概要
1976年に公開されたアメリカの映画。監督はジョン・カーペンター。
原題は「Assault on Precinct 13」で、「13管区分署の襲撃」みたいな意味になる。
…が、実は物語の舞台になるのは「Precint 9, Division 13(13地区9分署)」である。
引っ越しを控えてほぼ無人の警察署を舞台に、各々の事情でそこにたどり着いた警部補や死刑囚、一般人たちと、襲撃するギャングたちとの激しい銃撃戦が描かれる。
カーペンター監督が大ファンである「リオ・ブラボー」を現代風に置き換えて作ったオマージュ作品。
監督は後に設定の似た「ゴースト・オブ・マーズ」という映画を監督している。
また、2005年にはリメイク作の「アサルト13要塞警察」が公開された。
あらすじ
カリフォルニア州の警官ビショップ警部補は、「明日引っ越しがあるアンダーソン地区9分署の指揮をとってくれ」という司令を受ける。
ところ変わって、スターカー護送官が死刑囚たちを護送していたが、囚人の1人が体調不良を訴え、9分署に一時的に立ち寄ることになる。
そしてまた別の場所、ストリートギャングに娘を殺された男ローソンがいた。
怒りに燃えるローソンはギャングの1人を銃殺するものの、残るギャングたちに追われて9分署に逃げ込む。
9分署は引っ越しを控えてほぼ無人、電話も使えず、ギャングたちはサイレンサーを使い巧妙に攻め立ててくるため周囲にも気づかれない。
各々の事情で辿り着いた寄せ集めの軍団とギャングたちとの銃撃戦が始まる。
登場キャラクター
()内は演者。
- ビショップ(オースティン・ストーカー)
昇進して間もない警部補。
- リー(ローリー・ジマー)
9分署で働く事務員。
- スターカー(チャールズ・サイファーズ)
死刑囚の護送官。
- ウィルソン(ダーウィン・ジョストン)
- ウェルズ(トニー・バートン)
スターカーに護送されていた死刑囚たち。
- ローソン(マーティン・ウェスト)
一般人。
ギャングに娘を殺され、その報復でギャングを撃ち殺す。