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呪印の女剣士の編集履歴

2023-03-08 19:34:16 バージョン

呪印の女剣士

じゅいんのおんなけんし

 日本のWEB小説・ライトノベルに擬装した本格派ファンタジー。傭兵の女主人公が織りなす、長編ロマンシス戦記。  主人公が、やがて大陸を破滅させた魔王と呼ばれるまでに何が起きたかを綴った物語。群像劇、主人公にはさほど恋愛要素はなし。  連載開始10年が経過した今も、小説家になろうにて隔日更新中。

概要

著者ははーみっと、イラストは又市マタロー小説家になろうに掲載された後、TOブックスより書籍化された。なろう掲載開始が2010年10月で書籍の販売が2020年6月なので、実に10年近い歳月を経ている。連載は隔日更新ペース。現在小説3巻発売中。

 2020年9月より、ニコニコ静画にてコミカライズ連載もスタートしている。現在コミックス2巻が発売中、作者は深津、pixivだとごんずい


 主要登場人物は主人公含めて女性が多く、公式にロマンシスファンタジーとされている。百合かどうかは人による。だが男キャラのファンも多い。


 人物が多いので、ページ内検索推奨。また初読みのネタバレは防ぐために、過剰な情報は載せていません。


あらすじ

 故郷を追われた女剣士アルフィリース。彼女は成長して旅に出る。

 傭兵となった彼女は数々の仲間を得ながら、やがて「黒の魔術士」と呼ばれる大陸を破滅に追い込もうとしている、超常の魔術士集団との戦いに巻き込まれていく。


登場人物

  • アルフィリース

 主人公の女傭兵。魔術剣士。18歳。なかなかの美人。セミロングの黒髪に茶色の瞳。身長/体重/スリーサイズ:174cm/64kg/90/62/94。なかなかセクシーな体型である。

 性格は快活で好奇心が強く一見大雑把だが、この時代の女性としては一級の教養の持ち主。魔術、算術、経済、経営、化学、生物学、戦術戦略など多岐にわたる知識を有するが、地図の読み方は適当。

 剣士だが、武器を選ばすムチや弓、棒術も徒手格闘も達者。なお、酔った時の歌は破滅的。


  • アノルン(ミランダ)

 金髪碧眼のアルネリア教会所属、酔いどれベルセルクシスター。アルフィリースと腐れ縁。仕事は出来るヘタレ系女子。


  • リサ

 盲目のセンサー、毒舌女子。仕込み杖が武器。


  • アルベルト

 若き神殿騎士団団長、大陸でも有数の剣士。


  • ミリアザール

 横暴ドSのアルネリア教会最高教主、その正体は……


  • 梔子

 最高教主よりドSの女官長、兼暗部の長。


  • フェンナ

 ダークエルフ(シーカー)の王族、アルフィリースに助けられて仲間に。


  • ニア

 諸国を放浪する獣人(猫族)の兵士、道案内をかって出たことでアルフィリースの仲間になる


  • ルイ

 大陸最強の傭兵団、ブラックホークの二番隊隊長。別名「氷刃」。アルフィリースに劣らぬ体躯を誇る女魔術剣士。


  • レクサス

 大陸最強の傭兵団、ブラックホークの二番隊副隊長、別名「百人切り」。普段はふざけているが、実力はたしか。


  • カザス

 地政学を主とする学者、依頼で出会ったアルフィリースたちに興味を抱いて同行することに。最初に仲間になる男子。


  • ライン

 アルフィリースと犬猿の仲、某国の元騎士。後にアルフィリースの仲間になる。


  • ダンススレイブ

 ラインを主と認めて付き従う魔剣。持ち主の身体機能を限界を超えて引き出すことができる。


  • オーランゼブル

 敵の首魁のハイエルフ。かつては五賢者と呼ばれた人類だけでなく他の種族をも導く存在だった。目的は不明だが黒の魔術士なる集団を率い、魔王を生産している。


  • ヒドゥン

 黒の魔術士のまとめ役、裏工作に秀でる。吸血種と人間の混血。


  • ドゥーム

 黒の魔術士の一人、悪霊と人間の混血。


  • アノーマリー

 黒の魔術士の一人、魔王を直接生産している。奇怪な姿をした老人のような少年。


  • ライフレス

 黒の魔術士の一人、歴史に残る人間の英雄の一人。


  • ティタニア

 黒の魔術士の一人、歴史に残る孤高の女剣士。剣を捧げる相手を求めて千年を彷徨う。


  • サイレンス

 黒の魔術士の一人、人と見わけのつかない精巧な人形を使う。


  • カラミティ

 黒の魔術士の一人、人間に寄生して操る虫を使役する美女。


  • ブラディマリア

 黒の魔術士の一人、最強種族魔人の一体。普段は幼女の姿を取る淫靡で残虐な性格。


  • ドラグレオ

 黒の魔術士の一人、巨躯で半裸の戦士。仲間に馬鹿と呼ばれるが、その生命力と実力は計り知れない。


  • ユグドラシル

 黒の魔術士の一人、仲間ですらその正体を知らない、謎の魔術士。その力は絶大。


  • エアリアル

 大草原の守護者、名馬を駆る草原の民。アルフィリースを姉と慕うようになる。


  • ファランクス

 大草原の守護者にて、エアリアルの育ての親でもある魔獣。


  • レイファン

 クルムス公国の王女、後に女王。ラインに助けられたことで好意を抱く。


  • ラスティ

レイファンの親衛隊隊長。後にクルムス公国宰相の任に就く。


  • エルザ

アルネリア教会所属のシスター、将来有望な若手の巡礼者。


  • イライザ

アルベルトの従妹にして、将来有望な神殿騎士。


  • フェアトゥーセ

沼地の白魔女、現魔女の統括役。


  • サーペント

沼地に棲む海竜、グウェンドルフとは義兄弟。


  • アンネクローゼ

ローマンズランド第二皇女にして、最高位竜騎士でもある、空戦第三師団団長。自信家で高慢かつ強気だが、認めた相手にはおおらか


  • アムール

ニアの上司でもある黒豹の獣人。グルーザルドの諜報部所属でもある


  • エメラルド

人間とハルピュイアのハーフであり、伝説の種族有翼人によく似た容姿の少女。精霊剣インパルスの所持者


  • インパルス

人間の姿を取ることができる精霊剣。属性は雷。


  • クローゼス

氷の魔女見習。ピレボス山脈に住んでいたが、遭難したアルフィリースを案内することになる。


  • ジェイク

リサが育てた孤児にして、将来を約束した仲の少年。ドゥームに一撃を入れた少年であり、騎士として将来を嘱望される。アルネリアの比護のもと、グローリア学園に通いながら才能を開花させていく。


