概要
陰陽五家の一角。
序列は四位で五行属性は木。
皇都から北側の位置に点在していて、呪術を得意としている。
内部事情
一族は霊脈に恵まれた山間で暮らしている。
開国の影響で高い霊力を持った女性が産まれにくい時代でありながら霊脈の影響で霊力の高い女性が産まれやすい。
他の陰陽家に嫁がせて得た結納金で潤っていることが語られている。
田舎らしく都会に憧れている一族の娘が多い。
一方で閉鎖的な田舎社会であるが故に妖に対する嫌悪感と差別意識が高すぎるという悪しき因習が根を張っている。
人に友好的な妖や妖印を刻まれた人間ですらも穢れているとして差別の対象にされており、物語の主人公である菜々緒もこの差別によって「傷モノ」として迫害を受けていた。
菜々緒が白蓮寺家で受けてきた仕打ちを知った翠天宮家の当主で医者でもある翠天宮英世からは「迷信を信じる時代遅れ」と軽蔑されている。
奇しくも内部の実態は某呪術漫画に登場するとある一族と似ている。
また野心的でもあり、他の陰陽家よりも上手く立ち回るために嫁がせた一族の女性に諜報活動をさせて嫁ぎ先である家の内部情報を得ている。
そのため、菜々緒を娶った紅椿夜行に対して「白蓮寺家の花嫁に気をつけろ」と親友である翠天宮幸臣は忠告していた。
関係者
主人公
- 白蓮寺菜々緒(分家出身)
白蓮寺本家
他家の血縁者
迎えた末路(ネタバレ注意)
菜々緒を「傷モノ」として、虐げていたことで夜行から一族もろとも、敵視されてしまう。
また菜々緒への異常な執着心、彼女を娶った夜行への嫉妬心から狂い暴走をした麗人と、一方的な逆恨みから浅ましい行動を起こした暁美の罪に連座する形で、陰陽五家から陰陽後八家の最下位に降格されることが決定された上に一族ごと、陰陽寮及び五家に昇格した藤堂家の厳しい監視下に置かれ、事実上の解体といえる状況での生活を余儀なくされるという悲惨な末路を迎えた。
(間者として他家に嫁いでいた女性たちの多くは離縁され里に戻されるはめになった。)
しかし、白蓮寺家の異常さは彼女にも、根強く遺伝している。
