概要
ザフトが保有する戦略兵器で、強力なEMP(Electo Magnetic Pulse=電磁衝撃波)を発生させ、電子機器を破壊する。
宇宙でしか製造できない特殊な圧電素子を周囲に設置した点火装置(イグナイター)によって急激に爆破する事で強力なEMPを発する事が可能となる。外部から点火装置の組み立て設置と暗証番号の入力が必要な事から、モビルスーツとの運用が前提とされている。
作中では地球連合アラスカ基地におけるサイクロプス使用に対する報復兼兵力増強のためにC.E.71年5月25日のパナマ攻略戦にて使用。
EMP対策が施されていなかった地球連合製のモビルスーツは次々と電子機器を破壊され、機能を停止。パナマ基地にあったマスドライバーもEMPに対し無防備であったため超伝導体レールが磁場に耐えられず破壊されている(本来、マスドライバーはザフトにとっても貴重な施設だが、アラスカ戦での敗退によって大きなダメージを負っていたためにパナマを占領し続ける戦力が残されていなかった事が、本装備によるマスドライバー破壊に踏み切った要因とされる)。
地球連合軍の施設には、EMP対策が施されていたがグングニールの電磁衝撃波が強力過ぎたために対抗しきれず使用不能となり廃棄。結果、パナマ基地は陥落した。
ザフト側の兵士は降伏した連合軍兵士を先のサイクロプス使用も相まって、「ナチュラルの捕虜なんかいるかよ」とばかりに次々と虐殺していった。