概要
フルネームはエリン・モンゴメリー。
滅やばたにえんで救出対象となっている女の子の一人。やばたにえんに登場するMontgomery家当主グレースの元に姪を名乗って居候している(しかしグレース本人に兄弟姉妹(※エリンの家族にあたる)はいない)。
依代を使い、住まいを変えながら何百年という長い時間を生きている元領主。
現在のエリンは、領主だった頃の自分を「ただ生にしがみつきたいだけの骨と皮のかたまり」と揶揄している。
登場時
頑丈なロープで縛られた箪笥の中に閉じ込められている。刃欠けのハサミでは救助できないため、別のアイテムを使用する必要がある。
救出時の台詞は「全くあんたって人は・・・」
しかしとあるエンドでは無残な死を遂げる事になる……
『やばたにの裏面』にも見た目の似ているSENSEI(先生)という人物が登場する。
関係性などは名言されていないものの、外見以外にも、年齢に見合わない知識と人生観、尊大な性格、加古東海を気にかける点など、共通点が見られる。
経歴
400年以上前に枯れた大地を治めていた辺境伯。
領地で未曾有の飢饉が起きた際、飢えによる混乱を危惧し、抄とう水という空腹感を消す薬液を発明して民に無償配給したことで多大な名声を得た。
未来永劫この地の王でいられるよう、肉体が滅んだ後の自我を継承する手段を模索し、副葬品として使用されていた依代に自我を転送することにより生きながらえる。
抄とう水には生体の活動に必要な最低限の栄養が含まれているものの、それ以上のエネルギーを日々消費する労働者など、気づかないうちに痩せ衰え餓死する者たちもいた。
また、食欲は視神経を通して眼球に蓄積されるようになるため、特に若者や労働者の間で、本能的欲求が正しく解消されなかったことにより眼球が膨れ上がるという病が多く発生しており、眼球を摘出することで症状を解決していた。
この抄とう水を拒んだヨドミ姉妹に対してエリンは激しく怒り、嫌がらせとして大量の眸子を摂取させた。この姉妹の姉が復讐と妹の幸福のためにエリンの依代に共生している。