「精神・外見共に男性であるが、男性器が無く、代わりに女性器を備えているキャラクター」を示す海外発祥の言葉「カントボーイ」の同義語で、直接的な性的単語を含まない表現。男性器はついてないため、ふたなり(男ふたなり)とは全く異なる。
「カントボーイ」自体の定義や詳細について詳しくは
日本ではあまり馴染がないがカントボーイの「カント(cunt)」という単語は「女性器」を意味する言葉の中でも特に下品な言い方であるため、英語圏においてはR-18方面の話題を扱う場以外ではそのまま使用することが憚られることもある。そのため名称に直接的な性的単語を含まないこのアンドロモーフがより気兼ねなく使える表現として使われることがある。
andromorph(アンドロモーフ)のandro(アンドロ)はギリシャ語で「男」を意味するanthroposを語源とし、morph(モーフ)は同じくギリシャ語で「形」を意味するmorpheを語源とする。
字義通りには「男(andro)の形(morph)」、つまり直訳すると「男の形をしたもの」または「男を模した生き物」という意味であり、「カントボーイは一見男に見えるが実は・・・・」という意図を暗に示している。
元々は生物学用語において、性的二形のある生物のうちメスがオスそっくりの外見に擬態する事例(イトトンボの一部などに見られる)を示していた。しかしあくまで外見がオスそっくりになるだけで性器までがオスのものに変化するわけではないので、ここから転じて海外のオタク界隈ではカントボーイの別名称として使われるようになった。
対義語である「ガイノモーフ(gynomorph)」(精神・外見は女だが性器だけが男)は同様にディックガールの別名。