  • ネリィ

リサが育てた孤児にして、ジェイクの次に年長。グローリアに通いながら、シスターとしての才能を開花させていく。


  • ルース

リサが育てた孤児にして、やや舌足らず。年齢の割に悪知恵が働く。


  • デュートヒルデ

グローリア学園に通う公爵令嬢。自分に物怖じしない平民出のジェイクを何かと目の敵にするが、どうやらそれだけではないようで。


  • リンダ

グローリア学園に通う侯爵令嬢だが、本領は生物学。平民に差別意識は特になく、ルースと仲がよい。


  • ブルンズ

グローリア学園に通う子爵家三男、部門の家柄。ジェイクを目の敵にしていたが、後に親友に。


  • ラスカル

グローリア学園に通う平民。ジェイクの親友。


  • ロッテ

グローリア学園に通う平民。ジェイクやラスカルと仲良し。


  • ミルトレ

グローリア学園でのジェイクの先輩。元奴隷だが、現在は男爵家養子。卒業後は神殿騎士団への入団が決定している。


  • マリオン

他国の王太子だが、卒業後は神殿騎士団への入団を志願した。ミルトレの同期で親友。


  • クルーダス

アルベルトの実弟にして三男。ミルトレ、マリオンの同期であり、親友。現在はグローリア学園の生徒だが、卒業後は神殿騎士団への入団が決定している。


  • ドーラ

グローリア学園にやってきた転入生。不思議な雰囲気で音楽を愛する。


  • ダロン

巨人族の傭兵。妻を探して人里に出てきたところを捕まり、アルフィリースと出会い仲間になった。大人しいが、巨人族の中でも一流の戦士。


  • ロゼッタ

通称赤目のロゼッタ。様々種族の混血であり、物心つく前後から戦場で暮らす生粋の傭兵。ランクはA級。戦場で培った人脈で、自らを慕う仲間を多数引き連れ戦場巡りをしている。アルフィリースとの一騎打ちで敗れ、仲間に。


  • ルナティカ

銀髪の暗殺者。理由もわからず組織に追われている所をアルフィリースたちに拾われ、リサの説得にて仲間になった。


  • ターシャ

賭け事が大好きな天馬騎士。純粋な天馬騎乗の腕前はフリーデリンデの天馬騎士団でも随一で、偵察兵としては超優秀。個人での傭兵活動中にアルフィリースと知り合い、仲間になることにした。


  • ジェシア

獣人(キツネ族)の女商人。フェニクス商会に所属している。ひょんなことからアルフィリースの傭兵団設立の援助をすることになる。


  • ノラ

ライン馴染みの娼婦兼暗殺者。クルムス奪回への功績が認められ、後にレイファンの近侍となる。


  • ムスター

クルムス公国第三王子にして、レイファンの実兄。強引にクルムスの実験を握り、黒の魔術士とも協力していたが、実は…


  • ドライアン

獣人の王国の中でも最大であるグルーザルドの王。金色のオオカミ族の獣人。大陸最強の戦士の一人でもある。かつて人間世界を放浪したことがあり、人間世界の文化に精通している。


  • ロッハ

グルーザルドが誇る獣将の一人、白色のオオカミ族の獣人。自制心が強く、血の気の多い中にあって知的な人物。速度重視の戦い方が得意。


  • ヴァーゴ

グルーザルド獣将の一人。トラ族の獣人。血の気の多い獣将だが、同時に人情にも溢れる。力任せの戦い方が得意。


  • マイア

「天空竜」の異名をとる真竜で、グウェンドルフの義妹。淑やかで知的な竜だが、怒ると手がつけられない。


  • ラキア

「旋空竜」の異名をとる真竜で、マイアの妹。借金のせいでアルフィリースの傭兵団に所属することに。大陸を一日あれば横断できるほどに速度が出せる。


  • ハウゼン

ベグラードで宰相を務める、アルドリュースの友人。


  • ミューゼ

ベグラード王女、アルドリュースと知己。あるいはそれ以上の関係だった。


  • エクラ

ハウゼンの娘。後にアルフィリースの傭兵団に参入する。内務に優れ、団内の揉め事や事務作業を一手に引き受けて処理している。


  • ヴェン

 エクラの護衛で寡黙な騎士。普段は大人しいが、その剣の実力はベグラードは愚か、周辺の国でも随一であり、ハウゼンの懐刀だった。かつては奴隷剣闘士であり、実力で身分を買い取った。


  • ノーティス

 人間の名前はトリュフォン、グウェンドルフよりも年配の、「古竜」と呼ばれる世代の真竜。竜として生活することに飽き、人間に紛れて暮らしている。アルドリュースと知己。


  • 浄儀白楽

 東の大陸、討魔協会会長。東の大陸随一の武闘派で、傲岸不遜な性格。ブラディマリアを愛人に据える。


  • 清条詩乃

 討魔協会を支える四家の若き筆頭にして、事実上のNo.2。グローリア留学経験があり、ミリアザールと知り合い。


  • 耀姫

 詩乃と知り合いの鬼の姫。黒の魔術士との戦いで傷ついたところを、詩乃がかくまっているが…


  • ドロシー

 イェーガーに志願してきた農村の娘。額はないが素直な性格で、才能に溢れる。アルフィリースに憧れている。ブラックホークの同名のドロシーとは同郷の馴染み。


  • ロイド

 イェーガーに志願してきたロゼッタの知り合いで、B級上位の傭兵。イェーガー内で部隊長を務める。


  • グラフェス

 イェーガーに志願してきた元騎士。イェーガー内で部隊長を務める。


  • ミルネー

 イェーガーに志願してきた武家の娘。アルフィリースに危険視され、イェーガーを追い出され、深くアルフィリースを恨むようになる。その後落ちぶれてターラムでの娼婦を経て、ドゥームに拾われて魔王となる。


  • マスカレイド

 ヒドゥンの命令で動く、スコナーの女スパイ。アルネリア内に潜伏し、フェンナの側近となる。


  • ミナール

 アルネリアの三大司教の一人。黒の魔術士の工房を割り出すために単身で行動中、ヒドゥンと戦闘となり、死亡。


  • ラック

 イェーガーの料理番。ルナティカと仲が良い。


  • グンツ

 「槍に絡む蛇」の団長。フリーデリンデ天馬騎士団団員に手を出したことで、粛清の対象となる。ドゥームに拾われ、魔王と化す。


  • カナート

 ブラックホーク団員、ヴァルサス直属のセンサーを兼ねた戦士。癖の強い団員の中にあって、冷静沈着の常識人。


  • グロースフェルド

 ブラックホーク団員、ヴァルサス直属の神官。変態と仲間からも揶揄されることを本人は楽しんでいるが、実はブラックホークにとっての最重要人物。


  • スウェンドル

 ローマンズランド国王。暴虐かつ冷酷として知られるが、若かりし頃は賢王として知られていた。オルロワージュを愛妾に迎えた頃からおかしくなったようだが……

 愛竜の名はフォルトゥス。


  • オルロワージュ

 スウェンドルの愛妾。優美で人当たりのよい人物だが、彼女が出現してから宮廷の様子がおかしいとの評判もあり、アンネクローゼなどは毒婦として敵視している。


  • ラペンティ

 アルネリアの巡礼二番手である実力者。直接戦闘だけでなく医術などにも優れ、かつては「華やぐラペンティ」と言われたほど絶世の美女だった。グルーザルド王ドライアンの知己でもある。


  • オシリア

 廃都ゼアの巫女であり、優れた魔術士となる予定だった悪霊。人格が破綻しておりゼアを壊滅させた後、十人の命と交換に封じられた存在。ドゥームにより解放され悪霊となった後、彼の妻として付き従う。オーランゼブルと何やら因縁があるらしいが……?


