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ギルベルト・ハーヴェス

ぎるべるとはーゔぇす

「ギルベルト・ハーヴェス」とは、lightから発売されたPCゲーム『シルヴァリオ トリニティ』の登場人物。
目次 [非表示]

「嘆かわしい、これでは勝者が哀れだろう・・・」


「甘い蜜をすする無能、肩書や血統だけ立派な輩を嫌うからこそ、部下には至極まっとうな評価を下してやりたいのだよ」


「不断の努力と、輝く大志と、不撓不屈の決意があれば、人は限界など容易く超えられる」




プロフィール

性別男性
役職軍事帝国アドラー 中将                              黄道十二星座部隊(ゾディアック)第六東部征圧部隊 血染処女(バルゴ) 隊長
声優佐藤涼樹(PC版)、四宮豪(CS版)




人物

軍事帝国アドラー、その第六東部征圧部隊 血染処女の隊長を務める男にして中将。審判者(ラダマンテュス)の異名を取る。血染めのラダマンテュスとも。




信賞必罰、実力主義なところはあるものの部下を使い潰すようなこともせず、堅物というわけでもない。元々は貴族の出自ではあるがそれを鼻にかけるようなこともせず、むしろ血統だけで優遇されたことがある為か忌避している部分もある。自分の非や至らない部分は潔く認め下士官にも頭を下げる公明正大さ、神算鬼謀と称されるほどの頭脳・政治力、弛まぬ努力からくる戦闘能力とまさしく理想を詰め込んだような人間の完成品



ヴァルゼライドは古くからの友人であり、努力を好んだり悪を許せない等人間性も被るところがあった為か表からにかけて彼を右腕として重用していた。また知略や政治力等も鑑みたら自分では足元にも及ばないとも評していた

この英雄との繋がりのためチトセは疑心にかられている所もある様だが、基本は帝国を憂い行動しておりその為に身を捧げる男である。


またヴァルゼライド亡き後の帝国は総統の地位は存在せず、黄道十二星座部隊隊長の合議制で国家運営がなされている。チトセが大将として君臨してはいるが、その能力や人間性もあるのか中将である彼も実質的には大将権限を有しているとされる。





徹底した能力評価主義者であり、実力のある相手には部下や敵対者であろうと敬意を払う公明正大な好漢。そのため人望も厚く、戦火の絶えない東部戦線において帝国側の勢力が瓦解しないのは彼の手腕によるところが大きい。


故人である第三十七代総統クリストファー・ヴァルゼライドを今でも深く尊敬しており、そのためか不断の努力を何より好む傾向がある。日々前進しようとする人間へは助力を惜しまないため、アッシュの気質を非常に好ましく思い特に目をかけている模様。


だからこそ、彼は信じ希っている。

蝋翼(イカロス)が真の太陽へと至り、光を掴む瞬間を──誰よりも。




戦闘能力

かの英雄よりカタログスペックは上であり、戦士としての資質も最高峰。

元々の天才肌に加え、激動の東部戦線を始めとした経験や将になってもなお続けている血と汗の滲む鍛錬に裏打ちされた身体能力により生半可な戦士では彼の足下にすら及ばない。

また一切の前兆・動作なく人体を破壊できるレベルの衝撃を発生させる正体不明の星辰光を有しており、彼と戦闘するどころか近づく前に敗北する者もいる。


さらに特筆するべきはその頭脳。作中で神と呼ばれる存在を超えるとされるその頭脳はあらゆる盤面を見通し最適解をはじき出し続け、その予測演算は必ず敵対者を最悪の運命へ招き入れる。


単純な星辰光の威力だけ見ればヴァルゼライドやチトセ等の一部エスペラントに劣る部分もあるが、英雄に比肩するとも超えるともいわれる戦闘能力・身体能力に加え魔人と称されるほどの神算鬼謀、無窮の白夜とも呼ばれるその精神力から総合力において間違いなく帝国最強のエスペラントである。



全ては依然審判者の手の内に。何一つ、誰一人として彼の予想を外れはしない・・・







































「不断の努力と、輝く大志と、不撓不屈の決意があれば、人は限界など容易く超えられる」


















「ヴァルゼライド閣下なら出来たぞ?」

「ヴァルゼライド閣下なら出来たぞ?」

「ヴァルゼライド閣下なら出来たぞ?」







ならば不可能なことなどこの世の何処にもありはしない!

ああ、素晴らしきかな人類よ。未来を目指して歩む限り、人の可能性は無限大なのだ!

すべては心一つなりッ!



















