人物
陰陽五家に属する一族である翠天宮家の子息。
現当主翠天宮英世は父親である。
陰陽寮八番隊隊長の藤堂マリアは叔母に当たる。
紅椿夜行の親友で彼と同じく陰陽寮にも勤めている。
人妻や年上の女性が好みでいつまで経っても妻を娶ろうしないことから父親の英世を困らせている。
物語冒頭では霊力が高い女性を妻に迎えるために探している夜行に対して霊力の高い女性が多い白蓮寺家に行くことを勧め、それと同時に妖に拐われて「傷モノ」となった少女の噂を話し、夜行と菜々緒が出会うきっかけを作った人物でもある。
夜行が菜々緒を妻として迎えた後に祝いの言葉を贈るが「白蓮寺家の女性には気をつけろ」と菜々緒のことを警戒し、意味ありげなことを忠告している。
忠告の真意(ネタバレ注意!)
忠告したのは、白蓮寺家が他家に嫁がせた一族の娘を使い、嫁ぎ先の家の情報を流させるなど、諜報活動をさせていたからである。
親友である、夜行を思ってでの忠告であり、悪意はない。
白蓮寺家への処遇が決まった際には、夜行と菜々緒に報告しに行き、一族の末路を聞かされた菜々緒に対して気にすることはないと気遣っている。
また、今回の件を受けて夜行に対して菜々緒に護身術を教えるべきだと提案し、さらに叔母である藤堂マリアが菜々緒に興味を持っていることを伝えている。