  • マンイーター

 餓死した少女の悪霊。ドゥームに従うようになる。各種キメラに憑依し、何でも喰らう。


  • オブレス

 浮浪児を集めた窃盗団「兄弟(フレール)」のリーダーを務める少年。


  • レイヤー

 オブレスの下で働いていた少年。大人しく厭世的だと思われていたが、その実は超常的な身体能力をもった戦士。ルナティカに師事し、その能力を開花させていく。兄弟(フレール)の残党を引き受けてくれたアルフィリースに感謝し、彼女の力になりたいと願う。


  • エルシア

 オブレスの下で働いていた少女。リサの裏をかきうる盗みの腕に加え、投石や刺突剣などを扱うようになる。イェーガーに身を寄せるうち、剣で自らの身を立てようとするようになる。レイヤーのことを好ましく思っている。


  • ゲイル

 オブレスの下で働いていた少年。やや考えが足らない傾向があるが、根は素直な少年で、仲間想い。ロゼッタにからかわれながらも師事している。エルシアに想いを寄せている。


  • ジャバウォック

 大草原の先代管理者。黒い体毛の巨獣。ミリアザールに頭が上がらない。


  • ロックルーフ

 ジャバウォックの仲間で、山の尾根を覆うほどの巨鳥。


  • レイキ

 ジャバウォックの仲間で、山ほどもある大亀。


  • リディル

 若き勇者の一人。『真の勇者の原石』と呼ばれ、高貴な出自でありながら財産を全て民のために放出。自らは身一つで魔物との戦いに乗り出した英雄然とした人格者。仲間をゼムスに殺された恨みから黒の魔術士に目をつけられ、魔王と化す。


  • アーシュハントラ

 歴戦の勇者の一人だが、戦いよりも調査などを得意とする。飄々とした性格でつかみどころがない。


  • フォスティナ

 勇者の一人で紅一点。人間相手の依頼よりも、遺跡調査などの依頼を中心に行う単独行動をする傭兵。下級貴族の出自で、13歳で傭兵に。18歳でA級となり、20歳で勇者認定を受けた天才児かつ幸運な女性。


  • ゼムス

 最強の勇者、同時に指名手配されたS級傭兵をまとめ上げて仲間としている得体の知れない性格をしている。人間側の最強戦力の一人。


  • ドライド

 アルネリア三大司教の一人。かつては真面目な好青年、今は頭の固いハゲ。


  • マナディル

 アルネリサ三大司教の一人。かつてはイケメン好青年、今は暑苦しいハゲ。


  • ミナール

 アルネリア三大司教の一人。裏方に徹するミリアザールの理解者。陰キャの切れ者、仕事人。


  • ピートフロート

 真竜ノーティスに仕える、闇の精霊。その正体は……?


  • ドラファネラ

 大地の魔女、フェアトゥーセと仲が良い。


  • イングバル

 闇の魔女、フェアトゥーセと仲が良い。騎士グライドを従えている。破綻した魔女の団欒から逃走した先で、スピアーズの四姉妹に捕えられた。


  • スウェード

 氷の魔女、クローゼスの師。グランシェルとは犬猿の仲。


  • グランシェル

 炎の魔女、ミュスカデの師、スウェードとは犬猿の仲。


  • アイヤード

 鳥の魔女、魔女の団欒破綻後、姿を消した。


  • アンシェーレン

 森の魔女、現役魔女では最長老だったが、死亡。


  • ブランシェ

 白いアルフィリース。正体はアルフィリースに恨みを抱く魔獣が魔王化したもの。


  • エーリュアレ

 魔術協会征伐部隊所属。父親をかつてアルフィリースに殺され、家督が落ちぶれたことからアルフィリースを恨んでいる。


  • ラーレ

 ミューゼの護衛を務める女騎士


  • リュンカ

 グルーザルド獣将の一人、紅一点。ピューマの獣人


  • ヤオ

 グルーザルド軍人、ニアの妹。将来の獣将を嘱望される逸材。


  • シュテルヴェーゼ

 現在も活動する古竜の一人で、人間に幻身した状態でも大陸最強と呼ばれる女傑。鍛錬好き、ノーティスの妻だった。アルドリュースと良い関係だったこともある。通常はピレボス山頂で

千里眼にて世の中の動きを観察している。


  • ブランディオ

 巡礼五番手のアルネリア僧侶。通り名は「天秤」。妙な方言を使い、掴みどころのない性格。


  • ウルティナ

 巡礼六番手のアルネリアシスター。通り名は「殲滅する御手」。生真面目だが苛烈な性格、自分にも人にも厳しいが、ブランディオが苦手。


  • アリスト

 アリスト=ブランクェス。神殿騎士団上級騎士、全体の十傑に入る実力者。ラファティの剣の師でもあり、農民時代に盗賊団を農具で殲滅し、過剰防衛にて死刑宣告された天然の戦士。


  • インソムニア

 ドゥームの配下でもある、第五階梯の自由意志を持つ悪霊。生下時より一度も眠ったことがなく、拷問と言う名の愛に熱中するあまり、いつ死んだかもわからないまま悪霊となった。

 アルネリアの討伐任務により、ジェイクと戦い敗北。その後マンイーターに食われて消滅、融合された。


  • フーミルネ

 魔術協会、暗黒魔術派閥代表。征伐部隊を組織している派閥の長でもある。野心が強く、虎視眈々と魔術協会長の座を狙う。


  • エスメラルダ

 魔術協会、召喚士派閥代表。テトラスティンの弟子でもあり、テトラスティンに意見できる数少ない人間の一人。


  • マリーゴールド

 魔術協会、金の派閥代表。人数では協会内最大派閥、そして協会の会計役であり、主に金策をしている。


  • ヤーレンセン

 魔術協会、理魔術派閥代表。人格、人望、実績共に申し分ない魔術士。


  • ウィンストン

 魔術協会、白魔術派閥代表。穏健で権力争いとは無縁。


  • イングヴィル

 フーミルネの部下で、征伐部隊(プランドラー)を率いる若き天才と呼ばれた男。アルドリュースと取引をして、アルフィリースを見逃した人物でもある。


  • カラバル

 ヤーレンセンの長男。魔術士としてははそれほどでもないが、よく父の補佐を務める。


  • オービタス

 ヤーレンセンの次男。カラバルとは腹違い。将来を嘱望される魔術士で、次期理魔術代表候補と目される。


  • ヴァイフセラー

 魔術協会、金の派閥長。寿命が近いほどの老齢だが、いまだ派閥のご意見番。


  • アララカル

 理魔術派閥が招へいした、オリュンパス教会の魔術士。


  • ファジーオーブ

 導師でありながら、人間の世俗とも関わりがある。イングヴィルとも知り合い。


  • ラック

 イェーガーの料理番。ルナティカと仲が良い。


  • ファイファー

 クライアの将軍、王家の縁戚。ヴィーゼルとの戦争において、イェーガーを雇うことになった。


  • グランツ

 ファイファーの部下。大将。


  • オズドバ

 ファイファーの部下。副将を務めたが、軍では500人将、爵位は男爵。ギュンヌ辺境伯。男尊女卑の強いクライアにおいて、比較的フェミニスト。


  • エブデン

 上官が戦死したことでサラモ砦の守備責任者となった元中隊長。


  • トレヴィー

 傭兵団『城攻め屋』団長代行を務めていた大隊長。


  • 黄騎士ヴァランド

 カラツェル騎兵隊所属、弓矢を中心に扱う規律正しい部隊の隊長である老騎士。正々堂々とした性格。


  • ケルスー

 森林戦専門の傭兵団『闇猿』団長、ロゼッタにも勝ち越す腕を誇る、連接大剣使いのA級傭兵。残虐な性格で、自らも賞金首である。


  • ボート

 ケルスーの弟。サイクロプス並みの巨体を誇る、剛力の戦士。少し頭が弱いが、戦いに関してだけはそうではない。


  • 緑騎士ウーズナム

 カラツェル騎兵隊所属、森林戦を得意とする騎馬部隊の隊長である小柄でせっかちだが、頭のキレる騎士。盾を使うバランス型の剣士。


  • 茶騎士ゴート

 カラツェル騎兵隊所属、重装備で普通の倍ほどもある巨馬を駆る豪快な騎士。戦闘狂で短気。


  • 剣の風

 戦場での逸話の一つ。遭遇すれば死と呼ばれ、謎の自然災害と考えられていたが、その正体とは・・・?