本性


彼は優秀な青年であり優秀な軍人であった。そして世の中には不条理があることも、どこかで妥協して受け入れなければならない事があることも知っていた。だからこそ自分が上に立った暁には少しでもより良い世の中に、少しでも公正に評価していける世の中にしようという希望を抱いていた普通の青年であった。

かの英雄に会うまでは―――



世の中の不条理は努力一つで超えることが出来るんだと。

不可能なことも精神力で可能にすることが出来るんだと。

人は限界なんて本当に容易く超えることが出来るんだと。

本気でそう思ってしまった。

だからこそ彼は止まらない。エリュシオンを目指して歩み続けるのだ。あらゆる未来を轢殺しながら―――



極楽浄土(エリュシオン)

「冗談でも比喩でもなく、貴様のそれは人を滅ぼすぞ」

「闇だけでなく、光に輝かぬ星の全てを淘汰する。そこに民の居場所は一切ない」

「正しい理屈が通る社会とは、過ちを犯した存在を切り捨てていくということだ」

「どこを見ても、優劣しかないじゃないか・・・!」


完全に平等かつ正確な評価がされる世界。「正義」の味方を目指す審判者の望む楽園。



弱者の怠惰、嫉妬、傲慢。悪党の下劣さ。勝者と敗者を同等に並びたて讃えるような価値観が横行する世界。

そんな間違いを正すためにギルベルトは、一切の恣意が介入しない完璧で公平な評価システムを求めたのである。


「筋力や学力など能力に応じてプラス何点、生まれの環境と現在至った成果の差分を努力値として何点、夢を抱けば何点、それを諦めなければ何点」というように、善き方向は加点され、一定に達すれば見合う報奨を得る。

逆に「怠ければマイナス何点。仕事で手を抜けばさらに何点追加でマイナス。諦めたらマイナス何点」というように、悪しき行いには減点がありそれに伴う刑罰を受ける。

そのように信賞必罰を徹底する(というよりなってしまう)。正しい道を歩めば祝福され、けれど悪事を働けば必ず罰を受ける。

上か下か、勝者か敗者か、優か劣か、光か闇か。その全てがはっきりと判るようになり、誰もが正当な評価を受ける。






「ここにはない極楽浄土の守護を望むと言うのなら、審判者とでも名乗るがいい――」

正義の味方は正義しか救わない。正しさだけで生きていける人間など存在しない、この楽園は死後の楽園であり、光にも闇にもなれない今を生きる人間にとっては地獄なのだと英雄は言う。


審判者とは現世に存在しない楽園の守護を望んだ男の成れの果てであり、英雄による神託(皮肉)なのである。





さらにある意味で最も始末に負えないのは、この思想が「正しいから」齎したいというその一点。

彼はまごうことなく心技体そろった傑物でこの思想で栄光を受け取る側だが、その部分は彼にとって全く重要ではない。そしてこの思想すらより正しい(=自分を倒した存在の)思想を前にすれば、二心なく封印できる。

そのため彼を負かす者がいれば自らの思想にあてはめ、より正しい存在として、その存在に対する滅私奉公を自らの大前提とする。本編でも数々の悪行はヴァルゼライドが相打ちで討ち取られた形ゆえに「自分より正しい勝者」が不在になったことが原因で、そうでなければヴァルゼライドの同族だが宿敵であるカグツチであろうと、それどころか真逆の在り方な逆襲劇であるゼファーであろうと忠誠を誓っていたとされる。

これは根幹的に「成果を上げるために行動し、そして見事結果を出したか」に比重が置かれているためで、極楽浄土においても「社会的に見れば悪だが国家や民衆に多大な恩恵を与えている」存在は上として認定される。

この「上か下かを絶対視するため、負けたら勝者に絶対服従」「アドラーでも他に誰もかなわない価値」が捨てるにあまりに惜しすぎるため、ヴァルゼライドもその価値から危険視しながらも殺す選択肢をとれなかった。

勝てばリベンジも望まず無力化し恩恵を受け取れるという点ではメリットが大きすぎるが、反面勝つのがそもそも無理筋という極めて厄介な存在。こと当人の頭脳が明晰すぎ、トリニティ本編で彼の読みを超えるようなケースは5回だと思ったら37回もやっていた人体改造という狂気の域や誰かの助けを借りるための極晃程度。かのヴァルゼライドですら決定的な致命傷を与えた隙を狙ったカウンター狙いという彼でなければできないような根性論で何とか勝機をつかみ取れたほど。純粋な星辰奏者ですら光の薫陶もあって、チトセ・朧・アマツ

