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ローマ数字の編集履歴

2023-05-28 14:39:11 バージョン

ローマ数字

ろーますうじ

ⅠⅡⅢⅣⅤ…という表記の数字。一度は目にしたことがあるだろう。

概要

ヨーロッパを中心に使用されていた数字。ナンバリングはいずれもアルファベット(ラテン文字)に似た数字を使い表記する。

ローマ数字にはゼロが無く、1から順番に


  • 1 = Ⅰ
  • 2 = Ⅱ
  • 3 = Ⅲ

と表記し、次の文字に変わる一歩前であれば、次の文字の左に元の文字を付ける。つまり


  • 4 = Ⅴ-Ⅰ = Ⅳ
  • 5 = Ⅴ

となる。6~8は足し算の様にⅤにⅠ~Ⅲを付けたものとなる。


  • 6 = Ⅴ+Ⅰ = Ⅵ
  • 7 = Ⅴ+Ⅱ = Ⅶ
  • 8 = Ⅴ+Ⅲ = Ⅷ

9の場合、次の桁の数字(10=Ⅹ)の左に元の桁の最初の数字(1桁の場合Ⅰ)を付ける。


  • 9 = Ⅹ-Ⅰ = Ⅸ
  • 10 = Ⅹ

11~19はやはり足し算の様にⅩ+Ⅰ~Ⅸとなり、20は〷となる。21~39も同様のシステム。40は50を表すⅬの左にⅩを付けた


  • 40 = Ⅼ(50)-Ⅹ(10) = XL

となる。41以降はそれまで同様XLにⅠ~Ⅸを付けた物となる。


もう面倒なので100以上は各節目ごとの数のみ書くものとする。


  • 100 = Ⅽ
  • 500 = Ⅾ
  • 1000 = Ⅿ

ローマ数字は多くなるにつれ長ったらしくなり、「千」以上の文字がない※ため3999(MMMCMXCIX)までしか表記できない。

そのため現在では12345…表記のアラビア数字を使うのが一般的である。


なお、時計に関してはⅣとⅥの区別が困難ということで例外的にIIIIという表記が取られている。


※あくまで現在一般的に用いられる範囲での話であり、二重円や三重円に縦棒を引いた形を10000、100000とし、縦棒の右側のみの半円部分だけで5000、50000とする表記法も実は存在する(1000をMの代わりに円+縦棒という文字で表す場合もある)。

これよりも簡単な表記法として、上に線を引く事で1000倍、2本で100万倍の数を表す方法もあり、この場合はMまでの文字だけでも40億未満までは表現可能である。


Unicodeでは「1~12に対応した文字」および「50・100・500・1000」が存在する。

ClassicMacOSでは「13・14・15に対応した文字」も存在したが、Unicodeには登録されず、今ではmacOSでも変換で出すことは不可能になった。Windowsを含め、一部アプリでは特定のグリフ表示によって出そうと思えば出せるが、ネット環境にこれらの文字を表示させることは原則できないと考えていい。

関連項目

数学 算数 漢数字

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