  • ヴェルフラ

 フリーデリンデの天馬騎士団、報復部隊こと部隊アテナの隊長。小柄で怪力の女傑。武器は身の丈を超えるハンマー。


  • マルグリッテ

 フリーデリンデの天馬騎士団、報復部隊こと部隊アテナの副隊長。常に笑顔で敵を切り刻む二剣使い。


  • ララベル

 かつて赤い姉妹と呼ばれた、ロゼッタの姉貴分。カラミティに殺され、その姿を乗っ取られていた。


  • ゼルドス

 ブラックホーク4番隊隊長。全滅した4番隊に代わって召集された、元酒場の主人。同時にグルーザルド軍事顧問で、ドライアンの側近でもあった。


  • ラッシャ

 ブラックホーク4番隊副隊長、リス族の獣人。通り名は『血まみれラッシャ』


  • ゼルヴァー

 ブラックホーク3番隊隊長。元騎士だったが、国を出奔した男。生真面目で依頼に忠実。


  • ドロシー(大)

 ブラックホーク3番隊隊員。体中が傷まみれの歴戦の女戦士。イェーガーのドロシーとは同郷で、顔なじみ。曲刀使いの妖艶な女剣士だが、興奮すると田舎言葉が出る。


  • ダンダ

 ブラックホーク3番隊隊員。人間に負けてから鍛練をし、人語も解するようになったオークの戦士。吃音だが、頭の回転は速く、冷静に戦況を観察する。


  • ベルノー

 ブラックホーク3番隊隊員。以前は魔術協会に所属していた魔術士。


  • ヴァルサス

 『狂獣』の通り名を持つ、ブラックホーク団長。勇者認定こそ受けていないが、大陸最強の剣士としての呼び声が高い。


  • ミレイユ

 ヴァルサス直属の0番隊所属、ウサギ族の獣人。元グルーザルド所属、『三月ウサギ』の異名をとる、獣将候補だった女戦士。


  • グレイス

 ヴァルサス直属0番隊所属、巨人族の女戦士。成人男子ほどもある大剣を使いこなす。


  • アマリナ

 ヴァルサス直属0番隊所属、女竜騎士。かつてローマンズランドで最高位竜騎士にもっとも近いと呼ばれた腕前だったが、任命されず軍を離れた。アンネクローゼの上官でもあった。


  • ドルン

 アルマスの商人、戦争の火種を起こすために放たれてる「大老」直下の商人の一人。ファイファーに取り入り、クライアとヴィーゼル同士の戦争のための武器などを供給していた幹部候補。作戦の失敗により、始末を兼ねて実験台にされた。


  • エルゴ

 イェーガーの傭兵。逃げ出そうとしたところを、アルフィリースに活を入れられ心酔する。


  • 4番

 アルマス暗部の狩人の精鋭。「番号付き」の一人。コルセスカの双剣使い。ルナティカの戦闘指導もしていた。


  • 6番

 アルマス暗部の狩人の精鋭、「番号付き」の一人。鉄球を使うずんぐりした男。


  • コーウェン

 サラモ砦の戦いでアルフィリースと出会った、軍師。メイヤーではカザスと同僚であり、大陸の知識人の間ではとても有名。軍師や戦略家としてアルフィリースに興味を持ち近づいたが、その才能に惚れ込み彼女に追従することとなる。


  • ミュスカデ

 グランシェルの跡を継いだ、正式な炎の魔女。グランシェル死亡前から独立して活動しており、アルフィリース旅の冒頭でも魔王を単独で征伐するなど、その実力は確か。派手好きで人好き。


  • 赤騎士メルクリード

 別名、血戦のメルクリード。鎧の色だけでなく、常に敵の返り血で真っ赤なことからその異名がついた。少年のように小柄な騎士だが、カラツェル騎兵隊の中では最強の一角。出自は不明。愛馬の名前はディオダイン。


  • 紫騎士リアンノ

 魔術も併用するカラツェル騎兵隊の女騎士隊長。軍師役も務める。


  • イプス

 巡礼の8番手。交渉に長けた女子で、物心ついた時からアルネリアに仕える生粋のシスターだが、口調が特徴的。


  • ファーン

 イェーガーの中隊長。騎士の家の出。死亡した前任者の代わりに大隊長に抜擢された。


  • ミコト

 東の大陸の忌み地に封印されたいた謎の少女。鬼たちに祭られていたが、ドラグレオによって自由を得る。


  • レメゲート

 エメラルドが持っていた封印されし剣。遺物と考えられているが、人型を取ることもでき、その性質や能力は不明。


  • ロア

 ニアとヤオの父親。元グルーザルド軍だったが、軍務にて足を負傷し引退。現在は杖生活。読書好き。


  • アビー

 ニアの義母、ヤオの母。ニアにとっても元近所のお姉さん。


  • ジーナ

 ニアの実母。ロアと共にグルーザルド軍で諜報活動中、アルマスとの戦闘で毒を受けたことが元で死亡した。


  • アキーラ

 タカの獣将。南方戦線で何者かに闇討ちされ、勝利目前で死亡。


  • ニジェール

 ワニの獣将。アキーラと同時に、何者かに闇討ちされ、死亡。


  • カプル

 フクロウの獣将。獣将の中では最古参で温厚。ご意見番。


  • バハイア

 ウマの獣将。獣将の中では冷静で、ブレーキ役。


  • チェリオ

 ネズミの獣将。もっとも臆病とされる青鼠族の出身でかつてはグルーザルドと敵対する勢力の長だった。才気に溢れた一番年若い獣将。軽薄な口調で話すが、真剣にグルーザルドの将来を考えている。


  • ロン

 キツネの獣人、グルーザルドの宰相。東方の大陸のような着こなしをするのが趣味。


  • エスピス

 アルネリア三大司教、ミナールの副官の一人。裏でアノーマリーの工房を炙り出す任務に就いていた。


  • リネラ

 エスピスの同僚。同じくアノーマリーの工房を炙り出す任務に就いていた。


  • エレオノール

 テトラスティンの腹心である女魔術士。美人だが表情が動かない。テトラスティンが魔術協会の長を離れた後も、彼らを通じてミリアザールは連絡をしていた。エスピス、リネラと連携を取っていた。


  • ニックス

 エレオノールの同僚の魔術士。フードを取ると好青年。


  • ロクサーヌ

 深緑宮を守るエルフの女剣士。真面目だが、賭けに弱い。


  • ルドル

 グローリアの教師。ジェイクのことを何かと気にかけている。


  • ハミッテ

 グローリアの介護教諭。怪我をしたジェイクが度々お世話になる。


  • リアンナ

 モルダードの妻で既に逝去、元神殿騎士。アルベルト、ラファティ、クルーダスの母でもある。


  • イブラン

 アルネリア駐在のアレクサンドリア大使の護衛兼、ナイト=オブ=ナイツの隊長でもある腕利きの騎士。本名イブラン=ゴート=レインニー。貴族の三男。


  • サーティフルーレ

 オーランゼブルの娘。唯一彼に意見できる立場にいたが、現在は所在不明。


  • ヴァント

 初の戦争依頼後にイェーガーに加入した、傭兵国家オーランド出身のA級傭兵。どんな好条件でも誘いに乗らなかったが、魔王への復讐を交換条件にイェーガーに加入した。非戦闘時は臨時教師をしている。


