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ハビ貴鬼の編集履歴

2023-04-20 02:42:43 バージョン

ハビ貴鬼

はびきき

聖闘士星矢Ωのハービンジャー×貴鬼のカップリング。腐向け。

ハービンジャー×貴鬼のカップリング。腐向け。


代々牡羊座と牡牛座の黄金聖闘士は仲の良さそうな描写があったが、今作では37話にて会話シーンが実現。貴鬼をハービンジャーが手助けしようとするという、立場の差からの険悪ムードもなく朗らかな雰囲気で安定ぶりを見せた。


 ハービンジャーは「二十歳前後まで一般社会で成長したのち、イオニアに見出されて聖闘士になった」という、聖闘士星矢の世界では異色の経歴を持つ青年であり、対する貴鬼は八歳当時にはすでに先代牡羊座の黄金聖闘士ムウの弟子となっていて、ほぼ聖闘士の世界しか知らずに育ち、長じてのちは師の後を継いで黄金聖闘士兼聖衣の修復士になったという、アテナ陣営生え抜きのサラブレッドとして育っている。

 生育した環境も、ハービンジャーは大都会のダウンタウン育ち。貴鬼は外部の人間はほぼ訪れないチベット辺境のジャミールの出身で、おそらく互いに聖闘士にならなければ出会うことすらなかったであろうほど接点がないふたりである。

 しかし、どういう経緯があったのかは描かれていないが、ハービンジャーと貴鬼はマルスの十二宮に馳せ参じる前から互いに知り合い、ある程度は交流があったらしいことが、37話の会話からわかる。貴鬼はマルス侵攻後のある時期以降、弟子の羅喜を連れて逃亡生活を送っていたことが17話で示唆されており、その時期にイオニアの手先として追跡に当たっていたのがハービンジャーだったのではないか、というのが、このCPの書き手の間での一般的な設定となっている。

 ただその場合でも、ハービンジャーは聖闘士としての師であるイオニアにも、主君であるマルスにもほぼ忠誠心を持っておらず、貴鬼の追跡任務を任されていたとしても、どの程度真面目にやっていたか非常に疑わしい。また貴鬼は、マルス・アテナ両陣営にとって大変貴重な聖衣の修復士であり、仮にハービンジャーに補足されたのだとしても、それほど手荒な扱いはされなかったと思われる。追跡者と逃亡者の関係が、何らかのきっかけで平穏な知人関係になった可能性は大いに考えられる。

 得てして生まれ育ちのかけ離れた者同士こそ、互いに強く惹かれ合う、というベタ展開のCPである。


 第二期が始まると、ハービンジャーは正式にアテナ配下の黄金聖闘士となっており、貴鬼とも同僚の関係に落ち着いている。

 マルスからアテナに鞍替えしたのちも、仕える神に対する忠誠心は相変わらず薄く、アテナである沙織に対しても不遜で、平気で罵詈雑言を浴びせるなど態度の悪さが目につくが、当のアテナならびに黄金聖闘士仲間の貴鬼・フドウ・星矢・インテグラ・玄武らからは、すでに不思議なほど篤い信頼を寄せられている(謹厳な玄武だけは、態度の悪さに苦言を呈しているが)。

 ハービンジャー本人にもその理由は謎だったらしいのだが、82話で星矢ならびに貴鬼がそろって「お前は口で言うほど悪いやつじゃない」と明言しており、パラス戦役開始以前の段階で、すでに黄金聖闘士は全員(と言ってもこの時点ではハービンジャー含め5名しかいないのだが)そういう共通認識を持っていたようである。推測だが、アテナの復活と陣営再建に際して、以前からの知り合いである貴鬼が、「本当はいい奴なんです!」とか何とか、熱心に弁護したのではないかと思われる。(アテナ陣営のサラブレッドたる貴鬼の意見は、おそらく重く用いられただろう)

 ちなみに同じ82話には、貴鬼がハービンジャーに対して「幼い頃からわたしは星矢に憧れていた。今こうして共に戦えることが誇らしい」と語っており、それを聞いたハービンジャーがめちゃくちゃ面白くなさそうな顔をする場面がある。貴鬼が言う「憧れ」は、あくまで聖闘士としての怖れを知らない戦いぶりに対してのものなのだが、ハービンジャーはそうは受け取らなかったようで、「お前らの昔話なんか聞いてねぇ」と拗ねたようなそぶりを見せる。


 激闘の末、アテナ陣営はついに勝利をおさめるが、マルス戦役からの連戦で本拠地の聖域は荒れ放題になっており、これから先長い復興事業に取り組まなくてはならないことは明白だった。そんな中、ハービンジャーは何と教皇に選出される。

 教皇はアテナの権力代行者のような立場で、アテナ不在の時代には、地上のほぼすべての権力を一手に握ることができ、しかも寿命も二百数十年は続くというとんでもない地位である。それゆえか、歴代の教皇には権力の魔力に狂わされて非道に走った人物も多く、また教皇の地位を手に入れたがる野心家がアテナ陣営の命運そのものを傾けたことも何度もあって、いつの時代も人選に苦慮する存在である。

 一般的に誰を次の世代の教皇に据えるかは、先代の教皇による指名で決まるのだが、パラス戦役が起こった時期はいろいろあって教皇不在で空位のままにされていたため、例外的に黄金聖闘士全員からの推薦にアテナが許可を与える形でハービンジャーが選出されたようである。そしてその理由として貴鬼は「(教皇のような難しい地位には)お前のような野心のない清廉な人物がふさわしいから」と述べている。

 うまいこと言って面倒な地位を押しつけたような気配がないではないのだが、ここでも貴鬼のハービンジャーという男に対する好意的な認識が露わになっている。絶対に変な野心に取り付かれて間違ったことをしでかすような男ではないと信じていて、アテナや同僚たちにも常日頃からそう説いているのである。ナチュラルなノロケではないかな、これはと全員が思ったに違いない。

 ちなみに貴鬼が教皇の地位を辞退した理由は「修復士の仕事が忙しいから」なので、今後の聖域は教皇ハービンジャーと修復士兼牡羊座黄金聖闘士の貴鬼が車の両輪として回していくものと思われる。この復興期の聖域を舞台にした作品も多い。

 どうかお幸せに!


関連イラスト

ハビ貴鬼のすゝめハビ貴鬼とっても幸せ~~

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