渡る世間は鬼ばかり
わたるせけんはおにばかり
「渡る世間は鬼ばかり」とは、TBSのテレビドラマシリーズである。
概要
1990年から2011年まで、TBS系列局に加えて秋田放送および福井放送(いずれも日本テレビ系列局)において10シリーズにわたって放映されたロングランドラマ。脚本は橋田壽賀子。
レギュラーシリーズ終了後も2014年と2020年以外の毎年スペシャル版が放送されていた。2014年もスペシャル版を製作・放送するつもりでいたが、様々な事情により断念している。
小料理屋を営む岡倉大吉の5人の娘とその嫁ぎ先を中心としたドラマ。特に次女である五月の嫁ぎ先である小島家にウェイトが置かれて描写されている。
あまりにも長い期間やっていたため、途中でキャストが亡くなって交代したキャラがいたり、当初幼い子供の役だったえなりかずきが成人してしまったりしている。
2021年に脚本の橋田壽賀子が死去したため、シリーズは完結として扱われている。
2019年版のオープニング
余談
- 本作のオープニング映像に使われている曲は他の作品の曲差し替えMADでも親和性が高く多くの投稿者に使われていた。
- フジテレビで放送されていた「ポンキッキーズ」の爆チュー問題のコーナーで「渡る世間は亀ばかり」というパロディネタが繰り広げられたことがあり、よくTBSや渡る世間は鬼ばかりスタッフなどから抗議が来なかったものである。
- 橋田は生前、石井ふく子PDに真の最終章・完結編の「渡る世間に鬼はなし」の構想を伝えていた。死去前にも最後となる続編の台本を書きあげており、2021年の放送を目指して撮影も開始されていた。しかし、前述するように橋田の死去を受けて2019年に放送されたスペシャル版をもって完結となることが発表されている。