  • フローレンシア

 初の戦争依頼後にイェーガーに加入した、元上流貴族出身の女騎士。成人の証として渡された宝剣をだまし取られ、取り返すまで騎士には戻らないと誓いを立てて傭兵となった。大隊長待遇。


  • レトーア

 レメゲートが幻身して人間の姿で歩く時の偽名。浅黒い肌に刺繍の入った布を頭に巻き、通常はイェーガーで歩兵として生活している。インパルスは正体を知っている。


  • エルトラド

 前大司教の一人で、体調を崩して引退した。知恵と知識、準備する能力に優れ、400年の間では一番とも呼べるほど、ミリアザールにとって良き相談役だった。髭を蓄えた好々爺。


  • ファーシル

 オーランゼブルの身の回りの世話をする、唯一のハイエルフの少年。オーランゼブルにとってただ一人の本当の仲間でもあり、やや盲目的にオーランゼブルを信頼している。


  • カレヴァン

 ラムフォート森林地帯に存在する、討伐不可能のS級依頼となった魔物。その正体は――?


  • クベレー

 アノーマリーが工場管理のために作り出した魔王だが、自己進化してアノーマリーへの反逆を企てた。アノーマリーのことを「父さん」と呼ぶ。


  • 犬衛(いぬえ)

 浄儀白楽に仕える、老齢の近侍。影のように彼に付き従う。


  • 雉士(きじ)

 浄儀白楽に仕える、女芸者。


  • 猿丸(さるまる)

 浄儀白楽に仕える、若侍。その実力は大名の護衛をまとめてなで斬りにするほど。


  • 寿克(じゅこく)

 浄儀白楽の息子。肌と肺が悪く、屋敷からほとんど出ることができない。


  • 紫苑(しおん)の君

 浄儀白楽の正妻。病弱で、寿克を産んでからは屋敷に籠り切り。


  • 奥院治親(おくいんはるちか)

