綾小路香代
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あやのこうじかよ
小説、漫画「傷モノの花嫁」の登場人物。
綾小路家の伯爵夫人。
斎園寺しのぶと綾小路真澄の祖母であり、社交界に大きな影響力を持っている。
白蓮寺家の血を引きながらも慈悲深い人柄をしている。(だが、孫のしのぶからは厳しいと評されて苦手意識を持たれているのと同時に伯爵夫人の地位であることから格下として見下されている。)
夜会で妖が出現した騒動で妖に足首を捕まれて転倒してしまったことで皇都の病院に入院していた。
院内を歩き回っていたところで転倒した際に白蓮寺菜々緒に介抱されたことがきっかけで彼女を気に入る。
菜々緒が自己紹介をした際に白蓮寺の苗字を名乗ることに躊躇し、名前しか明かしていなかったが菜々緒が白蓮寺家出身で夜行に嫁いだ女性であることを見抜いた。
(菜々緒は先ほどまでしのぶから自分の出身である白蓮寺家を落ちぶれた家として馬鹿にされて傷つけられていたことから苗字を名乗ることに躊躇したと思われる。)
見抜いた上で自分の母親が白蓮家出身でその母から白蓮家の料理を教わっていたことを明かし、菜々緒に親しみを感じる。
菜々緒を「傷モノ」として差別せず、孫の真澄とともに彼女の人柄の良さに感銘を受けている。
その後、しのぶの策略によって書かれた嘘の新聞が出回ると真澄とともに茶会の会場に押し入り、しのぶの愚かな行為を「痛々しい」と非難し、夜行を諦めるように促した。
しかし、しのぶが開き直って菜々緒のことを愚弄した際には怒りを見せ、しのぶに対して「紅椿家に相応しくない」と断言した上で彼女の自己中心的な人間性を人々の前で糾弾した。
(この際に菜々緒が夜行の正妻であるのと同時に「傷モノ」であることも公然となってしまうが上記してある通り社交界で影響力が強い彼女の一声によって社交界からは認められたと言っても過言ではない。)
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