と同格の戦力となりえるため、まっとうな正攻法での打倒は不可能に近い。



このように、思想及びそのきっかけとなった「素晴らしい存在が報われず、怠惰な無能がはびこることに対する憤り」が行動原則でめちゃくちゃやっているが、上述の通り己の価値観に対しては利益度外視で絶対服従。

本編序盤の暗躍も、本命のテストとして、その失敗作も含めて死地に投入→間違いなく本命以外は死ぬだろうが、しかし全ては想い一つだから閣下のように覚醒すれば生き残るだろうとは考える→だが閣下みたいにそのままは酷すぎるから、便宜上の新米少尉(実態は大半が他国からマンハントした連中)30人全員に佐官待遇に優先供給される装備を用立てる→結果として本命と一緒に生き残った二名以外は全滅→生存者は独自判断でその場で昇格させる。という流れを経ている。目的のための手段が一致している協力者や、記憶を取り戻した被害者も、引き気味の反応を示している。

後に死後当人そのものとも言えるがそうでない再現体としてアシュレイに再開した際も「(恨み骨髄だろうし)景気づけに(役目の終わった)私を殺していかないかね?」とさらりと提案するなど、ある意味ですさまじい無敵の人物。そのためシルヴァリオのファンからは糞眼鏡と呼称されており、良くも悪くも影響力がすさまじい。




能力


天へと去ったヒカリを求め、その継承者が今こそ地上に顕現する……

その名は―――


詠唱

創生せよ天に描いた星辰を――我らは煌めく流れ星


いざ並べ、死後裁判は開かれた。眠りにまどろむ魂魄ならば我が法廷に凜と立て


公正無私の判決に、賄賂も媚態も通じはしない。宿業見通す炯眼は、清白たる裁きのために重ねた功徳を抉り出す


汝、穢れた罪人ならば禊の罰を受けるべし。地獄の責苦にのたうちながら、苦悶の淵へと沈むのだ


汝、貴き善人ならば恐れることなど何も無し。敬虔な光の使徒に、万代不易の祝福を


これぞ白夜の審判である。さあ正しき者よ、この聖印を受けるがよい。約束された繁栄を極楽浄土で齎そう


超新星(Metalnova)──楽園を照らす光輝よ、正義たれ(St.Stigma Elysium)



基準値発動値集束性拡散性操縦性付属性維持性干渉性
B(A)AAA(AA)CCA(AA)A(AA)B

(()内は人造惑星時)


ギルベルト・ハーヴェスの保有する星辰光。必罰の聖印。

彼の与える衝撃を付着・多重化させることができ、好きな時に起爆することが出来る。例えるなら「任意で衝撃を与えた地点に好きな数のリモート爆弾を設置する能力」とでも形容するべきもの。

一の斬撃が十の斬撃へ、十の打撃が二十の打撃へという風に単純な火力強化に加え、相手や環境に付着させることによる誘導や遠距離攻撃、自身に付着させることによる高速移動や回避などその活用法は多岐に渡る。

挙句の果てに、当人の圧倒的頭脳ゆえに、出力等の各種リソースを上乗せすれば都市を丸々爆破解体するすることも簡単にできるなど、絶大な脅威度を保有する。




蓋を開けてみれば単純な能力だが、付着数や時間制限などもなく衝撃も不可視のためギルベルトと対峙した者は何をされているのか理解できずに蹂躙されるのみ。また事前の仕込みも含めた入念な頭脳があればあるほど恐ろしくなる星であるため、ギルベルトとの相性が良すぎるのも脅威。

名前の通りこの星光が支配する盤面も彼のエリュシオンなのである。



能力に気づく頃には付着した星光による詰将棋の如き刑戮烙印が完成済み、仮に前もって能力を知ってたところで添付された衝撃は見えずその発動もギルベルト次第、環境にも衝撃が付着できる事もあり対処法がほぼ存在しない。

そもそもその異常なまでの頭脳から敵対した時点(あるいは敵対する以前)から既に敗北への選択肢しか用意されていない。

万一この詰将棋を逃れギルベルトと対峙したとしても本体が英雄に比肩する戦闘能力・覚醒の持ち主と、まず人間で勝つことは不可能だろう(作中でもギルベルトの死因はすべて滅奏である)。





これこそが彼の守護するエリュシオン。罪深き敵対者を断罪する必滅の楽園。

この星光を看破しない限り審判者を打ち破ることは未来永劫不可能である。












そして何よりも警戒するべきことはそれではない








そう―――まだだっ!









忘れてはならない。

彼もまた光の奴隷であることを――――――――



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