 一見好色な大名だが、実は武辺の者。


  • ティラン

 浄儀白楽とブラディマリアの息子。自らが大絶対者になると信じて疑わない。


  • ダンヴェルグ

 ディオーレ直下のアレクサンドリア三将軍の一人。老齢ながら、大柄の将軍。ベッツの実兄


  • バーリントン

 ディオーレ直下のアレクサンドリア三将軍の一人。壮年でやや鍛練不足だが、意気軒昂な将軍。


  • イヴァンザルド

 ディオーレ直下のアレクサンドリア三将軍の一人。若手の筆頭。


  • ディオーレ=ナイトロード=ブリガンディ

 アレクサンドリア大将軍で、大陸最強の一角である大地の精霊騎士。ツインテールで小柄な戦女神。100年以上に渡り、騎士の国アレクサンドリアの守護者を務める。


  • シグムンド=レーベンスタイン

 ディオーレと並ぶ、大陸に2人しかいない「マスター」の称号を持つ最高の騎士。魔術なしでの戦いなら、大陸一と考えられている。


  • 重之助

 討魔協会の制裁を生き残った武士。両腕を失うが、式部都に助けられ、詩乃の書簡を手に国に返ることに成功する。


  • ラ・ミリシャー

 西方オリュンパス教会で二番目に高貴な魔術士。彼岸の一族の代表でもあり、彼らの悲願のためにオーランゼブル、浄儀白楽と協力関係にある。


  • ラ・フォーゼ

 西方オリュンパス教会でもっとも高貴な魔術士。ラ・ミリシャーの娘だが、膨大な魔力の代償としてか、性格がやや破綻している。


  • バラガシュ

 隔絶された大地でアルフィリースを案内してくれた村人。ただの村人と名乗るが、その戦闘力は一級。


  • ウィクトリエ

 隔絶された大地に住む人間たちの長。


  • オロロン

 ユキオオカミの群れの頭領で幻獣。レイヤーと戦い、その力を認める。


  • テトラポリシュカ

 かつての大魔王で、ウィクトリエたちが崇める信仰対象でもある。複数の魔眼を使用する。隔絶された大地にアルフィリースたちを呼び寄せた本人。


  • メイソン

 巡礼三番手、歴代一位の討伐数を誇る、武闘派の眼鏡神父。丁寧にしゃべろうとする、妙な口癖がある。


  • ポランイェリ

 口先八丁で巡礼の14番手まで上り詰めた、小男。曲者の多い巡礼の中では、潤滑油のような存在。


  • ヴォルス

 キバヒョウの頭領で幻獣。


  • ヴィターラ

 ヤマゾウの頭領で幻獣。


  • ダレンロキア

 真竜の前の世代の『古竜』と呼ばれる竜の長だった竜。長い眠りについている。


  • イグナージ

 古竜の一体で、大草原の初代管理者。草原竜の異名を取る、巨竜。今は長い眠りについている。


  • バイオデラ

 古竜の一体で、巨岩竜の異名を取る。長い眠りについている。


  • アポフィネラ

 古竜の一体で、紅蓮竜の異名を取る。長い眠りについている。


  • セカンド

 クベレーの分身で、氷原の魔王の工房を稼働させている。


  • グラフトン

 イェーガーに派遣されたクマの獣人。力持ち。


  • ガウス

 イェーガーに派遣されたカラスの獣人。空を飛べる。


  • レオニード

 イェーガーに派遣されたシシの獣人。グルーザルドでも500人長の地位にある。


  • セイト

 イェーガーに派遣されたクロオオカミの獣人。寡黙で冷静。


  • ディッガー

 アノーマリー特別製の魔王で、ユキヒルを元にした個体。レイヤーとヴォルスと激闘を繰り広げた。


  • バーサーカー

 ヘカトンケイル第四世代を含む、新型の魔王たちの総称。知性と個性を持つ。

 大型のドライツェン、曲刀2本のズィーベン、槍使いのエルフなどがいる。


  • アラウネ

 アノーマリー特別製の魔王で、糸が集まったような体をもつ魔王。


  • ブラムセル

 氷竜の長であり、隔絶された大地ノースシールの管理者でもある。


  • ムーザー

 アノーマリーの特別製の魔王で、冷気そのものの流体をした魔王。


  • アイガオーン

 アノーマリーの特別製の魔王で、ヘカトンケイルの最終形態。無数の頭と腕を持つ魔物を再現した魔王。切断されても別々の個体として活動することができる。


  • バイクゼル

 アノーマリーが工房を稼働させるために使っていた、ノースシールに眠る古代の魔獣。仇名は「氷帝」。真竜すら上回る力を持つ怪物。


  • ヴェズルフルニール

 全てが終わった後、ユグドラシルに呼び出された謎の女性。天を衝く高さの虚ろなる者と同時に消えた。


  • スヴァル

 ブローム火山を住処とする火竜の一族。ルージュの弟の中では一番の年長。冷静な竜人。


  • ベルン

 ブローム火山を住処とする火竜の一族。ルージュの弟の中では次兄。短気な竜人。


  • タジボ

 ブローム火山を住処とする火竜の一族。ルージュの弟の中では三男。ひょうきんで好奇心旺盛だが、知恵の回る竜人。イェーガーに参加することになる。


  • ウンブラ

 ブローム火山の火竜の族長。ルージュ、スヴァル、ベルン、タジボの父でもある。ほぼ目が見えないが、グウェンドルフ以上の巨躯を誇る竜。


  • リリアム

 ターラムの自警団隊長を務める、黒髪の小柄な女傑。裏闘技場からのし上がった、元剣奴。通称『黒のリリアム』


  • カサンドラ

 ターラムの自警団副隊長。ロゼッタも恐れる元A級傭兵。巨人との混血で、ロゼッタよりもさらに頭二つ大柄な女戦士。


  • フォルミネー

 ターラムの娼館部門の代表を務める、大陸でも有数の美貌を誇る妖艶な女性。


  • コルセンス

 ターラムの金融部門の代表を務める、神経質そうな男性。


  • グッツェン

 ターラムの商業部門の長。恰幅の良い中年で我が強い差別主義者だが、能力がある者は認める。


  • ガラム

 ターラムの代表の一人。身なりのよい小奇麗な恰好をしている。


  • フィルドン

 ターラムの長の中で、最も高齢で冷静なまとめ役。


  • マルドゥーク

 巡礼4位の聖騎士。


  • ヴォルギウス

 元巡礼3位の、ターラム支部の司教。別名『金のヴォルギウス』。


  • ルヴェール

 黄金の純潔館での受付を任される年若い女性。娼婦ではなく、器用でもないが知恵が回る。


  • グリフ

 黄金の純潔館で働く男性スタッフをまとめる執事。


  • プリムゼ

 黄金の純潔館で働く年若い娼婦。エルシアやゲイルと近い世代。


  • ラニリ

 黄金の純潔館で働く黒髪の女性。ラーナの母親で、バンシー。


  • タタツィーネ

 ターラムの闘技場で戦うことになった先鋒の女性。美貌の棒術使い。


  • スキニース

 ターラムの闘技場で戦うことになった次鋒の女性。様々武器を使う、奇術師。


  • ケイマン

 ターラムの闘技場で戦うことになった中堅の獣人。シロオオカミの獣人で、セイトのことを知っていた理由とは…?


  • ボレアス

 ターラムの闘技場で戦うことになった副将の筋肉質な巨漢。裏闘技場で好成績を上げている、実戦派の戦士。


  • ハクエン

 ターラムの闘技場に乱入してきた猿の魔王。制御がきかないほど強力な個体だった。


  • ロザンナ

 ミリウスの民で、ケイマンの知り合い。酒場の給仕兼、娼婦でもあるが、腕前の良い鍛冶師でもある。


  • エバーハーデン=クラウゼル

 『策士』の異名を取るS級傭兵。ゼムスの仲間で、オーランゼブルの依頼を受けて動いている。「賢人会」の一員で、倫理観の欠如した戦争屋。


  • エンリカ

 ターシャが指揮する、イェーガー内の混成天馬騎士団の副隊長。針の山の上を歩けと言われれば歩くほど、生真面目な性格。


  • ラタミア

 ターシャが指揮する、イェーガー内の混成天馬騎士団の隊員。夜目もきくが、視力が高い。やや適当な性格。


  • ベルタ

 ターシャが指揮する、イェーガー内の混成天馬騎士団の団員。天馬の騎乗技術に優れる。


  • ガーランド

 ヴォルギウスの下にいる、元ターラムの不良少年だったアルネリア司教。顔に火傷痕がある、過激派。


  • エネーマ

 元アルネリアの高位の巡礼だったが、脱退してゼムスの仲間となった女僧侶。自ら「糞女」を名乗る人格破綻者だが、それだけでもないようで……? 本名はエネリア=フォン=マグディラーマ。ヴォルギウスの弟子でもあった。


  • ダート

 勇者ゼムスの仲間で、行き過ぎた魔術実験のため魔術協会を追放された魔術士。実力は一級だが、自らの快楽のために人体実験を称した拷問を繰り返すイカれた男。S級傭兵。


  • アナーセス

 勇者ゼムスの仲間で、筋肉質の大男の戦士。頭の中には戦うか、寝るか、食うか、犯すかしかない。勇猛な戦い方と孤児院への寄付などの実績でS級傭兵となったが、小児性愛癖があるとんでもない男。

 

  • リビードゥ

 ドゥームの配下にして、快楽と司る第5階梯に到達した悪霊。元ターラムの娼婦で、人間であったころの源氏名を「蜜月」と言う。人間であったころ、生死不問の異常な行為を重ねたせいで恨まれ、火あぶりにされたターラムの歴史上最悪の犯罪者。


  • エステラ

 フォルミネーの側近を務める娼婦。大人しい容姿。


  • オリガ

 フォルミネーの側近を務める娼婦。勝気な容姿。


  • ギャス

 ターラムでジェイクが出会った、バンドラス盗賊団のまとめ役をしていた少年。後にジェイクに誘われ、神殿騎士団の従騎士となる。


  • 青騎士ロクソノア

 カラツェル騎兵隊、速度を重視した青騎士隊隊長。普段は冷静で紳士な青年だが、血気盛んな若い騎士。


  • 紫騎士リアンノ

 カラツェル騎兵隊、魔術や支援を中心とした紫騎士隊隊長。冷静に全体を見る軍師役の女性騎士。総隊長オーダインの実妹。


  • 緑騎士フォーリシア

 カラツェル騎兵隊、ウーズナム死亡後に緑騎士隊隊長に就任した、短髪で緑がかった女性騎士。やや性格が破綻気味で、魔術も使う。魔王となったグンツを単体で退けるほどの腕前を誇る。


  • アウグスト

 ローマンズランド第一皇子。皇太子の立場にある。陸戦第一師団団長。


  • ブラウガルド

 ローマンズランド第二皇子。実質的な軍の指導者。陸戦第二師団団長。


  • ドニフェスト

 ローマンズランド王スウェンドルの弟で、空戦第二師団団長。


  • オズワルド

 ローマンズランド陸戦第六師団を預かる師団長。アンネクローゼに「じい」と呼ばれる。


  • シェパール

 ローマンズランド陸戦第三師団を預かる師団長。


  • クラスター

 ローマンズランド空戦第五師団を預かる師団長。


  • ワイクス

 ブラックホーク五番隊、ゲルゲダの部隊の新参。「十里眼」とでも呼ぶべき目の良さを誇る。


  • ベルン

 ブラックホーク五番隊の副隊長。禿頭で筋肉質の男で、悪党だが仲間からの信頼はある。


  • 白藤

 賢者シェバの弟子で、東方風の着物に身を包んだ凛とした女性。刀を使うが、魔術士。


  • クランツェ

 賢者シェバの弟子で、倫理観を逸脱した研究で魔女の団欒から除名された者。かつてはグロースフェルドの弟子でもあり、合成獣(キメラ)の使い魔を使う、甘えた声の女性。追跡が得意。


  • ヴァルガンダ

 賢者シェバの弟子で、ギザ歯のミニスカートはいた小柄な魔術士。肉のかぶりつきが好きで攻撃的な性格だが、見た目の割に純情派。金属性の魔術を使った肉弾戦が得意。


  • ガルチルデ

 賢者シェバの弟子で、娼婦顔負けの色っぽい姿をした大柄な魔術士。


  • アースガル

 ターラムの支配者の師でもあり、導師の長を務めていた人間。厭世的な考え方でありながら、陰ながら人間の味方をする。


  • エンデロード

 『炎姫』の異名を取る、大亀の魔獣。古竜と並ぶ古き魔獣で、グウェンドルフも畏敬の念を抱く。ターラムでの騒動後、覚醒した。


  • シシューシカ

 エルフの中で最大の勢力を誇る士族の族長の娘。イェーガーの中でも随一の魔力を誇り、アルフィリースのことは信頼しているが、原則は尊大な性格。エルフの中では革新的な考え方の持ち主だが、シーカーとは元来犬猿の仲。


