ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

CV戸松遥

人物編集

菜々緒の一つ年上の従姉妹。(19歳)

菜々緒が猩猩によって額に傷を付けられてしまい「傷モノ」となったことで次期当主である白蓮寺麗人との婚約が破棄されると新たな婚約者として立てられた後に正妻となった。





作中での行動編集

お淑やかに振る舞っているが本性は自己中心的で悪逆非道である。

落ちぶれた菜々緒を蔑み、次期当主の正妻で「村の中で唯一の美人」と評されている自分自身に自惚れている。

(「美人」と言われているが菜々緒は夜行に見初められるまでの四年間も猿面を着けることを強いられていた上に一族の扱いどころか奴隷同然の扱いをされていた状況から菜々緒を含めた評価ではない可能性が高く、菜々緒の猿面が外れた時に素顔を見た麗人が四年間で美しく成長したことに動揺するほどの美貌であったことから残念ながら暁美への評価は当てに出来るものではない…。)


癇癪持ちであり、菜々緒に難癖をつけては憂さ晴らしやのちの後述にての個人的な恨みがましく暴力を振るう。

なお、当の本人は麗人たちに傷モノにされ従姉妹だから同情して屋敷で働かせているのにも関わらず約束を破ったから折檻をしたなどの散々な言い訳をしていた。

(作中内では菜々緒の背中には無数の彼女から受けた折檻の傷が残っている。特に、暁美が与えた暴力が一番酷く、**棒切れで殴る、素足で蹴とばす、何度も菜々緒に罵声を浴びせながら蹴りつける**など、生傷が絶えないことが多く精神的にも菜々緒に対し序列の立場で優越な立場だと見せびらかせたり、機嫌がすこぶる悪くなると漫画版では爪を噛む癖がある**、**何度も「猿臭い」、「傷モノになった菜々緒は死んだと同然」だと、何かにつけて菜々緒の精神を病ませる。)


人一倍、悪知恵が働くという一面があり、妻の仕事である料理を霊力が高い菜々緒に作らせて自分の手柄にしていた。


菜々緒が、五家の中で序列最上位に位置する紅椿家の当主である紅椿夜行に娶られると激しい嫉妬心から逆恨みをするようになる。
















暴走から破滅へ(ネタバレ注意)編集


「どうしてまだ菜々緒を比べられなきゃいけないのよ!」


皇都で再会した際にも、相変わらず精神的に追い詰めて自身の精神を安定させるなど、憂さ晴らしをしていたが菜々緒への想いや夜行への嫉妬心で狂い始めた麗人に「娘の琴美を乳母に任せっきりで自分で世話をしようとしない」「使用人に強く当たっていた」「料理を作ることを菜々緒に強いてその手柄を自分のものしていた」などの数々の悪事を知られたことで妻としての立場を軽んじたことから「側室」に降格されることを告げられてしまう。


そして、己の立場への危機感を持ち、菜々緒への一方的な逆恨みから、紅椿家の屋敷内にうまく上がり込んだ。

大量の麻袋を、琴美のように見せかけ、親子共々麗人に追い出されたと泣き落としを使って慈悲深い性格の菜々緒を騙す形で誘い込んだ。


夜行の式神である後鬼に対しても、暴言を浴びせ奥へと下がらせ、その行動に咎めた菜々緒にも「所詮椿鬼に捧げるための血袋のくせに」といつものように菜々緒を精神的に追い込ませるなど好き放題をしていた。


その際、夜行が帰宅した時には、猫かぶりを披露し、「白蓮寺家から追い出された助けてほしい」と、夜行に縋りつきその原因は菜々緒のせいだと嘘を吐く、当然夜行は嘘だと見抜き追い出そうとするが、何とか粘り続ける。


菜々緒よりも自分の方が優れ、気に入ってもらえるように「正妻」として娶ってほしいと夜行にすり寄り、更に自分には霊力があり、跡継ぎを作る体は優秀だからもし結婚してくれるなら夜行の子供を産んでもいいと宣言するなど救いようもない浅ましい行動を躊躇いもなく散々起こす。


