロフィール
人物
軍事帝国アドラー、その第六東部征圧部隊 血染処女の隊長を務める男にして中将。審判者(ラダマンテュス)の異名を取る。
肩書は中将でありヴァルゼライド亡き後はチトセが大将として君臨してはいるものの、実質的には大将権限を有している。
徹底した能力評価主義者であり、実力のある相手には部下や敵対者であろうと敬意を払う公明正大な好漢。そのため人望も厚く、戦火の絶えない東部戦線において帝国側の勢力が瓦解しないのは彼の手腕によるところが大きい。
故人である第三十七代総統クリストファー・ヴァルゼライドを今でも深く尊敬しており、そのためか不断の努力を何より好む傾向がある。日々前進しようとする人間へは助力を惜しまないため、アッシュの気質を非常に好ましく思い特に目をかけている模様。
だからこそ、彼は信じ希っている。
蝋翼(イカロス)が真の太陽へと至り、光を掴む瞬間を──誰よりも。
戦闘能力
かの英雄よりカタログスペックは上であり、戦士としての資質も最高峰。
激動の東部戦線を始めとした経験に裏打ちされた身体能力、不断の努力による鍛錬により生半可な戦士では彼の足下にすら及ばない。
また一切の前兆・動作なく衝撃を発生させる正体不明の星辰光を有しており、そちらの対処も行わなければならない。
さらに特筆するべきはその頭脳。あらゆる盤面を見通し最適解をはじき出し続けるその予測演算は必ず敵対者を最悪の運命へ招き入れる。
単純な星辰光の威力だけ見ればチトセや一部エスペラントに劣る部分もあるが、身体能力に加え神算鬼謀、その精神力とまず間違いなく帝国最強のエスペラントである。
全ては依然審判者の手の内に。何一つ、誰一人として彼の予想を外れはしない・・・
「不断の努力と、輝く大志と、不撓不屈の決意があれば、人は限界など容易く超えられる」
「ヴァルゼライド閣下なら出来たぞ?」
「ヴァルゼライド閣下なら出来たぞ?」
「ヴァルゼライド閣下なら出来たぞ?」
ならば不可能なことなどこの世の何処にもありはしない!
ああ、素晴らしきかな人類よ。未来を目指して歩む限り、人の可能性は無限大なのだ!
すべては心一つなりッ!
本性*
彼は優秀な青年であり優秀な軍人であった。そして世の中には不条理があることも、どこかで妥協して受け入れなければならない事があることも知っていた。だからこそ自分が上に立った暁には少しでもより良い世の中に、少しでも公正に評価していける世の中にしようという希望を抱いていた普通の青年であった。
かの英雄に会うまでは―――
世の中の不条理は努力一つで超えることが出来るんだと。
不可能なことも精神力で可能にすることが出来るんだと。
本気でそう思ってしまった。
だからこそ彼は止まらない。未来を目指して歩み続けるのだ。あらゆる未来を轢殺しながら―――
能力*
詠唱
創生せよ天に描いた星辰を――我らは煌めく流れ星
いざ並べ、死後裁判は開かれた。眠りにまどろむ魂魄ならば我が法廷に凜と立て
公正無私の判決に、賄賂も媚態も通じはしない。宿業見通す炯眼は、清白たる裁きのために重ねた功徳を抉り出す
汝、穢れた罪人ならば禊の罰を受けるべし。地獄の責苦にのたうちながら、苦悶の淵へと沈むのだ
汝、貴き善人ならば恐れることなど何も無し。敬虔な光の使徒に、万代不易の祝福を
これぞ白夜の審判である。さあ正しき者よ、この聖印を受けるがよい。約束された繁栄を極楽浄土で齎そう
超新星(Metalnova)──楽園を照らす光輝よ、正義たれ(St.Stigma Elysium)
基準値 | 発動値 | 集束性 | 拡散性 | 操縦性 | 付属性 | 維持性 | 干渉性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
B(A) | AA | A(AA) | C | C | A(AA) | A(AA) | B |
ギルベルト・ハーヴェスの保有する星辰光。必罰の聖印。
彼の与える衝撃を付着・多重化させることができ、好きな時に起動することが出来る。
一の斬撃が十の斬撃へ、十の打撃が二十の打撃へという風に単純な火力強化に加え、相手や環境に付着させることによる遠距離攻撃、自身に付着させることによる高速移動や回避などその活用法は多岐に渡る。
現状付着数や時間制限などもなく衝撃も不可視のため、敵対した者はギルベルトに何をされているか理解不能。挙句の果てにリソースさえ足りれば都市を丸々破壊できるなどその威力にも暇がない。
よしんば気づいたとしても既に彼の刑戮烙印は完成しており敗北は免れない。
これこそが彼が守護するエリュシオン。罪深き敵対者を断罪する必滅の楽園。
この星光を看破しない限り審判者を打ち破ることは未来永劫不可能である。