概要
ゲーム『deadspace』に登場する、物語上重要なオブジェクト。複数個存在する。
形状
全長は5m程度の砲弾型のシルエットを有する。
多角形錐がらせん状に絡み合った形をしており、下部から上部にかけて等間隔に節のようなものがある。
表面には解読不能な文字のようなものが彫られている。
材質は不明。ただし地球人類でも複製が可能であり、材質は問題ではないらしく、重要なのは形状と表面も模様の様子。
性能
原理は不明ながら無尽蔵にエネルギーを放射する存在であり、そのエネルギーは電気などに変換も可能。
また恐ろしく頑丈にできており、隕石の直撃程度では傷一つ付かない。
何らかの信号を発しているようだが、地球人類の技術では観測できない。この信号は主に有機生命体の死骸に作用し、その細胞を変異させてネクロモーフ化させる。
またこの信号は感応波でもあるようで、知的生命体に作用し、知能の低い存在には重度の精神疾患を引き起こさせ、最終的に自殺や殺戮を行うように仕向ける。逆に知能の高い存在には洗脳効果を発揮し、マーカーを崇拝するように仕向ける一方、その複製をするように誘導する。
マーカー自体になんらかの意思が存在するようで、自身の影響下にある知的生命体に幻覚を見せるなどして誘導しようとする。またネクロモーフを操っているのもこのマーカーである。
種類
ブラックマーカー
所謂、オリジナルマーカーと呼ばれる存在。黒色。
知的生命体に下記のレッドマーカーを作らせるように誘導する意思がある様子。
レッドマーカー
オリジナルマーカーを知的生命体が複製した存在。なぜか赤くなる。
ブラックマーカーの子機とも呼べる存在で、性能はほぼ同一ながらも、それ自体に意思のようなものはなく、ブラックマーカーの意思を中継して拡散する役割がある。
ちなみに、ブラックマーカーの信号に距離という概念は存在しないようで、存在する限りブラックマーカーの中継器として機能し続ける。
行動
phase1
ネクロモーフが収束して生まれる「the Moon」の内部で生成され、ランダムに外惑星に向かって放出される。その内、有機生命体またはその元が存在する惑星に落着したブラックマーカーは休眠状態に入ると同時に、細胞変異を促す感応波のようなものを発信し、生物の進化を促す。
phase2
惑星の有機生命体が知性を有し、社会を形成し、深刻なエネルギー問題に直面したころに活動を再開。その存在を知的生命体にアピールし、エネルギー源として利用させようとする。
phase3
知的生命体に回収された後は、エネルギーを生産しつつも感応波を撒き散らし、自身の複製であるレッドマーカーを作るように洗脳する。
phase4
一定数のレッドマーカーが生産されると、本性を現して周囲の知的生命体の精神汚染を行い、死骸をネクロモーフに変異させる。
phase5
ネクロモーフの合計質量が目標値に達すると、ブラックマーカーを中心に収束を開始。惑星上のネクロモーフを含めたすべての有機生命体を吸い上げ、衛星軌道上に「the Moon」を形成する。
phase6
phase1へと移行する。