  • サティラ

 ミュラーの鉄鋼兵の隊長、小柄で守備に優れた戦士。16歳。統一武術大会の予選で、エルシアと戦って勝利した。


  • ウーナ

 ミュラーの鉄鋼兵所属で、サティラの部隊の副長。巨人と見まがうほどの体躯を誇る戦士。


  • マイルズ

 ティタニアの縁戚である「拳を奉じる一族」の少年。見た目は10歳程度だが、統一武術大会の予選会で、拳のみでダロンと互角に戦った。


  • ウルス

 マイルズの姉で、拳を奉じる一族の女拳士。


  • タウルス

 ウルス、マイルズの父で、ベルゲイに続く拳を奉じる一族の戦士。


  • ガーク

 拳を奉じる一族の戦士で、統一武術大会でチェリオと戦った。


  • ベルゲイ

 拳を奉じる一族の長。


  • カバル

拳を奉じる一族の戦士で、ティタニアの足止めに加わった。


  • グリッド

 拳を奉じる一族の戦士で、もっとも守りに優れた戦士。ティタニアの足止めに加わった。


  • ガイン

 拳を奉じる一族の戦士で、バスケスに襲われて死亡した。


  • シャイア

 統一武術大会に出場してきた辺境の民の少女。ある目的があって大会に参加した。ゴーラの弟子でもある、徒手空拳の達人。


  • ゴーラ

 グウェンドルフと同じく、五賢者の一人で狸の獣人。本来ならこれほどの長命ではないが、修行を重ねて長命となった格闘の達人。


  • バルドレ

 統一武術大会の弓技部門で何度も優勝している騎士。


  • トウタ

 統一武術大会、弓技部門で活躍した東方の流れ者。本名は吉備津藤太。東の大陸で最強の先頭集団の現首領の男。


  • バネッサ

 酒場用心棒(バウンサー)のバネッサ。傭兵としての等級はBだが、実はアルマスの一番手であり、ウィスパーの切り札。スピアーズの四姉妹を手玉にとるほどの近接戦闘術を誇る。将来の目標は、穏やかな老後。


  • ペルパーギス

 大戦期を生き延びた大魔王の一体。あらゆる攻撃を反射し、封印するしかなかった。剣を奉じる一族がその封印に関わっているようだ。


  • ピグノム

 大地の精霊騎士ディオーレが契約した、土の上位精霊。偏屈で無骨な性格。


フリーデリンデ天馬騎士団

  • ミストナ

 総隊長。現在では滅多に戦うことはないが、天馬騎士としては一番の天馬の操り手


  • カトライア

 一番隊アフロディーテ隊長。特に美人の天馬騎士たちを率い、本人も大陸でも五指に入る美女。


  • ディアーネ

 一番隊副隊長。カトライアに負けじ劣らじの美女。


  • ヴェルフラ

 二番隊アテナ隊長。少女のような外見だが、大の大人で素手で殴り殺すほどの怪力の持ち主。


  • マルグリッテ

 二番隊副隊長。短髪で常に笑顔だが、常に苛烈な戦い方をする剣豪。


  • エマージュ

 三番隊ラスワティ隊長。バランスがとれた、新兵の育成も兼ねた舞台を率いる。ターシャの姉でしっかりもの。


  • ネスネム

 三番隊副隊長。


  • カンパネラ

 四番隊イーリス隊長。速度に優れた天馬を駆る、フェイスヴェールをつけた無口な女性。


  • ミルセラ

 四番隊副隊長。


  • パルパルゥ

 五番隊ダミアー隊長。物資輸送を主に行う、ぽわぽわ頭の小柄で主張の強い胸の持ち主。


  • ドルチェ

 五番隊副隊長、隻腕の天馬騎士。


  • ゼホ

 ミュラーの鉄鋼兵四番隊隊長。小柄だが身の丈の三倍もある槌を扱う、怪力の戦士。ドードーの息子で、ドワーフの血を引いている。


  • ザックス

 ミュラーの鉄鋼兵四番隊副隊長で、仕掛け鎧を使った戦いを得意とする怪力の戦士。


  • ヴァトルカ

 銀の戦姫の外部部隊。肩に届かぬくらいの短い銀髪を染めて統一武術大会に参加している。風の技を扱う。任務に忠実。


  • ジェミャカ

 銀の戦姫の外部部隊。肩より少し長いくらいの銀髪を染めて統一武術大会に参加している。大地の技を使う。大食漢で快楽主義。


  • チャスカ

 銀の戦姫の事実上の三番手。地面に届きそうなほど長い銀髪で、染まることがない。絶世の美女でアルネリアに向けてゆっくりと歩いているが、彼女に気に入られなかった者は全て塵と還る。「?」の技を使う。


  • 菘(すずな)、芹(せり)、薺(なずな)

 深緑宮の女官。梔子から直接命令を受け取る立場にいる。


  • 桔梗(ききょう)

 深緑宮の女官。楓と共に、ミランダの直参を務める。


  • ウィラニア

 ローマンズランド第四皇女で、アンネクローゼの実妹。イルマタルと仲良くなった。


  • トゥテツ

 大草原の遺跡の管理者。普段は老人の姿をしている。


  • シモーラ

 アルネリアの地下にある遺跡の管理者だったが、今は活動を停止している。


  • シェキナ

 勇者ゼムスの仲間で、呼称は『弓兵』。弓使いとしては世にも稀なS級。


  • ライフリング

 勇者ゼムスの仲間で、呼称は『薬師』。冷たい目をした、サディスティックな女性。実は彼女の抱える秘密を守るためにエネーマが仲間として保護しているが、その秘密とは……?


  • ヴォドゥン

 勇者ゼムスの仲間で、呼称は『万能学者』。自分の興味と学問のためなら、どんな倫理に外れた行為も厭わない天才。


  • バフルール

 勇者ゼムスの仲間で、『道化師』の一人。傭兵の中では最強クラスの実力を持ちながら、同時に最高額の賞金首でもある人格破綻者。気功を貯め込み過ぎて肥満体となった体を柔軟に使い、糸を使った戦闘を得意とする。


  • ファルグリナ

 勇者ゼムスの仲間で、『道化師』の一人。周囲の投擲できる物ならなんでも気功を使って狂気にできる達人で、中距離から遠距離の戦いが得意。ハミッテとの戦いで死んだように見えたが、死を偽装してマスカレイドの元へと向かっていった。


  • ハンスヴル

 勇者ゼムスの仲間で、『道化師』の一人。バフルール、ファルグリナの師匠でもあり、慇懃な態度を取る狂人。強者を求めて廃棄遺跡へと向かい、ライフレスやオーランゼブルとも同時に戦うことのできる強者。


  • スカァルド

 ライフレスのかつての配下だった吟遊詩人。ドルトムントとも渡り合えた、剛の者。声は良いが、詩の才能はなかったようだ。


  • ヴァイカ

 銀の戦姫のNo.2。ルナティカの異父姉。音を超える速度で動き、歴代のあらゆる戦姫を凌駕する戦闘力を誇る。肉感のある絶世の美女。プラテカが母であり、ソールカの姪にあたる。かつてその存在をウィスパーも恐れた。