しかし、そのような行動を、夜行に鼻で笑われ「性悪女」と見下され、菜々緒からは「白蓮寺を追い出された今の貴方は何もない」と反論を受けると早速化けの皮が剥がれ自分よりも幸せになろうとしている菜々緒と夜行の仲を引き裂こうとしたと勝ち誇る顔で白状するが、夜行から簪を見せられ、傷モノにした犯人を捜しているとの会話にて暁美は徐々に余裕が無くなり次第に夜行の口車に引っ掛かったことから暁美が「犯人」であることが公になる。


年下で非力で鈍間と、内心馬鹿にしていた、菜々緒が自分よりも霊力が高く、そして、片思いしていた麗人から寵愛される姿に、暁美は美しく一番である自分より幸せになろうとする菜々緒に対し激しく腹を立て、彼女が麗人から貰った簪を盗み結界外に捨て傷モノとさせれば自分が麗人と結婚し本家で贅沢三昧を謳歌できるといった極悪非道な計画を思いつき、まんまとハマった菜々緒は4年間の地獄とも言える迫害の日々を受ける羽目になった張本人であることを夜行から暴露された。


菜々緒の目の前で、悪行を知られたことに激昂し、自分が幸せになれなかったのは菜々緒のせいだと喚き散らし、簪を掴み取り再び暴行を加えようとするがすんでの所で夜行が止め、切り殺されそうになるが、事件の真相を知った紅椿夜一郎と彼の側近である妖が現れ、「結界外に人を誘い込んだことは例え子供のいたずらでも済まされない。」という罪状で独房に収監された。


その後、面会しに来た他家に嫁いだ白蓮寺家の女性に一族の末路を知らされるのと同時に落ちぶれた姿を笑われている。

(小説版では、いつまでも独房に収監されており、保釈金が払えてない様子から親からも見放されている模様。漫画版では厳罰の代わりに釈放されるが琴美を取り上げられ、自身は村から強制的に追い出される形で追放されている。だが、どちらに対しても、負け犬の遠吠えのように周囲や菜々緒に対しても呪いの言葉を叫んでいた。


紅椿家の当主の花嫁を過去に追い落としたうえに、また次期当主の「正妻」という立場を脅かそうとしたという罪は大きく、麗人と同じく白蓮寺家の没落及び解体を招いてしまった。










白蓮寺麗人との関係編集

一言で言えばお互いの利益のために結婚した仲。

麗人にとっての暁美は「飯が美味いから」と言った理由で娶ったことと後は世継ぎを産む道具だけしか思ってない。だが実際夫婦関係は微妙であり、麗人は正妻として暁美を迎えたが菜々緒に傾倒していくことによって、暁美への扱いがさらにぞんざいになっていくことからうわべだけの夫として振舞っていただけであり、暁美に対しては本気で愛情はなかった。

また暁美も麗人はただの白蓮寺の地位、そして白蓮寺の次期当主と村一番の自分と釣り合うのだという私利私欲であり、自分を甘やかしてくれる男だと思っていたが菜々緒に再び恋情を抱く麗人を見て愛情と言うより麗人の立場にみっともなくしがみついているようにしか見えない。

なお、娘の琴美に対しても麗人は霊力が低かったことから暁美に怒鳴りつけるなど道具しかないと描写されている。一方の暁美も、琴美の面倒を乳母や使用人にまかっせきりでありのちにその態度も麗人から咎められているが、琴美の親権が麗人の方に渡ることでショックを受け、少なからずも愛情をあったか、または自分が何者にでもなくなることへの恐怖から来るものかわからない。(ただ、漫画版では琴美を一生冷遇するつもりだと怒りを震わせていた描写があった。)

終盤では、菜々緒を陥れようとした暁美と菜々緒を取り戻そうとした麗人どちらも失敗し、牢獄で互いに酷い罵り合いをしていたことから己の欲望と利益のために結婚したとしか言わざるを得ない関係だったと原作ではどちらの視点でも互いの胸の内が描写されていた。











関連タグ編集

傷モノの花嫁

悪役令嬢

関連記事

親記事

傷モノの花嫁 きずもののはなよめ

兄弟記事

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました