「私の世界はおかしい」
「わたしはっ…わたしはわるくなイ!!!!!!」
※この項目は単行本未収録のネタバレ情報を含む場合があります。 |
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概要
黒すぎるほどの黒い髪と目が特徴の地味女子。因みにあまり美人ではない。
内気で陰気な性格のおかげで高校生活に馴染めず、学校でも孤立した生活を送っていた。
しかしある日、冗談半分で自殺の真似事をして誤って天に召されてしまう。生と死の狭間をさまよい、悪夢の先に現れたのはなんと200年前の東京(江戸)だった!!
そして江戸ではあろうことか、現世で未練や恨みがある幽霊が蔓延っており、美羽も来て早々霊に襲われる。
そんな時幕府の幽霊討伐特別部隊、通称桔梗府の役人、比田に助けられた美羽は、思いがけず幕府に入府することに。家へ戻るため、人生最後で最大の戦いが始まる────────。
元々は都内の高層マンションで父親と2人で暮らしており、家はかなり裕福な模様(母親は美羽が幼少期に既に亡くなっている)。そのせいなのか陰気臭いせいか幼い時から霊感は強い方らしく、1話中盤で霊に襲われた時も、かなりの量にたかられている。それを買われてなのか比田に
「あなたが幽霊の根源を倒せば、思った願いが叶う世になる。」
と半ば強引な設定をはっきりと言われ、桔梗府に入ることになってしまう。霊の居場所を探り、不本意にも日々戦わされている。
プロフィール
人物
常に仏頂面かつ無愛想な性格で、賑やかなクラスメイトに対しては、内心ある種の嫉みやひがみの感情を向けて、距離を置いている。そのため、クラスメイトからも距離をおかれている。
時折自分の間違った事を認めない我の強さや知識量でマウントを取るなどの傲慢さが見える。なにか都合の悪いことが起こった際には自分のせいではないと己に言い聞かせ満足している描写が多々ある。
コミュニケーション能力が壊滅的で嫌いなことも「人と会うこと」。話す以前に相手の顔を直視するということが苦手で、自らも人となるべく接しないよう努力している。それは実の父親さえも例外では無い(太郎自身は美羽と良好な関係を築いていると思っている)。
恋愛経験がないにもかかわらず、恋愛には謎の自信があり、旗蔵に自分の価値観を共感されただけでも「自分に気があるんじゃ」と勘違いしたりしている。相手の思考を先走って想像し、それを軽蔑したりネガティブ思考によく陥る癖がある(それを口には出さない)。
一方で、赤信号を真夜中だろうが渡らないなど、決められたルールには従う優等生タイプで、新しいことや挑戦も億劫な保守的な一面もある。そのせいで江戸の不潔で風流(?)な文化や侍を中々受け入れられないでいた。
本人は悪人という訳ではないが人のためを第1に考える善人かと言われればYESとは言えない。いわゆる主人公タイプではないと自分でも自覚している様子。実際物語のかなり後半まで自分の事しか頭になく、仲間のためをおもう描写も少ない。
能力
主人公のくせに戦闘力は皆無に近い。これと言って術や技をもっていない。刀流も習得している訳ではなく、最後まで習得することもない。大体鶴見神社で見つけたボロボロの刀を振り回してなんとか奮戦している。向上心もないので本人も今のままでいいと思っているが、ちょっとかっこよくしてみたい時もあるそう。乃鶴や桔梗府で訓練などはしたが、なかなか思うようには成長しない。
前述した通り霊感(?)があり、それを頼りに他の武士たちからはおとり役としてよく連れ回されている。乃鶴から教わったある呪文があるが、あまり使われていない。