  • ヘードネカ

 銀の戦姫のNo.6。軽薄な調子でつかみどころがないが、その才能はヴァイカをも上回ると言われていた。サボり魔。


  • ソールカ

 銀の戦姫の頂点に君臨する、最強の戦姫。単体で大陸の生命全てを左右する戦力を誇っており、その存在を知る者は古竜などごくわずかである。やがてきたると予言された滅びに抗するべく永い眠りについていたが、ウッコの覚醒に従い予定より速く覚醒した。


  • プラテカ

 ソールカの妹で、ソールカが眠りについていた間は長く最強の戦姫だった。革新的な考え方の持ち主で、新しいやり方や生き方を戦姫たちに示し続けてきた。ヴァイカ、ルナティカの花でもあり、既に病没。


  • フェリン

 クルムス王国でレイファンの側近となったノラの、昔なじみ。ターラムで娼婦をしながら、現役の暗殺者でもある。ノラの依頼で大陸平和会議に集まった諸侯を探っていた。結婚間近で引退を考えていたが、何者かに殺された。


  • シモーラ

 アルネリアの地下、既に廃棄された『浄化の遺跡』の管理人だった者。御子と協力して、大陸に新しい秩序をもたらそうとしていた。

 1964話で御子が謳った言葉が、かつての秩序を物語っているようだ。


――かつて七つの遺跡と、七体の強き者、七つの力ある種族あり。それはすなわち浄化、知識、戦、再生、探求、進化、回帰。そしてダレンロキア、イグナージ、エンデロード、ダルダリアン、バロール、ユルルング、メリージェーン。今では古竜と呼ばれる新竜、人と魔物の新たな可能性と呼ばれた魔人、魔の海を突破する力を持った天翼族、千年先を見通す見識をもった賢人族、力と生命力に優れた古巨人、闇を司る闇人、戦いに特化した戦神の銀の一族。

 彼らは力を合わせ支え合い、かつて何もなかったこの大地で生命を育み、新たな種族を育てた。それが竜であり、人間であり、獣人であり、巨人であり、ハイエルフだった――


  • ヴェルドワルン

 辺境に存在すると伝えられる、森の王。侵入者を惑わせ、なぶり殺しにする。かつてハンスヴルが遭遇し、殺されかけた相手。


  • ディエナ=アープ

 廃棄遺跡下層に顕現した、遺跡の管理者よりも上位の存在、使徒。その第七。昼と水と調停を司る。


  • ジェーン

 アレクサンドリア最強の武家、レイドリンド家の刺客たちの女隊長。2101話初出。


  • ウィル

 アレクサンドリア最強の武家、レイドリンド家の刺客たちの若き隊長。2101話初出。


  • ブラド=ブラッドロード=ツェペリン

 常世の宮殿の主、かつての大魔王で、アルネリアと不可侵協定を結んで領地に引きこもっている吸血種の王。傍には眷属たる美姫を何人も侍らせているが、ミリアザールに最上級の紳士と呼ばせるほどの人間寄りの知性を備えてもいる。

 大戦期のさらに前、神代のウッコとの戦いも知る古き者。亡くした人間の寵姫レンドラを偲んで暮らしている。ヒドゥンの父。


  • イークェス

 吸血種の王、ブラド=ツェペリンの眷属、通称『白薔薇姫』。かつてアルネリアのシスターで、ミリアザールの近習を務めていた。


  • ドルネア

 吸血種の王、ブラド=ツェペリンの眷属、通称『黒荊姫』。全身黒ずくめで、小柄な姫。宙に浮かぶ球体に座り、いつも移動している。王以外の全てに興味がない。「~だね」が口癖。

仄暗い流体(ブラックプリン)と呼ばれる魔物。


  • サミュドラ

 吸血種の王、ブラド=ツェペリンの眷属、通称『蒼海姫』。軽鎧に身を包み、巨大なハルバードと獣を従えた好戦的な戦士。ポンコツらしいが、料理上手。真竜サーペントの眷属。一人称は「俺」


  • ディアマンテ

 吸血種の王、ブラド=ツェペリンの眷属、通称『緑圃姫』。プライムツリーと呼ばれるトレントの類種の、さらに亜種。見た目は冷静な美人だが、笑い上戸で快楽主義者。


  • シルメラ

 吸血種の王、ブラド=ツェペリンの眷属、通称『炎髪姫』。かつて精霊騎士かつ勇者でもあり、ブラドとも戦ったことがある。人間だが、人間を憎んでいる。


  • ガンダルフ

 オーク百万の軍団を率いる猛将の一人。槍騎士を名乗る上位種で、オーク随一の純情派。


  • シャルロッテ

 オーク百万の軍団を率いる猛将の一人。豚姫将軍(オークプリンセス)を名乗り、見事な筋肉とヒールの高い靴を履く、最強の上位種。なお雄。


  • マクミラン

 オーク百万の群れを統率した、大王(グレートロード)。


  • メルセデス

 オーク百万の群れを統率した、女王(クイーン)。


  • ゲルナデス

 オーク百万の群れの最強と呼ばれた、勇者(ブレイブ)。


  • ルング

 北部商業連合の会頭の一人。アルフィリースとの取引に応じた、元大草原出身の混血。商人らしからぬ鋭い視線が特徴。2262話初出。


  • 青銅竜カダケル

 全竜の中でも堅牢さで三指に入る、青銅に鈍く光る鱗をもった竜。気性が荒く、人間を見下している。初出は2271話。


  • 金竜クォドォス

 大戦期には人間に力を貸し、崇拝されたこともある知恵ある竜。地竜の亜種で、黄金に輝く鱗を持ち、雷撃のブレスを放つ。初出は2271話。


  • 森林竜マハーヴァント

 大森林にかつて存在した竜。知恵が退化し、狂った竜としてワヌ=ヨッダの戦士団に討伐された。オルルゥが討伐したことで、族長としての地位を確実にした。今はオルルゥが振るう槍の素材になっている。初出2271話


  • 緑竜クレイドル

 リディルが率いる竜の巣をたばめる立場にいる、知性高き竜。初出2274話


  • 紫竜ヴェロノア

 リディルが率いる竜の軍団の長の一体。初出2274話。


  • 地竜ガガネルフ

 リディルが率いる竜の軍団の長の一体。初出2274話


  • 翼竜フラヴニル

 リディルが率いる竜の軍団の長の一体。初出2274話。


  • 蛇竜ネフェニー

 リディルが率いる竜の軍団の長の一体。狡猾で人間への幻身を得意とする。2274話。


  • 屍竜レギレンド

 リディルが率いる竜の軍団の長の一体。寡黙で巨躯。初出2274話。


  • モロテア

 ローマンズランドの宮殿に務める女中で、疎開でほとんどの女中がいなくなるなか、残った一人。身寄りがいなく地味な見た目と性格だが、素直ではある。


  • カーネラ

 ローマンズランド宮殿に務める女中長。下級貴族の出身で、本来は武家らしい。美しく、ローマンズランドの女性らしく大柄でゆたかな金髪を持つ。


  • シルヴノーレ

 傭兵集団『城攻め屋』団長。巨人とドワーフのハーフで、赤茶色のざんばら髪をした職人気質の愛煙家。賢人会に所属しており、彼女に陥落させられないために単独で拠点防衛の戦術論を進歩させたと言われる程の戦術家。2336話初出。


  • マサンドラス

 アレクサンドリアと国境を接する、モントール公国の老将軍。若かりし頃、ディオーレを退けたこともある名将。ラペンティともドライアンとも知己であり、冷静な人物。


  • トランケル

 シェーンセレノの護衛を務める、人形兵の一体。短髪で筋肉質、やや指揮能力向きの戦闘用人形。2376話初出。



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